幹部格・看守
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 18:31 UTC 版)
「デッドマン・ワンダーランド」の記事における「幹部格・看守」の解説
玉木 常長(たまき つねなが) 声 - 諏訪部順一 DWのプロモーター。細目の男性。 DWを実質的に仕切っており、囚人を「自分の玩具」と称し殺人ショーをやらせている張本人。弁護士に扮し、デッドマン化したガンタに無実の罪を着せた。「赤い男」のことを色々知っているらしく、ガンタに興味を示す。剥切の死後は所長になり、ニンベンを生み出した。 震災以前はオンラインゲーム依存症の引き籠りで、震災時に自分の世界(パソコン)が壊れたことにより、震災を起こした大魔王(レチッドエッグ)を倒すべく、現在の地位を得た。デッドマンたちを集めたり、ニンベンを量産するなど、レチッドエッグを倒せる存在を求めていたが、トトの姿で現れた剥切に、自分が行ってきたことは全て剥切の掌で踊らされていたにすぎない事実を突き付けられ、狂気のあまり拳銃自殺する。 蒔名 フリューゲル 季和子(まきな フリューゲル きわこ) 声 - 本田貴子 DWの看守長。「マキナ」と呼ばれている。元自衛隊員で、Gカップの巨乳の持ち主。 規律が秩序をもたらすというのがモットーで、囚人には極めて厳しいものの面倒見はよく、部下からの信頼も厚い。酒豪であり、「酒が主食でデザートにステーキを食べる」というかなりの偏食。玉木のことを「狐」と呼び、規律を無視して好き勝手にやっている玉木のやり方を嫌っている。玉木の動きからガンタに興味を示すようになる。 デッドマン・ワンダーランドの裏事情(レチッドエッグや罪の枝、デッドマンなど)に関しては知らされておらず、国によるDWの視察を利用して調査、デッドマンのことを突き止めるが、同時期にニンベンの殺戮が横行するようになり、玉木の暴走を止めるため自衛隊時代の同僚を呼び、DW特務猟兵隊を結成。“自由の鎖”が持ち出した情報を元に作り出したワームイーターの刀を使い戦う。 DW特務猟兵隊とガンタらの協力により玉木を追い詰めることに成功するが、玉木から東京大震災の真相とそれを引き起こした最初のデッドマン・レチッドエッグの存在を知らされ、さらに突如現れたレチッドエッグの力を目の当たりにする。その後、国からレチッドエッグ討伐を任され、再度デッドマンを集めDWに乗りこむ。 最後の戦いが終わった後は教官として自衛隊に復職している。 春日 今日子(かすが きょうこ) 声 - 堀川千華 DWの看守。 マキナに憧れており、玉木の身辺調査に協力している。後に他の看守達と共にマキナから退職金と次の職の準備を済まされたうえで、解雇を命じられるも、マキナと共に闘うことを決意しDW特務猟兵隊に再就職した。 高島 麗(たかしま うらら) 声 - 美名 DWの女医。 他人が発する痛みや恐怖の悲鳴に興奮する猟奇趣味のサディストだが、自分が切り刻まれる妄想をするマゾヒストの一面も持つ。玉木の命令でデッドマンの研究をしておりニンベンを造りだした。甲部隊が敗れた後、突如現れたレチッドエッグに殺害される。 レチッドエッグ(Wretched Egg:見捨てられた卵) 通称「赤い男」。東京大震災の元凶とされる「原罪」で、長野県立第四中学校で大量殺戮を行った謎の殺人鬼。 罪の枝は血を高速で超圧縮して物体を消滅させる(名称不明)。正体はシロが実験の痛みから逃れるために作り出したもう一つの人格で、シロは自分を痛みから助ける彼女を「エースマン」と呼んでいる。DW内に設置されたマザーグースシステムによって封印されている。 剥切 燐一郎(はぎれ りんいちろう) 声 - 中博史、沢城みゆき(トトの姿) DWの所長。 登場時は枯れ木のように弱った老人で、体の至る所に生命維持装置のパイプが繋がれている。彼自身もデッドマンであり、レチッドエッグと化したシロに戦いを挑むも死亡したはずだが、トトの姿で再度現れる。 国立医療防疫センターでは五十嵐空絵の上司だった人物で、物事を「関心」の数値化で表すサイコパスのマッドサイエンティスト。ナノマシンの研究の過程で偶然シロが特異な力を持ったことで、その研究に魅せられ自分もレチッドエッグと同じようにナノマシンを定着させ、彼女と戦う(曰く、殺し愛をする)為にチャンとエンの罪の枝を使い、デッドマンの肉体に自分の記憶を移し替えることで生き延びてきた。現在のトトの肉体は三代目。 DW崩壊の際にレチッドエッグと共に咲神トトの姿で玉木とマキナの前に現れ、自身は死んでおらず今の自分が剥切であることを明かす。現在はシロ(レチッドエッグ)と共にDWに立てこもり、マザーグースシステムを停止させようとしている。ガンタと千地の二人と交戦し、一時は優位に立つも二人のコンビネーションの前に破れ右の手足を失う大怪我を負うが、密崎ヨスガによって救われ彼女の手当てを受ける。その後マザーグースシステム前で、急激に老化した状態でデッドマンらの前に現れ最後の戦いを挑むが、デッドマンらの連携の前に破れ、ガンタに止めを刺され死亡。生前から愛にこだわっていたのは「本当の愛」を知らず理解する為であったが、結局それを理解することは無かった。 チャン & エン 声 - 梶川翔平、斉藤佑圭 剥切の側近。双子の男女。罪の枝は血を触手のような形状にして脳や機械と繋いで操作する「ハロウ・スワロウ」。 元々は脳が半分ずつしかなく、生まれてからずっと植物状態だったが、剥切が彼らの罪の枝の力を見出して引き取り、自由に動けるようにしてもらった経歴を持つ。そのような経緯ゆえに、剥切を「ファーザー」と呼び、愛されていないと知りつつも忠誠心は篤い。ガンタを追う剥切を妨害するべく立ちはだかった千地と交戦し敗北するも、剥切を庇って負傷し、自ら囮となって剥切の罪の枝でバラバラになった。
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