本渡第一映劇
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本渡第一映劇(ほんどだいいちえいげき)は、熊本県天草市にある映画館(二番館)。下島の天草市街地にある。
注釈
- ^ 1953年の映画館(九州地方)「消えた映画館の記憶」を参照した[11]。
出典
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- ^ 「天草映画祭『風の賞』に『ペコロスの母に会いに行く』 来月、上映と授賞式」朝日新聞 2014年2月19日
- 1 本渡第一映劇とは
- 2 本渡第一映劇の概要
- 3 沿革
- 4 天草映画祭
- 5 外部リンク
天草映画祭
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「風の賞」(グランプリ)受賞作品年回(映画祭)回(風の賞)作品監督2001年 第3回 第1回 ホタル 降旗康男 2002年 第4回 第2回 千と千尋の神隠し 宮崎駿 2003年 第5回 第3回 たそがれ清兵衛 山田洋次 2004年 第4回 機関車先生 廣木隆一 2005年 第5回 父と暮らせば 黒木和雄 2006年 第6回 第6回 もんしぇん 山本草介 2007年 第7回 第7回 かもめ食堂 荻上直子 2009年 第8回 おくりびと 滝田洋二郎 第9回 劔岳 点の記 木村大作 第10回 やぎの冒険 仲村颯悟 2012年 第11回 一枚のハガキ 新藤兼人 2013年 第12回 女たちの都〜ワッゲンオッゲン〜 祷映 2014年 第13回 ペコロスの母に会いに行く 森崎東 あんまりもうかりそうにないところがとってもいいですね。ほっとしますよね。 — 本渡第一映劇について、高倉健 人が非常におおらかで安らぎます。機会があればまた来たいです。 — 天草について、宮沢りえ 1999年秋には邦画の新作・旧作約10本を上映する第1回天草映画祭を開催した。2001年からは天草市役所が天草映画祭に協力するようになり、「風の賞」(グランプリ)を創設して監督や出演者などを招待している。2001年以降、邦画の新作・旧作を上映するイベントは「天草名画座番外地」として継続している。 本渡第一映劇の常連客には安田公寛天草市長がいる。安田は高倉健に来島を呼びかける手紙を出し、高倉は2001年(平成13年)5月に『ホタル』(降旗康男監督)の宣伝キャンペーンで来島すると応じたが、この際は高倉の体調不良で来島は実現しなかった。6月には安田市長が上京し、高倉の所属事務所に直接手紙を届けた。 2001年10月の第3回天草映画祭の運営には天草市役所も協力し、新設されたグランプリ(風の賞)には『ホタル』を選出。10月7日に来島した高倉は本渡第一映劇に来館し、しばしの間『サンダカン八番娼館 望郷』(熊井啓監督)を観賞した。天草市立稜南中学校で行われた授賞式では、1,300人の島民が高倉を出迎えた。降旗康男監督も本渡第一映劇を訪れており、「素朴な懐かしさを覚える映画館でした」と語っている。高倉はデジタル上映設備のない本渡第一映劇のために、2012年の『あなたへ』(降旗康男監督)公開時には自ら配給会社に掛け合ってフィルム版の製作を実現させたという。 2003年(平成15年)の天草映画祭では宮沢りえ主演の『たそがれ清兵衛』(山田洋次監督)をグランプリに選出。本渡第一映劇での授賞式には宮沢が来館した。2004年(平成16年)の天草映画祭では坂口憲二主演の『機関車先生』(廣木隆一監督)をグランプリに選出し、プロデューサーの石井誠一郎と山本芳久が来館した。同作品の原作者である伊集院静は予告なく本渡第一映劇を訪れたことがあるという。2005年(平成17年)の天草映画祭では宮沢りえ主演の『父と暮せば』(黒木和雄監督)をグランプリに選出し、2年ぶりに宮沢が来館した。 2006年(平成17年)の天草映画祭では天草を舞台とする『もんしぇん』(黒木和雄監督)をグランプリに選出し、2年ぶりに宮沢が来館した。支配人の柿久和範は千葉真一の大ファンである。2007年(平成19年)の第9回天草映画祭では千葉の出演作品を特集する「千葉祭」を催し、『カミカゼ野郎 真昼の決斗』(深作欣二監督)や『日本暗殺秘録』(中島貞夫監督)などを上映した。11月18日には千葉真一本人が来館してトークショーを行った。 2009年(平成21年)1月の天草映画祭では天草出身の小山薫堂が脚本を務めた『おくりびと』(滝田洋二郎監督)をグランプリに選出。前年秋の公開時にはほどほどの客入りだったが、映画祭開催時期にはアカデミー外国語映画賞ノミネートで全国的に話題となり、映画祭ではホールに入りきれないほどの客入りとなった。授賞式後には小山のトークイベントを開催し、立ち見が出るほどの客入りとなった。 2010年(平成22年)の天草映画祭では『劔岳 点の記』(木村大作監督)をグランプリに選出し、2月20日には木村監督のトークイベントを開催した。2012年(平成24年)3月の天草映画祭では『一枚のハガキ』(新藤兼人監督)をグランプリに選出した。2013年(平成25年)3月の天草映画祭では『女たちの都〜ワッゲンオッゲン〜』(祷映監督)をグランプリに選出し、3月23日には出演した松田美由紀のトークイベントを開催した。なお、松田は2019年(平成31年)3月4日に『止められるか、俺たちを』(白石和彌監督)出演の藤原季節が舞台挨拶を行った際、激励で第一映劇を再訪している。2014年(平成26年)2月の天草映画祭では『ペコロスの母に会いに行く』(森崎東監督)をグランプリに選出し、3月21日には原作者で漫画家の岡野雄一のトークイベントを開催した。 2003年と2005年に来館した宮沢りえ 2007年来館の千葉真一
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