小ヒエロゾイコンの妖魔・精霊
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「妖怪アパートの幽雅な日常」の記事における「小ヒエロゾイコンの妖魔・精霊」の解説
小(プチ)ヒエロゾイコンに封じ込まれている妖魔や精霊達。大アルカナになぞらえたタイトルと番号が付けられている。 フール 声 - 子安武人 番号0、タイトルは愚者(フール)。小ヒエロゾイコンの案内人。 身長15センチメートル前後の道化師の姿(漫画版では上半身が鳥のような装い)で、22組の妖魔・精霊で唯一主人の命令なく本を出入りできる。動作がいちいち大袈裟で、言動がインチキくさい。 ジン 声 - 佐々健太 番号I、タイトルは魔術師。万能だが、非力な(スタミナが乏しい)精霊。アラブ風の筋肉質でハゲ頭な中年男性の姿。 登場当初は夕士の「金」という願いに対し500円を出して力を使い切ったが、第5巻では夕士の命令により彼の部屋から霊薬アムリタ(一滴だけ入ったビン)を取り寄せ、千晶の命を救う活躍をした。 ジルフェ 番号II、タイトルは女教皇。風の精霊。 当初の力は机上の物を吹き飛ばす程度(漫画版では窓も割っている)だったが、プチ復活直後には滝から落ちたゴムボートを軟着水させた。 メロア 番号III、タイトルは女皇。水の精霊(漫画版では女性的な眼が付いた水の塊)。 当初の力は小さな水溜りを作る程度だが、長谷の機転でイタカの雷を強める活躍をした。 アニメ25話では文化祭の千晶のステージにて、雨を演出した。 プーカ 番号・タイトルは不明。 サキュバスで、フール曰く「薔薇色の夢を見せる」とのことだが、夕士は胡散臭く感じて呼び出していない。 ヒポグリフ 声 - 小倉大輔 番号VII、タイトルは戦車。神の戦馬である黒いグリフォン。 誇り高いため気難しく、乗られることを嫌がる。龍ですら「危ないから乗らない」と言うほどで、夕士では本から出したり呼び戻したり位しか制御出来ない。 アニメでは獣の要素がない巨鳥の姿。26話では夕士たちが時空の狭間に迷い込んだ際、例外的に彼らを乗せ元の時空へ戻った。 ホルスの眼 番号VIII、タイトルは正義。魔を看破する神の眼。 外観は宙に浮くバレーボール大の眼球で、ピンポン球並みに縮むことも可能(フール曰く、夕士の修行次第ではさらに縮められる)。見た映像を記憶・再生する能力もあるが、その外観ゆえ旅行撮影のビデオカメラ代わりに使うのは難あり。8巻で事件に巻き込まれた際は、現場の構造や犯人の内情を探る活躍をした。 コクマー 声 - 遊佐浩二 番号IX、タイトルは隠者。 ミネルヴァ女神に仕える知識のフクロウの眷属。だが耄碌していて、なかなか必要な知識を思い出してくれない。通称「ご隠居」。 ノルン 番号X、タイトルは運命の輪。「スクルド(声 - 釘宮理恵)」「ザンディ(声 - 田村睦心)」「ウルズ(声 - 沢城みゆき)」の3人の運命の女神姉妹。 占い、透視、類感魔術の能力を持つ。三人で力を合わせなければならないのに、いつもケンカしている。衣装選びは法螺吹きケット・シーの意見を参考にしているため、ギャル風やアニメコスプレなどズレたセンス。 ゴイエレメス 番号XI、タイトルは力。古代ローマ兵を象った石造りの魔人形。 力の総量は3トンで、1分間しか使えない。8巻では3分になった。 ケット・シー 声 - 櫻井孝宏 番号XII、タイトルは吊るされた男。 「長靴をはいた猫」で有名な猫王の一族の者。法螺吹き。やる気がない。 タナトス 番号XIII、タイトルは死神。死の大天使の眷属。 死相を読んで宣告するとのことだが、修行をしていないため不正確。 幽霊である(つまり既に死んでいる)クリに向かって「3日後に死ぬ」と言い放ち、周囲を白けさせた。 シレネー 声 - 恒松あゆみ 番号XIV、タイトルは節制。小鳥サイズの呪歌を歌う人面妖鳥。 歌が得意な精霊とのことで、新曲も覚えるがハミングでしか歌えない。美声ではあり、子守歌で快眠させる場面がある。 ケルベロス 声 - 芳野由奈 番号XV、タイトルは悪魔。地獄の人食い狼。 放電を起こしながら登場する。だがまだ仔犬で、フール曰く育つのには200年くらいかかる。 イタカ 番号XVI、タイトルは塔。雷の精霊。雷を一瞬だけ放つ。金色の光の帯が龍のように対象に襲いかかる。 アニメ25話では文化祭の千晶のステージにて、電飾を演出した。 サク 番号XVIII、タイトルは月。月の宮を守護するサソリ。 青い(アニメでは黄色い)電光と共に標的にとりつき、痺れさせて動けなくする。 イグニスファタス 番号XIX、タイトルは太陽。光の精霊。眩しい光で地縛霊を(一時的だが)追い払った。 アニメ26話では夕士たちが時空の狭間に迷い込んだ際、元の時空へ戻る道を照らし出した。 ブロンディーズ 番号XX、タイトルは審判。フール曰く「最後の審判で死者を呼び覚ます神鳴(かみなり)」。 破壊力ある大音響を起こし、夕士が窮地に立たされたときなどに役立っている。 最初は破壊が広範囲に及んでいたが、4巻で夕士の修行の結果、音を弾のように収束できるようになった。 アニメ25話では文化祭の千晶のステージにて、効果音を演出した。
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