密室芸とは? わかりやすく解説

密室芸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:51 UTC 版)

タモリ」の記事における「密室芸」の解説

居候時代培った芸は「密室芸」と呼ばれる命名者奥成達近年徹子の部屋などに出演した際に披露するリアルな動物物まねが有名で「産まれたての仔馬」や「コンドル着地」「ハエ」「イグアナ」などがある。 上京当初、「北京放送」や形態模写くらいし持ちネタがなかったが、臨席した人物からの無茶振りそつなくこなし、それを自らの芸として確立させていった前述の「中国作られターザン映画出演した大河内伝次郎宇宙飛行士が、宇宙船の中で空気洩れ苦しんでいる様子」は「宇宙飛行士大河内伝次郎宇宙飛行士ターザン映画出演した大河内伝次郎宇宙飛行士…」と客の指示により、状況変わっていく即興芸。 また、団しん也小松政夫らも持ちネタとしている、「マジックショー電動ノコギリ切られる有名人」は、おもしろグループでの宴会芸発端となって永六輔野坂昭如などが切られたときのリアクションそれぞれやったらウケたことから、とくに専売特許決めていないと、2人語っている。 ただし、放送できない部類のパロディ・ブラックユーモアを含むものがかなり多くテレビなどで密室芸と称して行う場合放送して差し障りの無い程度表現緩和あるいは差し替えている。持ちネタ一つだった昭和天皇物真似については、1985年5月14日作家筒井康隆パーティー披露したところ、それが翌週の「週刊読書人」に掲載され右翼から脅迫を受けることとなり、最終的に所属事務所田邊昭知社長が半監禁状態で右翼から抗議され事態至ったこの後6月26日筒井製作する映画スタア』に昭和天皇役でオファーかかったが、タモリ側の希望アドルフ・ヒトラー役に変更になり、事件以降昭和天皇ネタ封印されている。 中洲産業大学 架空大学中洲産業大学』の「タモリ教授」または「森田一義助教授」を名乗り難解なことをもっともらしく解説しているように装ってまるっきりでたらめな講義を行うというもの。(詳細中洲産業大学参照)。 ハナモゲラ語初め日本語聞いた外国人の耳に聞こえ日本語物真似」として、声の高低フレーズ区切り目日本語併せつつも、言葉構文的要素一切捨てデタラメ言葉勝手に作って喋るというもの。(詳細ハナモゲラ参照四ヶ国語麻雀 日本語ベースとした4つインチキ外国語使い1人各国人間なりきって麻雀バトル繰り広げるというもの。インチキ外国語には、中国語ハングル韓国バージョン北朝鮮バージョン、英語、ロシア語ドイツ語フランス語などがあり、日本語を喋る際は、寺山修二などのモノマネを行う。元々は、毛沢東・マッカーサー・ヒトラー・昭和天皇麻雀対局であり、最後に昭和天皇が「結局○○人が悪い!」と民族差別的な発言をして終わるものであった思想模写 寺山修司ものまねは、喋り方や身振り模写のみならず、話す内容自体自身考えたものでありながらいかにも寺山修司語りそうな物言い」をするという点(寺山自身生前、喋る内容論理組み立て方自分と同じと語っていた)で画期的であり、それ以前政治家モノマネ歌手の歌真似中心とする「声帯模写」芸とは題材アイデアの面で一線を画し、後のものまね多大な影響与えたこうした芸は「思想模写」と称されレパートリーとして野坂昭如竹村健一田中角栄大橋巨泉永六輔横井庄一浦辺粂子久米明安藤忠雄など他多数存在する筒井康隆は「奇人タモリ演じ文化人たち物真似が受けるのは、何を言っているのかわからないことは本物と全く同じでありながら何よりも本物より面白いことだけははっきりしているからである」と評する

※この「密室芸」の解説は、「タモリ」の解説の一部です。
「密室芸」を含む「タモリ」の記事については、「タモリ」の概要を参照ください。

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