韓国シリーズとは? わかりやすく解説

韓国シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/13 15:42 UTC 版)

韓国シリーズ(かんこくシリーズ、: 한국시리즈: Korean Series)は、韓国プロ野球KBOリーグの最終的な優勝球団を決定するために2つのチームが対戦する一連の野球の試合である。つまり、最終的な勝利を手にするには韓国シリーズに進出する必要があり、このように進出した二球団がお互いに相手して最終的な勝負するシステムである。現在の制度上では、韓国シリーズに進出するために次の2つの条件のいずれかを満たす必要がある。一つはポストシーズンのプレーオフで勝利することであり、もう一つはレギュラーシーズンで1位通過することである。

大会概要

韓国プロ野球所属のチームがレギュラーシーズンを終えた後、1位で通過したチームとプレーオフで勝利したチームが7戦4先勝制の試合を行い、優勝チームを決める。1982年から開始された。

なお試合開催球場については、日本シリーズワールドシリーズのように進出した2チームそれぞれの本拠地だけで行うという方式である場合と、収容能力によって上記2球場+第5試合以後、ソウル特別市蚕室野球場でのセントラル開催となる場合とがあるが、2016年度からは前者のみとなる(詳しくはKBOリーグ#ポストシーズンの開催球場にも詳述)

1982年 - 1984年
  • 前・後期各40試合ずつ行われ、各期の1位チームが韓国シリーズを行う。同一チームの場合は韓国シリーズは行わず、そのチームが当該年度の優勝チームとなる。
  • 1983年までは第1戦を前期リーグ1位チームのホームスタジアム、第2戦を後期リーグ1位チームのホームスタジアム、残りの試合をソウルで行った。
  • 1984年からは第1、2戦を前期リーグ1位チームのホーム球場、3、4戦を後期リーグ1位チームのホーム球場、残りの試合をソウルで行った。
1985年

(基本パターン)

  • 前・後期リーグ優勝チームと前・後期総合勝率1位チームがそれぞれ異なる場合は、前・後期優勝チーム同士で5戦3勝制のプレーオフを行い、その勝利チームが総合勝率1位チームと韓国シリーズを行う。
プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 前期1位チーム  
(7戦4勝制)
 後期1位チーム  
 Aの勝者  
 年間勝率1位チーム  
 
   
    
    

(特殊パターン)

  • 前・後期リーグ優勝チームのいずれかが前·後期統合勝率1位であり、他のチームが2位であれば、プレーオフを行わずに前期リーグ優勝チームと後期リーグ優勝チームが韓国シリーズを行う。
  • 前・後期リーグ優勝チームのいずれかが前·後期統合勝率1位であり、他のチームが3位以下であれば、統合勝率が低いチームが統合勝率2位のチームとプレーオフを行い、その勝利チームと前·後期の統合勝率1位のチームが韓国シリーズを行う。
プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 年間総合勝率2位チーム  
(7戦4勝制)
 ステージ1位で勝率の低いチーム  
 Aの勝者  
 ステージ1位で勝率の高いチーム  
 
   
    
    
  • 1つのチームが前・後期リーグ完全優勝を果たした場合、韓国シリーズは行われず、チームをその年の優勝チームとして定める。
1986年 - 1988年

(基本パターン)

プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(5戦3勝制)
 前期1位チーム  
(7戦4勝制)
 後期2位チーム  
 Aの勝者  
B(5戦3勝制)
 Bの勝者  
 後期1位チーム  
 前期2位チーム    
    
    
  • 前・後期1、2位のチームがたすけがき方式でプレーオフを行った後、各勝利チーム同士の韓国シリーズを行う。
    • 1チームが前・後期ともに2位以内に入っている場合は、そのチームは自動的に韓国シリーズ進出で、残りの2つのチームでプレーオフを行い、もう1つのシリーズ進出枠を争う。
    • 同じ二つのチームが前・後期リーグで1位と2位を占めた場合、プレーオフ無しで韓国シリーズを行う。特定のチームが前・後期リーグの両方を1位で終了しても関係ない。
1989年 - 1992年

(基本パターン 以後1999・2000年を除き2014年まではこのパターンに準じる 韓国シリーズ以外の試合・勝ち抜け数は本文参照)

準プレーオフ(1回戦) プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
                   
A
 勝率4位チーム  
B
 勝率3位チーム  
 Aの勝者  
 勝率2位チーム
 
(7戦4勝制)
 
 Bの勝者  
 勝率1位チーム  
 
 
 
 
   
      
      
  • レギュラーシーズン3位・4位のチームが3戦2先勝制の準プレーオフを行い、その勝利チームがレギュラーシーズン2位のチームと5戦3先勝制のプレーオフを行う。プレーオフの勝者がレギュラーシーズン1位のチームと韓国シリーズを行う。
1993年 - 1998年
  • 準プレーオフが行われる場合は1989年体制と同じだが、レギュラーシーズン3位・4位のチーム間の直接のゲーム差が3ゲーム差以内である場合のみに準プレーオフを行う。
  • 準プレーオフが行われない場合はプレーオフを7戦4勝制で進行する。
1999年 - 2000年

(基本パターン すべて7戦4勝制)

プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A
 ドリームリーグ1位  
0
 マジックリーグ2位  
 Aの勝者  
B
 Bの勝者  
 マジックリーグ1位  
 ドリームリーグ2位    
    
    
  • ドリームリーグ·マジックリーグの2リーグ制で試合を運営することにより、各リーグの1位チームが相手リーグの2位チームと7戦4先勝制のプレーオフを経て、勝利チームが韓国シリーズに上がる。

(特殊パターン)

  • どちらかのリーグの3位チームの勝率が他のリーグ2位のチームよりも高い場合は3戦2先勝制の準プレーオフを行い、その勝者は3位のチーム所属リーグの1位チームとプレーオフを行う。
2001年
  • 単一のリーグに還元されることによってレギュラーシーズン3位・4位のチームがゲーム差にかかわらず、3戦2先勝制の準プレーオフを経て勝利チームがプレーオフに上がって、ペナントレース2位のチームと5戦3先勝制のプレーオフに臨む。プレーオフの勝者が韓国シリーズに上がることになる。
  • 韓国シリーズの第1・2戦は、1位チームのホーム球場、第3.4戦は、プレーオフの勝利チームのホーム球場、第5・6・7戦はソウル特別市の蚕室球場で開かれる。
2002年 - 2004年
  • 2001年の規定と同じであるが、一方のチームが蚕室球場を本拠地とする2チームのうちのいずれかで、もう一方が3万人以上の収容規模のホーム球場である場合、および双方とも3万人以上収容球場を本拠とするソウル以外のチーム同士で競うことになる場合には、第1・2・6・7戦はペナントレースの勝率が高いチームのホームスタジアム、3・4・5戦は勝率が低いチームのホーム球場で開かれる。
2005年
  • 準プレーオフの試合数を3戦2勝制から5戦3先勝制に増やした。
2006年 - 2007年
  • 準プレーオフは3戦2勝制に戻された。
2008年
  • 準プレーオフの試合数を3試合から5試合に、プレーオフの試合数を5試合から7試合に伸ばし、それぞれ3勝、または4勝を先に収めるチームは、次のステップに進むことになる。
2009年
  • プレーオフは5戦3先勝制に戻された。
2010年-2014年
  • 地方球場の韓国シリーズ開催の資格スタンドベースが3万人から2万5千人に変更された。ただし、LGツインズ斗山ベアーズのどちらかがプレーオフを経て韓国シリーズへ進出した時は第1・2・6・7戦は地方球場で、第3・4・5戦は蚕室野球場で開催される。同じソウルを本拠とするネクセン・ヒーローズが進出した場合は木洞野球場が3万人未満なので、この場合の球場は2001年の項に記した方式に準じる形となる。
2015年
  • ポストシーズンが決勝の韓国シリーズを含め4段階に拡大された。
プレーオフワイルドカード代表決定戦(1回戦) 準プレーオフ(2回戦) プレーオフ(準決勝) 韓国シリーズ(決勝)
A(アドバンテージ付き2戦2勝制)
 勝率5位チーム  
B(5戦3勝制)
 勝率4位チーム  
 Aの勝者  
 勝率3位チーム
 
C(5戦3勝制)
 
 Bの勝者  
 勝率2位チーム  
 
 
 
   
 
D(7戦4勝制)
 
 Cの勝者  
 勝率1位チーム  
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      
      

ポストシーズンへはレギュラーシーズン5位までのチームが出場でき、まず1回戦「ワイルドカード代表決定戦」で勝率4位と5位のチームが2戦2勝制で行うが、4位のチームに1勝分のアドバンテージをあらかじめ与えることにし、第1戦で5位チームが勝利し、かつ第2戦引き分けにより1勝1敗1引き分けとなった場合、もしくは第1戦で4位チームが勝利するか、引き分けとなった場合(この場合は第2戦を行わない)は4位チームの勝ち抜けとみなし、3位チームとの準プレーオフを行う。以後は2014年度までと同じだが、準プレーオフ(2回戦)、プレーオフ(準決勝)までは5戦3勝制、決勝戦の韓国シリーズのみ7戦4勝制(準プレーオフ以後はアドバンテージなし)とする。[1]

2016年-
  • ポストシーズンの優勝決定制度自体は2015年と同じだが、韓国シリーズでの蚕室野球場での中立地開催が廃止される。

シリーズ年度別結果

  • 星取表は勝利チームから見た結果。○は勝利、●は敗戦、△は引き分け。
勝利チーム 優勝回数 成績 星取表 相手チーム 最優秀選手
1 1982年 OBベアーズ 初優勝 4勝1敗1分け △●○○○○ サムスン・ライオンズ 金裕東(キム・ユドン、外)
2 1983年 ヘテ・タイガース 初優勝 4勝1分け ○○○△○ MBC青龍 金奉淵(キム・ボンヨン、指)
3 1984年 ロッテ・ジャイアンツ 初優勝 4勝3敗 ○●○●●○○ サムスン・ライオンズ 柳斗烈(ユ・ドゥヨル、外)
4 1985年 サムスン・ライオンズの前・後期統合優勝のため未開催。サムスンの初優勝。
5 1986年 ヘテ・タイガース 3年ぶり2度目 4勝1敗 ○●○○○ サムスン・ライオンズ 金正洙(キム・ジョンス、投)
6 1987年 ヘテ・タイガース 2年連続3度目 4勝0敗 ○○○○ サムスン・ライオンズ 金準桓(キム・ジュンファン、外)
7 1988年 ヘテ・タイガース 3年連続4度目 4勝2敗 ○○○●●○ ビングレ・イーグルス 文煕秀(ムン・ヒス、投)
8 1989年 ヘテ・タイガース 4年連続5度目 4勝1敗 ●○○○○ ビングレ・イーグルス 朴哲祐(パク・チョル、指)
9 1990年 LGツインズ 初優勝 4勝0敗 ○○○○ サムスン・ライオンズ 金龍洙(キム・ヨンス、投)
10 1991年 ヘテ・タイガース 2年ぶり6度目 4勝0敗 ○○○○ ビングレ・イーグルス 張彩根(チャン・チェグン、捕)
11 1992年 ロッテ・ジャイアンツ 8年ぶり2度目 4勝1敗 ○○●○○ ビングレ・イーグルス 朴東煕(パク・ドンヒ、投)
12 1993年 ヘテ・タイガース 2年ぶり7度目 4勝2敗1分け ○●△●○○○ サムスン・ライオンズ 李鍾範(イ・ジョンボム、遊)
13 1994年 LGツインズ 4年ぶり2度目 4勝0敗 ○○○○ 太平洋ドルフィンス 金龍洙(投)
14 1995年 OBベアーズ 13年ぶり2度目 4勝3敗 ●○○●●○○ ロッテ・ジャイアンツ 金敏浩(キム・ミンホ、遊)
15 1996年 ヘテ・タイガース 3年ぶり8度目 4勝2敗 ○●○●○○ 現代ユニコーンズ 李強喆(イ・ガンチョル、投)
16 1997年 ヘテ・タイガース 2年連続9度目 4勝1敗 ○●○○○ LGツインズ 李鍾範(遊)
17 1998年 現代ユニコーンズ 初優勝 4勝2敗 ○○●○●○ LGツインズ 鄭珉台(チョン・ミンテ、投)
18 1999年 ハンファ・イーグルス 初優勝 4勝1敗 ○○●○○ ロッテ・ジャイアンツ 具臺晟(ク・デソン、投)
19 2000年 現代ユニコーンズ 2年ぶり2度目 4勝3敗 ○○○●●●○ 斗山ベアーズ トム・クィンラン(三)
20 2001年 斗山ベアーズ 6年ぶり3度目 4勝2敗 ●○○○●○ サムスン・ライオンズ タイロン・ウッズ(指)
21 2002年 サムスン・ライオンズ 17年ぶり2度目 4勝2敗 ○●○○●○ LGツインズ 馬海泳(マ・ヘヨン、指)
22 2003年 現代ユニコーンズ 3年ぶり3度目 4勝3敗 ○●●○○●○ SKワイバーンズ 鄭珉台(投)
23 2004年 現代ユニコーンズ 2年連続4度目 4勝2敗3分け ○△●△○●△○○ サムスン・ライオンズ 趙容浚(チョ・ヨンジュン、投)
24 2005年 サムスン・ライオンズ 3年ぶり3度目 4勝0敗 ○○○○ 斗山ベアーズ 呉昇桓(オ・スンファン、投)
25 2006年 サムスン・ライオンズ 2年連続4度目 4勝1敗1分け ○●○○△○ ハンファ・イーグルス 朴鎮萬(パク・チンマン、遊)
26 2007年 SKワイバーンズ 初優勝 4勝2敗 ●●○○○○ 斗山ベアーズ 金宰炫(キム・ジェヒョン、指)
27 2008年 SKワイバーンズ 2年連続2度目 4勝1敗 ●○○○○ 斗山ベアーズ 崔廷(チェ・ジョン、三)
28 2009年 起亜タイガース 12年ぶり10度目 4勝3敗 ○○●●○●○ SKワイバーンズ 羅志完(ナ・ジワン、外)
29 2010年 SKワイバーンズ 2年ぶり3度目 4勝0敗 ○○○○ サムスン・ライオンズ 朴正権(パク・チョングォン、一)
30 2011年 サムスン・ライオンズ 5年ぶり5度目 4勝1敗 ○○●○○ SKワイバーンズ 呉昇桓(オ・スンファン、投)
31 2012年 サムスン・ライオンズ 2年連続6度目 4勝2敗 ○○●●○○ SKワイバーンズ 李承燁(イ・スンヨプ、一)
32 2013年 サムスン・ライオンズ 3年連続7度目 4勝3敗 ●●○●○○○ 斗山ベアーズ 朴漢伊(パク・ハニ、外)
33 2014年 サムスン・ライオンズ 4年連続8度目 4勝2敗 ●○○●○○ ネクセン・ヒーローズ ヤマイコ・ナバーロ (二)
34 2015年 斗山ベアーズ 14年ぶり4度目 4勝1敗 ●○○○○ サムスン・ライオンズ 鄭秀彬(チョン・スビン、外)
35 2016年 斗山ベアーズ 2年連続5度目 4勝0敗 ○○○○ NCダイノス 梁義智(ヤン・ウィジ、捕)
36 2017年 起亜タイガース 9年ぶり11度目 4勝1敗 ●○○○○ 斗山ベアーズ 梁玹種(ヤン・ヒョンジョン、投)
37 2018年 SKワイバーンズ 8年ぶり4度目 4勝2敗 ○●○●○○ 斗山ベアーズ 韓東旻(ハン・ドンミン、外)
38 2019年 斗山ベアーズ 3年ぶり6度目 4勝0敗 ○○○○ キウム・ヒーローズ 呉在一(オ・ジェイル、一)
39 2020年 NCダイノス 初優勝 4勝2敗 ○●●○○○ 斗山ベアーズ 梁義智(ヤン・ウィジ、捕)
40 2021年 KTウィズ 初優勝 4勝0敗 ○○○○ 斗山ベアーズ 朴慶洙(パク・ギョンス、二)
41 2022年 SSGランダース 4年ぶり5度目 4勝2敗 ●○○●○○ キウム・ヒーローズ 金江珉(キム・ガンミン、外)
42 2023年 LGツインズ 29年ぶり3度目 4勝1敗 ●○○○○ KTウィズ 呉智煥(オ・ジファン、外)

脚注


韓国シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 05:41 UTC 版)

1999年の韓国シリーズ」の記事における「韓国シリーズ」の解説

1992年の韓国シリーズ以来ハンファ・イーグルスロッテ・ジャイアンツの再対決となった同年シリーズだったが、今度対戦前回はまったく逆の展開を見せたハンファ公式戦勝率劣っていたが、マジックリーグ2位確定させた公式戦終盤からチーム全体休息与えて全力温存し、プレイオフでも斗山ベアーズを4連勝一蹴。これで、プレイオフから韓国シリーズまでも中7日休み確保することができた。反面ロッテ公式戦終盤からし烈順位争いをして、プレイオフでも歴史の残る激戦すべての戦力注ぎ込んで、それから1日休んで韓国シリーズの臨む羽目になっていた。 プレイオフでの暴力事態で、ロッテ打線主軸であるフェリックス・ホセ出場問題になっていたが、この年韓国プロ野球さまざまな要因によって観客動員低迷人気チームであるロッテの韓国シリーズの出場でようやく掴め興行チャンス逃したくなかった韓国野球委員会ホセ10試合出場停止処分下し、その処分翌年シーズン開幕戦から効力発することで裁定下した。 しかし、このような韓国野球委員会配慮も、激戦につぐ激戦疲れきっていたロッテには大きな助けには成らなかった。後半戦から投打かみ合いバランスのとれた実質最強戦力持った上に十分休み取ったハンファ前に年間成績の関係でホームでの開幕もらったものの、ロッテはなす術がなかった。 第3戦を延長戦落としたのを除くと、シリーズ終始ハンファペース展開された。それでもロッテが第2戦から5戦まですべて1点ゲーム展開するなどで、疲れの中で健闘したといえばそれまでだが、その1点差守りきって勝利に結びつけたのはハンファの力といわざるを得ない展開だった。結局ハンファが第5戦の9回表張鍾熏チャン・ジョンフン)の決勝犠牲フライで4勝1敗で優勝確定させ、1990年前後最強戦力評され戦力をもってしてもできなかった悲願の初優勝果たした。これで、7年前のシリーズで、圧倒的に有利という前評判覆されロッテ負けた屈辱をまったく同じ形で返してリベンジにも成功したまた、ハンファイーグルス1984年ロッテジャイアンツ以来年間成績4位にあたる成績で韓国シリーズを制覇した二つ目チームになった

※この「韓国シリーズ」の解説は、「1999年の韓国シリーズ」の解説の一部です。
「韓国シリーズ」を含む「1999年の韓国シリーズ」の記事については、「1999年の韓国シリーズ」の概要を参照ください。


韓国シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/09 23:09 UTC 版)

2008年の韓国シリーズ」の記事における「韓国シリーズ」の解説

韓国シリーズまで試合から約3週が開いたSKワイバーンズは第1戦で金宰炫キム・ジェヒョン)のホームラン先制したが、先発したエース金廣鉉キム・グァンヒョン)の制球定まらず逆転負けした。しかし、試合後のインタービューで、SK金星根監督は第1戦は感覚取り戻すための試合敗戦計算の内であるかのようにほのめかした。第2戦以降SKは第4戦までブルペン陣を前面出して先発が4回以上を投げない小刻み継投策で、北京オリンピックスタメン野手を4人も擁していた斗山打線をかわす一方、5試合で3試合相手より少なヒット放ちながらも掴んだチャンス必ずものにする経済的な攻撃シリーズ有利に進ませた。 プレイオフ接戦の末、三星ライオンズを第6戦で下して上がった斗山は、長引いたプレイオフ体力消耗したのか、公式戦で滅多に見られなかった守備陣のエラー目に付き集中力落ちていた印象与えたまた、逆転チャンス併殺三振つぶしたり、バットに当った打球相手守備好守備に阻まれたりなどで残塁の山を築き拙攻目立ち2年連続優勝への挑戦失敗した。特に北京オリンピックスタメンとして韓国金メダル獲得貢献した若手鐘旭(イ・ジョンウク)、金賢洙(キム・ヒョンス)、高永民コ・ヨンミン)などがシリーズ入って揃って不振陥ったのが痛かったその中でも、公式戦首位打者タイトル獲得して若き天才打者登場称えられ金賢洙が、シリーズでは21打数1安打で、自分回ってきた第3戦と第5戦の9回裏、1死満塁一打サヨナラチャンス内野ゴロ併殺喫するなど不振極めたのが敗因一つとして挙げられた。また、得意だったスピードも、SKベテラン捕手朴勍完パク・キョンワン)の巧みけん制阻まれ発揮できなかった上に、次の塁への進塁焦ってライナーフライ打球で塁を飛び出して併殺喫するなどのお粗末さが目立ちそれまで売りにしてきた積極的な走塁災い転じてしまった。緒戦制した後、4連敗敗退した斗山ベアーズはこれで2005年から始まった韓国シリーズでのホーム試合連敗も8に伸び、なぜか有利であるべきホームゲームで脆いところを露呈したMVP崔廷チェ・ジョン内野手SK19打数5安打打率.263、1本塁打、4打点

※この「韓国シリーズ」の解説は、「2008年の韓国シリーズ」の解説の一部です。
「韓国シリーズ」を含む「2008年の韓国シリーズ」の記事については、「2008年の韓国シリーズ」の概要を参照ください。

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