首位打者と韓国シリーズのジンクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:58 UTC 版)
「首位打者 (韓国プロ野球)」の記事における「首位打者と韓国シリーズのジンクス」の解説
韓国では首位打者を輩出したチームは優勝できないというジンクスがある。 2020年まで39年間、韓国プロ野球で首位打者を輩出したチームが韓国シリーズで優勝したのは、2000年と2004年の現代ユニコーンズおよび2017年のKIAタイガースの3度あるだけである。2000年の現代ユニコーンズも2009年まで韓国プロ野球最高記録であるシーズン91勝の圧倒的な戦力を擁しながらも、韓国シリーズで3連勝のあと3連敗で逆王手をかけられ、韓国シリーズ史上最大の逆転負けの一歩まで迫られるなど、優勝までの道は決して順調ではなかったし、2004年のユニコーンズも度重なる引け分けでシリーズが9戦までもつれ込む大苦戦の末、辛うじて優勝した。ただし、2017年のKIAは初戦を落としたもののその後4連勝したことで難なく優勝を達成している。 しかも、首位打者の所属チームが韓国シリーズに上がったのは全部で10度であるが、その中で8度が敗退。その中では、上位チームとしてアドバンテージを持ちながらも敗退したケースもある。具体的には、 1984年の三星ライオンズは第5戦で3勝2敗で王手をかけながら、6、7戦を落として逆転敗退。 1989年のビングレ・イーグルスと2008年の斗山ベアーズは韓国シリーズで初戦を制しながらも、その後4連敗で敗退。特に1989年のビングレは、韓国シリーズで初戦を制しながら敗退した最初のチームであった。 1992年のビングレ・イーグルスは公式戦1位で、韓国シリーズに直行しながらも、準プレイオフから這い上がってきて疲弊を極めていたロッテ・ジャイアンツに敗退した。ロッテ・ジャイアンツは準プレイオフから上がって、韓国シリーズ優勝まで達成した最初のチームである。 などがある。また、ヘテ・タイガースは1986年から1989年まで韓国シリーズを4連覇していたが、1990年内野手の韓大化(ハン・デファ)が首位打者になると、プレイオフで下位チームの三星ライオンズに敗退して連覇が途切れるなど、首位打者と韓国シリーズとは相性がよくないと言われている。
※この「首位打者と韓国シリーズのジンクス」の解説は、「首位打者 (韓国プロ野球)」の解説の一部です。
「首位打者と韓国シリーズのジンクス」を含む「首位打者 (韓国プロ野球)」の記事については、「首位打者 (韓国プロ野球)」の概要を参照ください。
- 首位打者と韓国シリーズのジンクスのページへのリンク