首切り丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/25 07:16 UTC 版)
漢助が2人目に出会った、栗倉綾女の意思を持つ“4番目の奇械”で、銘は“首切り丸”。ややピンクがかった赤髪ストレートの長髪に和服姿で、性格は普段は理知的だが、漢助相手には甘えたがったり、黒井や細雪など他の女性と接触してる際には自分との仲の親密さを殊更アピールしようとする。武器はリボルバー銃で、個体としての戦闘能力はあまり高くないが、栗倉綾女の脳を与えられており、“能力”として下僕となる人形を作り操る“知識”を持っている。そのため、決闘では自身が直接戦うよりも、アテルイを前衛に置いて戦う。かつて決闘により命を落とした他の奇械に対して、涙一つ見せず、只の「モノ」と呼んだ事で、あの男に失望。また漢助が好きだった綾女の記憶をより強く受け継いでいるため、他の妹達が漢助に対してネガティブな気持ちを向ける事も多い中で、唯一、最初から実兄より漢助への愛情や信頼の方が上回っている。実社会的には九尾木里奈と名乗っている。第一話終了後、アテルイと共に漢助の家に移り住み同棲を始める。他の奇械と違い、栗倉綾女の身体以外に初代栗倉歌右衛門の遺した奇形異形の奇械“水蛭子”も自身の中に分け与えられていた最初の4体の奇械のうちの一体。そのため、漢助に好感を抱いている細雪ですら発動すれば完全に精神的に支配されてしまう恋愛感情増幅圏内でも、自我を保つだけの耐性がある。また首切り丸の漢助への好意は、同じく漢助に執着していた水蛭子の影響が特に一番強く受け継いでいるためであるという。
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