小ヒクソス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 03:57 UTC 版)
第16王朝が存在したとされる時代は、いわゆるヒクソス(ヘカ・カスウト 「異国の支配者達」の意)が第15王朝を形成してエジプトを支配していた時代だった。多くの研究者は長年、第16王朝は第15王朝に従属する諸侯を纏めたものであるとする立場を伝統的に取ってきた。テーベ(古代エジプト語:ネウト、現在のルクソール)の第17王朝が勢力を伸ばし第15王朝を滅ぼすと、これらの諸侯の領土もテーベ政権の支配下に入った。第15王朝を「大ヒクソス」と呼ぶのに対し、第16王朝を「小ヒクソス」と呼ぶ場合があるが、通常ヒクソスと言えば第15王朝の諸王を指す。
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