牧瀬 紅莉栖(まきせ くりす)
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「STEINS;GATEの登場人物」の記事における「牧瀬 紅莉栖(まきせ くりす)」の解説
声 - 今井麻美 未来ガジェット研究所のラボメンNo.004。 本作のヒロインにして「線形拘束のフェノグラム」と「(劇場版)負荷領域のデジャヴ」のもう一人の主人公。 18歳。1992年7月25日生まれ。身長160cm、体重45kg。血液型はA型。スリーサイズはB79/W56/H83。 アメリカのヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所所属研究員。専攻は脳科学であるが、他の理系分野に於いても博識である。日本出身だが、2003年(小5)の頃から母親と共にアメリカに移住している。若くして飛び級で同大学を卒業し、17歳にして学術雑誌で名高いサイエンスに自らの論文が掲載されるほどの才媛。2週間という短期間のみ逆留学した菖蒲院女子学園(あやめいんと読む、九段下にある女子高)の制服を改造し、普段着としている。 8月中にはアメリカに帰る予定があるものの、7月28日に秋葉原の大ビルで開催されるATF(秋葉原テクノフォーラム)でのタイムトラベルに関する講演に講師として招かれていた。その講演会場で出会った岡部の言葉に興味を抱き、ラボを訪ねた際に電話レンジの実験を目の当たりにし、その後もラボに通い詰めるうちにいつしかラボメンとなった。 探究心旺盛な性格で、その怜悧さを象徴するかのような分析力と判断力を持つ。私情を挟まない冷静さをも持ち合わせるが、自分や仲間が本当に危機的状況に置かれた場合は流石に取り乱してしまう。実力主義のアメリカの研究所での殺伐とした日常の為、隙を見せないようムスッとした表情をしている。その結果友達もいない。 岡部の厨二病に関しては、紅莉栖が鈴羽のタイムマシンで過去に時間移動し、過去の岡部に鳳凰院凶真という男について語ったことが根源であることが劇場版で明らかにされた。 礼儀知らずや非常識な人間を嫌い、特に岡部には「助手」「クリスティーナ」「蘇りし者(ザ・ゾンビ)」「セレブ・セブンティーン(セレセブ)」「実験大好きっ娘」「スイーツ(笑)」「@ちゃんねらークリス」、さらに線形拘束のフェノグラムでは「ツンツン小生意気ヘルパー」「ヴァージン・エクストラ諸島」といった数々のあだ名を付けられるなど、自分に対する傍若無人な態度に不和になりがちだったが、ラボの研究を通じて次第に打ち解けていくにつれ、岡部の良き理解者として数々の救いの手を差し伸べるようになり、やがて岡部の優しさに惹かれて恋愛感情を抱くようになっていった。そのことからも分かるように素顔はお人好しで大変面倒見が良い。行動の端々にツンデレな一面も見せる。ラボ内では岡部と橋田をHENTAI呼ばわりするが、まゆりとはまるで姉妹のように接している。 天才的な知能とは対象的に、身体能力のほうは優れているとは言い難く、本人に自覚はないが極度の料理音痴である。 また、重度の「@ちゃんねらー」で、その事を知られないよう必死に取り繕うものの少し油断すると会話の端々に@ちゃんねる用語が混じるうえ、岡部の牽制の囁きである「ぬるぽ」に対し、思わず「ガッ」と返答してしまうなどの一面も覗かせる。その為にあだ名に「ねらー」が追加された。また、@ちゃんねるで使用していたハンドルネームは「栗悟飯とカメハメ波」である。 好きな食べ物はラーメン(カップラーメンを含む)で、長い間箸を使っていなかったためカップ麺はフォークで食べている。また、ドクターペッパーの本場アメリカで育ったため、岡部ほどではないが、彼女も愛飲者である。 α世界線の未来ではSERNのタイムマシン開発に最も貢献した人物とされ、タイムマシンの母と呼ばれている。これにより鈴羽が属するレジスタンス組織「ワルキューレ」にとっては排除すべき対象となっている。過去にきた鈴羽が当初から紅莉栖を敵視していたのはこのためである(紅莉栖がSERNのタイムマシン開発に協力する本当の目的は、SERNの支配の無いβ世界線へ行くことであるが、本来の協力対象である鈴羽やワルキューレメンバーには意図的にそのことを知らせていない)。 本編の作中では世界線の変動に関わる因果関係が明かされていくに従い、彼女とまゆりの命運が二者択一であることが明かされるというジレンマ展開になっている。トゥルーエンディングに至る物語は彼女の魅力に焦点が当たる内容になっており、2011年6月に行われた、電撃オンラインによるキャラクター人気投票では第2位に大差をつけ第1位を獲得した(984票)。 【ゼロ】 劇中の舞台となるβ世界線では岡部が彼女の救済を諦めてしまったため、すでに故人となってから数ヶ月が経っている。ラボメンのメンバーたちはα世界線における彼女との交流を実感してはいない(彼女の記憶をベースに構築された「アマデウス」については「『ゼロ』以降の追加主要キャラクター」で解説)。 物語の中盤から、彼女が遺したノートパソコンにタイムマシンの基本理論など、後々の世界線や歴史に多大な影響を及ぼす情報が記録されているらしき事が明らかになる。この「紅莉栖の遺産」を手に入れるために暗躍する、ラウンダーとは異なる「謎の集団」によりラボメンたちは危機に瀕する。
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