各編を通して登場する人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 17:36 UTC 版)
「狂四郎2030」の記事における「各編を通して登場する人物」の解説
八角清高(はっかく きよたか) M型遺伝子理論を提唱した天才博士。(その名の通り)顔の輪郭は八角形。第三次世界大戦を予見し、幼犬(のちのバベンスキー)と共に地下での隠遁生活に入る。機械工学や物理学にも通じ、タイムマシンの開発も行っていた(実際に稼働するかは不明)。自分のクローンを作り出し脳以外の器官の入れ替えをして延命していたが、脳だけはクローンで作ってもそのままでは移植してもバベンスキー曰く「天才のじじいがアホになるだけだ」なので、バベンスキーに移植した上で学習を積ませてから移植しようとしたが、本人の脳はすでに限界に近付いており、最後は脳出血により死亡する。 二条憲政(にじょう のりまさ) 日本国総統。ゲノム党党首で陸海空の三軍の全権を握る。日本を狂気の世界に変えた元凶。容姿・政権掌握までの過程・優生学の政治利用についてアドルフ・ヒトラーがモデルとして一番近いが、ヨシフ・スターリンやポル・ポト、毛沢東を思わせる徹底的な密告社会、家族の根絶、資産家や知識層など意に沿わない国民の区別と粛清をはじめとする様々な政策、強制的な国内農業集団農場一本化や強制労働、カリグラ帝・董卓・ヘンリー8世・ジム・ジョーンズ・麻原彰晃・金正日を思わせる異常な色情症的気質・漁色家的資質など古今東西様々に存在した歴史上の独裁者達を色々ヒントにして創作されている[要出典]。作中でも、民主制の欠点を知り尽くしたカリスマ政治家で、大衆の圧倒的な支持を得て自らに有利な法案を成立させ、不要となると粛清を決断した、歴史上前例のない独裁者とされているが、実は自身もM型遺伝子異常レベルA「国家反逆病」キャリアである。 不老を求めて手術を施すが失敗し、肉体的には衰えが始まるが奇跡的に脳が無事であったことから影武者を立てる等して実権を握り続けており、精力も健在で息子ひかるも儲けた。(なお表向きひかるは試験管ベビーとされているが、実際は老化していたころ女をあてがってもらっている。)しかし、肉体の衰えは止まらず大戦開始1年前には生ける屍のようになったため、6年もの歳月をかけて光明に治療させていた。しかし、治療を受けている間に腹心の部下であるゲノム三将達に実権を事実上簒奪され、全快した頃には既に地下宮殿に幽閉されていた。その為、再び権力を掌握する事に執念を燃やし、ゲノム党とは一定の距離を持つ旧自衛隊系秘密結社まほろばとの密約・協力でようやく外に出るが、それは予め内通者密告情報で状況を把握していたゲノム三将の罠として逆用され、反逆罪として逮捕され失脚する。 赤堀宗佑(あかぼり そうすけ) 国務大臣。ユリカをなぶり者にしてきた男達の一人。八木が登場するまでユリカの法律上の夫だった。性処理に利用していた女性に男根を食いちぎられてしまったため、性的不能に陥り、また女性に対する恐怖もそれによって生まれている。身分が上の者に対してはだらしなく、プライドにもまるで執着しない。アルカディア編にて脱税が発覚し、二条ひかるに一族郎党打ち首にされてしまう。 赤堀早紀(あかぼり さき) 赤堀の娘。父親からの命令で性の調教師をやらされており、かつてはユリカの調教も目論んでいた。父親似の不美人だが、温厚・善良で人当たりも良く、宗佑に陵辱されるユリカに同情し何かと便宜を図ってやっていた。アルカディア編にて父の汚職の連帯責任を負わされ、打ち首にされてしまう。
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