古川家とは? わかりやすく解説

古川氏

(古川家 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 19:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

古川氏(ふるかわし、こがわし)とは、日本の氏族である。戦国時代には、飛騨と陸奥に古川を称する在地勢力が、別々に存在した。

飛騨古川氏

飛騨国司家である姉小路氏の庶流にあたる。姉小路尹綱が飛騨国古川郷に居住し、古川氏を称したことにはじまった[1]。高野にある古川城を本拠地とした[2]

その後、養子の昌家が継いだが、一族である小島家・向家との争いや周辺国人との争いを通して衰退した。享禄4年(1531年)に三木直頼によって滅ぼされた。この後、飛騨国内に勢力を張った三木氏が、古川の家名を名乗った。これは朝廷に認められたものであった[3]

陸奥古川氏

明応8年(1499年)には、大崎氏の家臣として存在していた[4]大崎教兼の六男を祖とするとされる[5]。その後、天文5年(1536年)には、他の勢力とともに大崎氏に対する大規模な反乱を起こしている[6]

大崎義直はこの反乱を自力で抑えることができず、伊達稙宗に援軍を要請した。その結果、居城である古川城にこもった古川持慧ら一族郎党は死亡し、反乱は終わった。奥州仕置によって、大崎氏が改易されると、古川氏も居城を退去することとなった[5]

読み方は「ふるかわ」でなく「こがわ」である[要出典]

系譜

飛騨古川氏

姉小路高基
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
家綱 尹綱1 之綱
❲向家❳
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
師信
❲小島家❳
昌家2
 
 
 
基綱3
 
 
 
済継4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
済俊5 高綱
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
秀綱6 済堯 宣政
 
 
 
 
 
良綱 時基

陸奥古川氏

  • 諸説あるため、有力とされる一説を載せている。
大崎教兼
  ┣━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┓
 政兼 百々高詮 内﨑兼宣 斯波詮高 高清水定家 古川某
                          ︙
                         (不詳)
                          ︙
                         持忠
                          ┃
                         持熈
                       ┏━━┫
                      持恵 直稙
                       ┃
                      持慧
                       ┣━━━┓
                      忠隆 青塚吉春

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 朝日新聞社 1994, p. [要ページ番号].
  2. ^ 飛騨古川 1991, p. 8.
  3. ^ 大石 2015, p. 203.
  4. ^ 平凡社 1987, p. 457.
  5. ^ a b 平凡社 1987, pp. 461–462.
  6. ^ 大石 2015, p. 67.

参考文献

関連項目


古川家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:43 UTC 版)

澪つくし」の記事における「古川家」の解説

古川かをる→吉武かをる→坂東かをる→梅木かをる 演 - 沢口靖子 銚子屈指の醤油醸造元「入兆」当主の妾の子として生まれた幾多の困難を乗り越えながら、戦前戦中戦後生き抜く本編ヒロイン偶然に出会った吉武惣吉に心惹かれてゆく。 銚子高女時代バレー熱中していた。学校卒業後、「入兆」へ引き取られることになる(今でいう認知同等扱い)。 「入兆」では下働きから始まり久兵衛許しが出ると花嫁修業に励む。 初めて惣吉と2人きりで犬吠埼にて会う当日千代喀血してしまい、会うことが叶わず、1人悔し泣きする。 惣吉との再会叶うも、互いのことを忘れるように言われてしまい、戸惑う自身身分が違うことは理解しているため、せめて「妹だと思ってほしい」と言って別れるも、同じ頃に見合い話が舞い込み律子から焚き付けられる形で自分気持ち抑えられなくなってしまい、惣吉に会いに行く結納律子によって破談となり、律子の嘘から久兵衛らを怒らせてしまうばかりか「入兆」での立場悪くなってしまう。一時期は耐えかねてるいの元に帰るが、訪ねて来た久兵衛の姿を見たことで決心して「入兆」へと戻る。 惣吉への想い断ち切れず、久兵衛から本家追い出される形で結婚認められる吉武家嫁いでからは、文吉乗組員亡くなり造船価格高騰などの悲しみ苦難乗り越えてゆく。 ようやく惣吉との子身籠るも、漁へ出た惣吉が行不明になる不幸に見舞われ葬儀最中流産してしまい、入院体調回復して退院すると、久兵衛計らい坂東家身柄引き取られ、「入兆」の仕事手伝って醤油向き合うことで生きる喜び見出す番頭小畑退職後は本格的に「入兆」の経営関わることになる。 惣吉の葬儀から1年ほどが経過する周囲からは梅木との再婚薦められ当初困惑する梅木との再婚後、妊娠していることが発覚昭和9年11月双子男児出産する葬儀済ませて亡くなったものと思っていた惣吉が生きていたことが分かる梅木との関係に溝が出来る。その後梅木との関係は改善する戦況厳しさ増してゆき、久兵衛・るい・律子、そして梅木までもを失う。「入兆」も空襲によって焼失してしまうが、懸命に復興力を注ぐ英一郎が12代目引き継ぐと、彼を支えながら「入兆」を守っていく決意をする。 古川るい→坂東るい 演 - 加賀まりこ かをるの実母。元々は「入兆」の小間使い久兵衛の妾としてかをるを生んで育てた。「妾の本分」はわきまえており、万事控えめ。かをるが幸せ嫁ぐことが何よりの夢である。 久兵衛3人目の女・三隅照子とは「本分」を巡って気が合わない。気が強く、かをるを父同然に叱り飛ばす。 かをるの女学校卒業後千代希望身の回り世話請け負うも、ハマイヤミ我慢限界達して辞退する千代入院してからは、再び千代から頼まれ身の回り世話をすることになる。 かをるの縁談流れてしまったことには心を痛めるが、「入兆」から帰って来たかをるには戻るように諭す。 かをるが惣吉との婚礼終えたある日訪ねて来た久兵衛に関係を終わらせようしていることを打ち明ける千代亡くなる前に立ち会っており、堪えきれずに病室出てからは大泣きしていた。千代遺言もあり、久兵衛らから後妻になるように言われる頑なに拒否し続ける。 昭和6年久兵衛想い応えるように坂東家後妻になることを承諾する。 惣吉が行不明になってから1年ほどが経つと、かをるに梅木との再婚薦めるうになる戦争激しさを増すと「入兆」の経営頭を抱える。また、出征した英一郎が戻らないことに加え日々久兵衛衰えてゆく様子心を痛めていた。 昭和20年銚子空襲時、周り止めるのも聞かず仕込み守ろう飛び出した久兵衛庇い銃撃巻き込まれ負傷して亡くなる。 馬場ツエ 演 - 鷲尾真知子 古川家に住み込む小間使い。かをるやるいへの忠誠心が厚い。 おっちょこちょいで声が大きい。余計なひと言多く、「すいません」が口癖もらい泣きしやすい。 るいが千代世話係降りてからは代わって通いで受け持つことになり、ハマからイヤミ言われることになる。 千代喀血したときの発見者になり、またハマからはイヤミ言われる小畑からは気遣われる。 かをると惣吉の婚礼出席し、るいの配慮そのまま吉武家住み込む。 かをるが流産したのちは吉武家から坂東家住み込む空襲でるいを失うと相当な落ち込みであった終戦後民主主義によって婚姻自由化され無事に帰還した職人赤川から求婚されめでたく結婚する

※この「古川家」の解説は、「澪つくし」の解説の一部です。
「古川家」を含む「澪つくし」の記事については、「澪つくし」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「古川家」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「古川家」の関連用語

古川家のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



古川家のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの古川氏 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの澪つくし (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS