対象疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 07:11 UTC 版)
現在ではフォンタン手術は、以下の原因による単心室・機能的単心室に対する機能的修復術として行われている。 三尖弁閉鎖症や肺動脈弁閉鎖症(英語版)などの先天性弁膜疾患 左心低形成症候群や右心低形成症候群(英語版)などによる心臓のポンプ能異常 その他、二心室修復が不可能もしくは困難な複雑心奇形 単心室症の循環では、肺循環・体循環に血液を送り出すことが出来る、有効に機能する心室が一つしか無い。その循環動態は肺循環への血流と体循環への血流の、両者の微妙なバランスの上に成り立っている。肺循環が不十分な場合はチアノーゼの原因となり、体循環が過剰な場合は心不全の原因となるが、逆に肺への血流が過剰になると体循環の血流量が不足しショックを来す。加えて、単心室は肺と全身臓器の両方に血流を拍出しなければならないために、その分過剰な仕事量が課せられることになる。結果として体重増加不良につながり、また風邪などの軽症疾患に罹患するだけで心代償不全(英語版)を起こしやすくなる。 後述するように出生直後にグレン手術・フォンタン手術を行うことは出来ないため、この段階を乗り切るために、利尿薬などの内服治療が使用される。外科治療としては、BTシャント術、肺動脈絞扼術(英語版)、ノーウッド手術などの姑息手術が循環動態に応じて施行される。 患児が成長して肺動脈圧も十分下がった段階で、グレン手術・フォンタン手術が検討されることになる。実施時期は生後3ヶ月~半年にグレン手術、1歳~2歳にフォンタン手術を行うことが多いが、施設によっても方針が異なる。
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対象疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/29 05:50 UTC 版)
大きな前方移動が必要な症例を除くすべての下顎骨の顎変形症が対象となるが、適応困難な症例もある。また、顎関節症のうち、復位性円板転位に対する治療として、咀嚼筋の剥離とともに行う。
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対象疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/04 06:49 UTC 版)
「新生児マススクリーニング」の記事における「対象疾患」の解説
2011年までに対象とされていた6疾患。 ガラクトース血症 フェニルケトン尿症 メープルシロップ尿症(楓糖尿症) ホモシスチン尿症 先天性甲状腺機能低下症(クレチン症) 先天性副腎皮質過形成 2011年より対象とされる19疾患。 アミノ酸代謝異常フェニルケトン尿症 ホモシスチン尿症 メープルシロップ尿症(楓糖尿症) シトルリン血症I型 アルギニノコハク酸尿症 有機酸代謝異常症メチルマロン酸血症 プロピオン酸血症 イソ吉草酸血症 メチルクロトニルグリシン尿症 ヒドロキシメチルグルタル酸血症 複合カルボキシラーゼ欠損症 グルタル酸血症1型 脂肪酸代謝異常症中鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(MCAD欠損症) 極長鎖アシルCoA脱水素酵素欠損症(VLCAD欠損症) 三頭酵素/長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素欠損症(TFP/LCHAD欠損症) カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ-1欠損症(CPT-1欠損症) 内分泌疾患先天性甲状腺機能低下症(クレチン症) 先天性副腎皮質過形成 糖質代謝異常症ガラクトース血症 上記の内、先天性甲状腺機能低下症、先天性副腎過形成症、ガラクトース血症は従来通りの検査法である。 他、タンデムマス法により検出可能ではあるが、見逃しや有効な治療効果が無いなどの理由により対象疾患から外れているものには、シトリン欠損症、高チロシン血症1型、高アルギニン血症、βケトチオラーゼ欠損症、CPT-2欠損症、CACT欠損症、全身性カルニチン欠乏症、グルタル酸血症2型、SCHAD欠損症がある。
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対象疾患
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 09:10 UTC 版)
「精神障害者保健福祉手帳」の記事における「対象疾患」の解説
厚生省(現・厚生労働省)保健医療局長通知「精神障害者保健福祉手帳の障害等級の判定基準について」(1995年9月12日発、2011年3月3日最終改正)の「精神障害者保健福祉手帳障害等級判定基準の説明」によると下記の疾患が対象である。 統合失調症 気分(感情)障害 非定型精神病 てんかん 中毒精神病(有機溶剤などの産業化合物、アルコールなどの嗜好品、麻薬、覚醒剤、コカイン、向精神薬などの医薬品) 器質性精神障害(高次脳機能障害を含む) 発達障害(心理的発達の障害、小児(児童)期及び青年期に生じる行動及び情緒の障害) その他の精神疾患(発達障害を含み、精神遅滞を伴うものを除く) ※その他の精神疾患にはICD-10に従えば「神経症性障害、ス トレス関連障害及び身体表現性障害」、「成人のパーソナリティおよび行動の障害」、「生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群」等を含んでいる(分類は精神疾患の項を参照)。
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