宝蔵寺沼ムジナモ自生地
名称: | 宝蔵寺沼ムジナモ自生地 |
ふりがな: | ほうぞうじぬまむじなもじせいち |
種別: | 天然記念物 |
種別2: | |
都道府県: | 埼玉県 |
市区町村: | 羽生市三田ヶ谷 |
管理団体: | |
指定年月日: | 1966.05.04(昭和41.05.04) |
指定基準: | 植12 |
特別指定年月日: | |
追加指定年月日: | 平成20.04.27 |
解説文: | S40-5-086宝蔵寺沼ケジナモ自生地.txt: 利根川沿岸の低湿地にある。ムジナモは沈水性食虫植物で、その分布は利根川水系等きわめて局限された珍種である。 |
天然記念物: | 安波のタナガーグムイの植物群落 安良川の爺スギ 宍喰浦の化石漣痕 宝蔵寺沼ムジナモ自生地 実相寺のイチョウ 室戸岬亜熱帯性樹林および海岸植物群落 室生山暖地性シダ群落 |
宝蔵寺沼
(宝蔵寺沼ムジナモ自生地 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/19 07:32 UTC 版)
宝蔵寺沼(ほうぞうじぬま)は、埼玉県羽生市の東部(三田ヶ谷地区)に所在する沼である。
概要
宝蔵寺沼を含む周辺一帯は古くには湿地帯であり、池沼なども数多く所在していた。宝蔵寺沼やその周辺では掘り上げ田形式による開田が行われており[1]、昭和40年代頃まで掘り上げ田による営農が行われていた。その後、周辺では圃場整備事業が行われ、多くは掘り上げ田から通常の水田へと姿を変えている[2]。しかしながら、宝蔵寺沼には稀少種の水生食虫植物ムジナモが自生していたため、その一部が掘り上げ田の形状のまま保存されている。現在、宝蔵寺沼は日本で唯一のムジナモ自生地となっており、掘り上げ田のまま残されている区域内は立入禁止となっている。整備された区域では木道が通されており、水生植物や水鳥を観察することが可能である。ムジナモはかつて日本各地に分布していたが、環境汚染・水質汚染の影響で減少し、今日では確認されている自生地は宝蔵寺沼のみとなった。ムジナモ自生地としての宝蔵寺沼は1966年(昭和41年)5月に「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」として国の天然記念物に指定されている。
所在地
周辺
- 羽生水郷公園
- さいたま水族館
- キヤッセ羽生(三田ヶ谷農林公園)
- 羽生市立三田ヶ谷小学校
- 埼玉県道366号三田ヶ谷礼羽線
- 東北自動車道羽生インターチェンジ
- 清掃センター
- 椎の木湖(釣り堀・水上ゴルフセンター・平島揚水機場)
- 中谷落
- 新槐堀川
- 中川
脚注
- ^ 宝蔵寺沼周辺 (1948年4月12日撮影) - 国土地理院ホームページ
- ^ 宝蔵寺沼周辺 (1975年1月15日撮影) - 国土地理院ホームページ
関連項目
外部リンク
- 「食虫植物『ムジナモ』を大切に育てているまち」 - 羽生市ホームページ
- 「羽生観光マップ」 - 羽生市観光協会ホームページ
- 「宝蔵寺沼(ムジナモ自生地)」 - 埼玉県ホームページ
- 「水鳥の池・宝蔵寺沼」 - さいたま水族館ホームページ
- 「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」 - 日本郵便ホームページ
- 「羽生水郷公園」 - 原生生物情報サーバホームページ
- 『歴史的農業環境閲覧システム』 - 独立行政法人 農業環境技術研究所ホームページ
- 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス
座標: 北緯36度10分14.2秒 東経139度35分58.0秒 / 北緯36.170611度 東経139.599444度
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