各編集長時代とは? わかりやすく解説

各編集長時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:04 UTC 版)

面白半分」の記事における「各編集長時代」の解説

吉行淳之介1972年1月号-6月号) 作家らに1時間ほど話してもらった内容リライトして「随舌」と称した(「随筆」は原稿料高く付くという吉行発案による)。創刊号大岡昇平金子光晴岡本太郎山藤章二開高健の「随舌」を掲載。この企画終刊まで続いた。他に「奇人外伝」「変わった人物インタビュー」など掲載野坂昭如1972年7月号-12月号) 7月号に「四畳半襖の下張」を掲載発禁佐藤野坂起訴される1973年初公判1976年一審有罪判決公判では丸谷才一五木寛之井上ひさしなどの反論もあり、雑誌知名度一気高くなり、毎号完売態となった。 開高健1973年1月号-6月号) 対談随時小酌」、コラムトイレ探訪」「私の葬式」などを掲載。(開高が2月から6月までベトナムへ取材旅行のため、実際にはあまり関わることができなかったという) 五木寛之1973年7月号-12月号) 五木寛之日本腰巻文学大賞」を開始休刊まで毎年実施され、8回、実施された。第1回受賞は、新潮社山口瞳酒飲み自己弁護』。ソンコ・マージュギター無宿世界放浪記」が人気となる。 藤本義一1974年1月号-6月号) 各方面から集めた「没」原稿特集1974年2月)、竹中労「あえて美空ひばり弁護する」、大島渚縁起の悪い話」、阿奈井文彦三途の川を渡る」、対談加虐被虐是好日」などが話題となる。 金子光晴1974年7月号-12月号) 「面白半分電話対談」で第1回北杜夫VS佐藤愛子井上ひさし1975年1月号-6月号) 特集テレビ人間、…」「テレビお偉方身元調査」など、テレビに関する記事特徴出した野坂昭如1975年7月号-12月号) 篠沢秀夫連載など遠藤周作1976年1月号-6月号) 「神父さんの好奇心座談会」、講談四畳半年増の色張」、井上洋治神父トルコ嬢の「激烈対談」など掲載開高健1976年7月号-12月号) サントリー社長佐治敬三との連載対談など田辺聖子1977年1月号-6月号) 匿名座談会男性作家読むべからず」(出席者佐藤愛子中山あい子田辺聖子写真掲載)。高橋孟(カモカ・シリーズのイラスト担当)の「海軍めしたき物語」(1977年1月-)は後に新潮社から単行本化されてベストセラーとなった筒井康隆露悪的な日記腹立半分日記」を連載1977年1月-1978年6月)。 筒井康隆1977年7月号-1978年6月号) クレージー持ち味人気高まり発行部数増加編集長延期して1年間務めた山下洋輔「全冷中顛末記」、タモリハナモゲラ語思想連載タモリ原稿締め切りに間に合わず、4ページ分が真っ白のまま店頭並んだことがある佐藤嘉尚呼びかけで、小林亜星会長頼み、「大日本肥満者連盟(大ピ連)」が結成されたことも話題となった佐藤によれば筒井編集長時代が一番売れ行きよかったが、以前からの負債もあり、原稿料未払い続いていた。筒井は「自分編集長をした一年間については責任がある」と言って原稿料分(ウン百)を立て替えてくれたという。 半村良1978年7月号-12月号) 架空お茶家元「南千家流」を特集しアン・ルイスらが入門した特集皇居再利用計画」「次期元号は"早稲田"(法政でも可)に決定」など。 井上ひさし1979年1月号-6月号) 特集テレビCMまる一日」「世界最新テレビ事情」など、テレビに関する記事田村隆一1979年7月号-12月号) 小詩集など。 佐藤嘉尚1980年発行人として編集長交代制休止8月号を出した後に倒産し9月以降休刊。 「臨終号」は常連ライター・元編集者有志阿奈井文彦牛坂浩二土屋健ら)が企画編集したもので、歴代編集長らが登場発行所は「土筆舎」となっている。

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