知能とは
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 04:38 UTC 版)
いわゆる「社会性」という範疇に入る能力は「社会的知能(英語版)」と呼ばれ、子供の心の発達との関連で近年注目されている。もっとも、社会的知能は本質的にパーソナリティの問題であり、厳密な意味での知能とは区別する向きも多い。 このように、知能には実にさまざまな側面があるため、個人の知能を客観的に評価する場合には注意が必要である。各々の知能検査が考案されている。知能検査の結果を表示するのによく使われるのが知能指数である。しかし、一般社会で知的能力と考えられるものを全て計測することは、無論不可能である。しかしながら、ごく普通の人間集団に施行したときに、かなりの程度その人の社会的適応度と相関するのも事実である。 「知能検査」を参照 一人の個人の中でも、言語的知能は高いが数学的知能は低いなど、ある程度のばらつきがあるのは正常である。しかしある種の発達障害(特に自閉症など)では、知能の下位領域ごとに大きくばらつきがあることが多い。 知能は生涯を通じて一定のものではなく、変化していく。成長に従い伸びる知能もあり、逆に衰える知能もある。精神・神経疾患のうち知能低下が最も顕著なのは痴呆性疾患である。知能の発達が社会的に不十分な場合は知的障害と呼ばれる。
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