岡部 倫太郎(おかべ りんたろう)
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「STEINS;GATEの登場人物」の記事における「岡部 倫太郎(おかべ りんたろう)」の解説
声 - 宮野真守 未来ガジェット研究所のラボメンNo.001にして、ラボの創設者。 本作の主人公にして「線形拘束のフェノグラム」の主人公の一人である。 18歳。1991年12月14日生まれ。身長177cm、体重59kg。血液型はA型。 東京電機大学1年生(以下の文で「大学」と記載している場合、特記無き場合はこの大学を指す)。まゆりや橋田からは「オカリン」と呼ばれている。実家は青果店。 表面的には重度の厨二病で、狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院凶真(ほうおういん きょうま)の二つ名を名乗る。彼いわく、鳳凰院凶真こそが真名であり、岡部倫太郎のほうは『世を忍ぶ仮の名』である。節度のない厨二的振舞いに加え、空気の読めていない言動も嵩むため交友関係は狭い。特に象徴的な厨二的行動のひとつとして、窮地に追いやられたり、深く感銘を受けた場合に、突然繋がっていない携帯電話を片手に架空の同志とエア通話を始めることがあり、その会話内容から鳳凰院こと岡部は「とある機関に狙われている」設定を持つことが伺える。 こうした痛々しい振舞いは、6年前のまゆり絡みの理由から意識的に演じているものであるが、劇中では意識せずとも自然と厨二病的な言動をとれるほどになっている。根は善人でお人好し。不測の事態に対してはあっさり動揺するが、ラボメンの危機には率先して対処する仲間思いな青年である。物語の最初と最後とでは、振舞いは同じでも印象が変化していく人物として描かれている。 萌えにはさして興味はなく、アニメは主にロボット物を見ている。体力はなく、少し走っただけですぐ息を切らしてしまう。また、@ちゃんねらー(作中の匿名掲示板サイト「@ちゃんねる」のユーザー)である為、橋田ほどではないが、日常会話に@ちゃんねる用語やネットスラングを織り交ぜることも。ドクターペッパーの愛飲家で、ラボの冷蔵庫内には、複数常備されている。 ラボの賃貸料・光熱費・材料費などの諸経費は岡部の自己負担であり、7月27日までのチラシ配りのアルバイトで、大学の夏休み期間中は自活可能な額を蓄えている。 彼だけがリーディング・シュタイナー(移動前の世界線の記憶を保持する能力)に長けた人物となっており、それを使い世界線の変更に奔走する。劇中のα世界線では後にSERNに対抗するレジスタンスを結成、テロリストとして有名になった後2036年までには死亡している。α世界線への入口となってしまった数々のDメールを取り消すべく奮闘、元のβ世界線へ復帰するがそこでは紅莉栖が死亡することが判明。苦悩する岡部に、β世界線における2025年の彼がDメールを使いヒントを提示。まゆりや紅莉栖、そして世界を救うシュタインズ・ゲート世界線への到達を助けた。 『比翼恋理のだーりん』では、厨二病の言動・よれた服装・雑な髪型、無精髭などの要因により普段は誰も気づかなかったが、身だしなみを整えれば実はイケメンであるという設定が明かされた。 ニトロプラスコンプリートに記載の小説では、『CHAOS;HEAD』に登場する蒼井セナと1年前に偶然出会っている。言動があまりにも異常過ぎた為、セナから「これ以上妄想はするな」と忠告された。 岡部の振舞いや口癖は、実際のインターネット上に流布している「食堂の男」と呼ばれる逸話がモチーフとなっている。 2011年6月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票では第2位を獲得した(537票)。 【ゼロ】 牧瀬紅莉栖を喪った事で心の変調を来しているが、表層上はそれを隠し、以前の「鳳凰院凶真」時代を「なかったこと」にしたかのような普通の大学生活を送っている。ゼミの教授がテニス部の顧問なので入部した、時折合コンにも出ているので久しぶりに会ったラボメン達にびっくりされてしまった。 厨二病的な行状もすっかり消え、普段の言動や態度は穏やかなものとなり、服装も黒を基調としたフォーマル風のものに変えた。そうした事もあってか、知人友人たちも増えて交友関係が広がり、ゼミの教授たちからの受けも悪くない模様である。 ラボにもほとんど顔を出さなくなって数ヶ月ほど経過した12月のある日、とある事情で大学主催のカンファレンスを手伝う事になり、そこで比屋定真帆と出会い、岡部が紅莉栖と親しかった事を知った事から話が進み、真帆と共に来日していたレスキネン教授が開発中の人工知能プログラム「アマデウス」のテスター(人工知能と対話・交信する人間)となる。アマデウスの声・言動は生前の紅莉栖そのものと言ってよく(少なくとも岡部にはそう感じられた)、 テスターとなって「彼女」と交信することで久々に心の安らぎを得るが、徐々に「彼女」の死を常に突きつけられる苦しみも味わうこととなる。 物語の最終章では、「オペレーション・アークライト」(まゆりの項で詳説)の失敗により、まゆりが再び死の危険に晒されてしまう。これを防ぐため頑なに拒んでいたタイムリープを決行するが、何度かのトライアンドエラーを繰り返した後のリープの際、電話レンジのアクシデントにより誤って未来(2038年)の岡部に意識を移してしまう。
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