地獄人(じごくびと)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:38 UTC 版)
「地獄先生ぬ〜べ〜の登場人物」の記事における「地獄人(じごくびと)」の解説
ヴィムクを牛耳る羅刹の眷族で、組織に「逢魔ヶプロジェクト」の計画をもたらした存在。羅刹を人間界に降臨させ、人間界を蹂躙しようと企んでいる。人間界では本来の姿では存在できないため、長野の次元エネルギー研究所の所員3名を憑代として人間界に出現した。研究所の出資者たちに「大羅刹鬼天帝を降臨させれば何でも願いが叶う」と吹聴し、資金を集めて活動を開始。その出資者の中に宗教秘密結社「ヴィムク」の幹部がいたことから、その幹部たちを介してヴィムクを乗っ取り多くの信者を獲得、強大な組織を作り上げた。 全員が仮面で顔を隠し、マントや鎧など独自の衣装を身に纏っている(これらの衣装は、食玩メーカーの海王堂に特注したもの)。戦闘では霊力や妖力とは異なる「超能力」を操り、各々がぬ〜べ〜やカルラと互角以上に渡り合う力を持っている。しかし大天狗によると、人間の体に憑依しているため本来の力の半分も出せておらず、実際の力量はぬ〜べ〜を遥かに凌駕しているという。 賛同企業から集めた出資金で、童守町の西のはずれに巨大なドームスタジアム「童守アリーナ」を建設し、鬼天帝大降臨祭(ダーク・ペンテコステ)を目論んだ。しかし、出資企業にヴィムクの息がかかっていることを突き止めたゆきめにより、アリーナが破壊されてしまう。しかし、それでも鬼天帝降臨を諦めてはおらず、アリーナの再建し、多くの信者を観客として大降臨祭を開催した。 ラミア 3人の地獄人の一人。破れたボディースーツを身に纏うグラマーな女で、組織内での肩書は「導師」。一人称は「私」。次元エネルギー研究所のサブリーダーであった山崎絵里に憑依している。 はるか昔に大羅刹鬼天帝と眷属になる契約を交わしたという、地獄人の伝承を継承している。髪の毛を自在に操る力を持ち、攻撃や拘束に利用するほか、髪の毛から大小様々な魑魅魍魎を生み出すことができる。 性格は冷酷かつ残忍非道で、人々の死を邪悪な表情で嘲笑うなど、凶悪な面を見せている。また、冷静さと一種のカリスマ性も有しており、計画の進行が遅れていると丑光を再三非難するメンバーたちを一言で黙らせたり、殴り合いの喧嘩を始めたジルド・レイとブラド・ツェッペを一喝したりしている。 ハッキングで得た映像でカルラを倒したのがぬ〜べ〜(N)だと知り、丑光がぬ〜べ〜について虚偽の報告をしていたことを見抜く。その後、教育実習生「山崎良美亜(やまざき ラミア)」として童守小に赴任。その色香で惑わせた健斗たちから鬼の手の情報を聞き出したり、髪の毛から生み出した妖怪を差し向けて実際に鬼の手NEOの力を見るなどし、ぬ〜べ〜の力量を確かめた。最終的には、彼を降臨した大羅刹鬼天帝への供物に奉げようと目論んでいる。 実は一連の事件を裏で操っていた真の黒幕。地獄に生まれた存在としての高いプライドを垣間見せており、地獄という次元や、妖怪、魑魅魍魎の全てがクズと見下している人間の思念によって創り出されたという事実を受け入れられず、人間もろとも人間界を抹消することを真の目的としていた。鬼天帝の降臨はそのための手段にすぎず、鬼天帝の肉体を乗っ取るという思惑を果たして真・鬼天帝となった後、用済みとなったジルドとブラドを始末した。そして思惑を阻止しようと立ちはだかるぬ〜べ〜たちと交戦し、凄まじい妖力でぬ〜べ〜たちを圧倒。駆けつけてきた覇鬼、眠鬼、そして絶鬼と合体したぬ〜べ〜に押されながらも新たな力を発揮して再度圧倒するものの、ゆきめに吸気法で妖気を吸われ弱体化し、三丹田全てに気を蓄える蓄気法の極意を極めたぬ〜べ〜の渾身の鬼の手NEOの一撃を受け、鬼天帝の肉体もろとも消滅した。 ジルド・レイ 3人の地獄人の一人。軍服のような服装をしている痩せ型の男で、組織内での肩書は「主査」。一人称は「私」。次元エネルギー研究所の男性職員に憑依している。基本的に冷静な性格で、カルラの喧嘩腰の物言いを笑って受け流す度量の大きさを見せるが、同じ地獄人のブラド・ツェッペ相手に激昂し殴り合いの喧嘩になることもある。 巨大な鬼の手の形をした、重力波のような力を操る。一度に複数の重力波を放つこともできる。その力はとてつもなく強大で、カルラの全霊力と麒麟の角をもってしても支えきれないほど。 野宮毛からの連絡を受けて冥土製菓に出向きカルラに自分の素性や組織の目的を説明するも、麒麟の角で本心を読まれ反旗を翻される。カルラが従順であれば捨て駒として利用するつもりだったが、複数の重力波を放つ形で自らの力を誇示してもあくまで逆うカルラを見て破棄することを決意。圧倒的な力の差でカルラを一方的に追い詰めるも、ゆきめの介入により取り逃がしてしまう。 大降臨祭の進行により会場が地獄の気で満ちたため人間の身体から分離し、真の姿となってぬ〜べ〜たちと戦闘。しかし、鬼天帝降臨後にラミアに騙されていたことが明るみに出て、怖気づいて彼女に従おうとするも、用済みとして首を刎ねられ処刑された。 ブラド・ツェッペ 3人の地獄人の一人。鬼の肉体を模した無骨な鎧とマントを纏っている体格のいい男で、組織内での肩書は「統括」。一人称は「俺」。次元エネルギー研究所の男性職員に憑依している。性格はかなり直球的で、面倒くさいことが嫌い。そのためカルラ相手にヴィムクに戻るよう説得を試みたジルド・レイのやり方を甘いとこき下ろし、自身がカルラと遭遇した際は説得もせず最初から殺しにかかっている。 指先から電撃状の超能力を放ち、爪から大鎌やハンマーなどの武器を生成する能力がある。「最強の地獄人」を自称するだけあり、指先から放つ超能力はカルラの動きを封じ、大鎌は通常の鬼の手を一撃で粉砕し、ハンマーは鬼の手NEOと互角に張り合えるほど強力。一方で「鬼天帝大降臨祭の全容を大声で叫んだことでぬ〜べ〜とカルラに童守アリーナの建設目的を知られてしまう」「力任せの攻撃で童守アリーナに被害を与える」といった具合に直球的な性格ゆえの失態も目立つ。 童守アリーナへ建設状況の視察に出向いた際、ゆきめの指示で童守アリーナを探っていたカルラとそれを追って来たぬ〜べ〜に遭遇。対決の末にゆきめの部下である梅澤にアリーナを爆破され、ぬ〜べ〜たちも取り逃した。 アリーナ再建後の太降臨祭では、会場が地獄の気で満ちたため人間の身体から分離し、真の姿となってぬ〜べ〜たちと戦闘。しかし、鬼天帝降臨後にラミアに騙され利用されていたことを知り憤慨するものの、用済みとして首を刎ねられ処刑された。
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地獄人
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「うえきの法則の登場人物」の記事における「地獄人」の解説
天界人とは古くからの因縁があり、かつては互いの領土を奪い合う敵対関係だった。神器の様な特殊能力は持っていないが、それを補って余りある超身体能力を持つ。 現在は守人の一族を除いて、天界とは不可侵条約(地獄人が天界へ入ると、地獄界へ強制的に送還される)を結んで和解している(もめごとをなくすため、不可侵条約は継続されている)。 守人以外の地獄人(看守など)は、妙なスーツ(というより着ぐるみ)を着て登場している。
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