冬木市の人々
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グレン・マッケンジー(Glen Mackenzie) 声 - 西川幾雄 冬木市に在住する老人。来歴は原作小説と『Fate/Zero material』で大きく変更されている。 『Fate/Zero material』によると、元はオーストラリア人で、40年以上前に商社マンとして家族と冬木に引っ越す。冬木を非常に気に入って永住を決意し、脱サラして貿易会社を立ち上げて無難に経営し、引退後は英会話学校の非常勤講師などを務めている。息子のクリスとその家族は日本に馴染めず、カナダのトロントに移住している。 暗示によってウェイバーを孫と思い込まされ、ウェイバーの寄宿先となっている。しかし、過去の記憶との齟齬によりウェイバーが自分の孫でないことに気づく。しかし、彼やライダーの存在でマーサが明るくなったことなどに礼をいい、彼らを暖かく受け入れる。決戦に赴こうとするウェイバーに「命と秤に掛けられる物は、結局のところ何も無い」と語った。 ドラマCD『アーネンエルベの一日』や『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でも言及されている。 マーサ・マッケンジー(Martha Mackenzie) 声 - 峰あつ子 グレンの妻。暗示によってウェイバーを孫と思い込まされる。 以前は息子や孫たちが日本を離れてしまったためかやや塞ぎ込んでいたが、ウェイバーがやってきてからは少し明るくなった。 コトネ 声 - 小林桂子(ドラマCD) / 瀬戸麻沙美(テレビアニメ) 遠坂凛のクラスメートで、親友。男子からいじめられているのを凛に助けられたりしていた。 雨生龍之介とキャスターが跋扈する中で行方不明になり、惨死したことが示唆されている。 TVアニメ版では原作小説と異なり、龍之介の手にかかる直前で凛によって救出される。 仰木(おおぎ) 声 - 川村拓央(ドラマCD) / 井上剛(テレビアニメ) 航空自衛隊の一等空尉。「ディアボロI」というコールサインでF-15戦闘機を操縦する。 冬木市警察に要請され「海魔」騒動に赴くが、バーサーカーの「騎士は徒手にて死せず」によって戦闘機をバーサーカー配下の宝具とされる。F-15Jがアーチャーとの戦闘に使用され、本来のF-15Jには不可能な急機動のGに耐え切れず死亡。 小林(こばやし) 声 - 高橋伸也(ドラマCD) / 奥村翔(テレビアニメ) 航空自衛隊の三等空尉。「ディアボロII」というコールサインでF-15戦闘機を操縦する。 仰木とともに冬木市に赴く。遭遇した「海魔」に接近して確認しようした所で捕獲されてしまい、機体ごと捕食される。 藤村大河(ふじむら たいが) 声 - 伊藤美紀 穂群原学園に通う女子学生。 藤村家は冬木市でも指折りの大家で、聖杯戦争後に切嗣が冬木に落ち着くことになった際の後見人になっている。切嗣に一目惚れし、切嗣も彼女にシャーレイの面影を感じていた為、甘やかしてしまった。切嗣に惹かれながらも破滅しなかった唯一の女性でもある。 原作小説には登場しないが、用語集で一項目が設けられているほか、TVアニメ版・漫画版で登場した。Blu-ray Disc Box II付属のドラマCDでは、衛宮家に入り浸っている様子も描かれ、切嗣に剣道の稽古を付けてもらっていた。切嗣から士郎に魔術を教えるか否かの参考に剣道で喩えた問答をかけられると、彼女は出鱈目を教え役に立たないと騙し諦めさせると答え、それでも気づかず続ければむしろ立派で剣道とは違う道を行き、そんな人が間違いを犯すことはないと解き、切嗣を感服させている。 『Fate/stay night』には主人公の姉貴分として登場する。弟子ゼロ号 声 - 金元寿子 「おねがい!アインツベルン相談室」に登場する、記憶喪失の女子中学生。髪をポニーテールにし、穂群原学園のジャージを着ている。少女時代の大河と違い、耳は髪で隠れている。 正体を知るアイリ師匠からは最初「ティーちゃん」、後に「ゼッちゃん」と呼ばれる様になる。 山籠もり中に遭難していたところをアイリ師匠に助けられたらしい。このこともあって彼女を尊敬し、師匠と仰いでいる。直接は語られていないが、後の「タイガ師匠」。ポジションとしてはSNにおける「弟子1号」。 衛宮士郎(えみや しろう) 声 - 野田順子 『Fate/stay night』の主人公。 終盤で切嗣が令呪によってセイバーに聖杯を破壊させたで引き起こした大災害の中から、切嗣が唯一救いだすことのできた少年である。その後、切嗣は身寄りを喪った彼を引き取り養子として迎えた。作中に挿入されるカウントダウンは、切嗣が彼を救い出し2人が出会うまでの時間を示している。 彼は自分を救ってくれた切嗣に対して異常な憧れを抱いており、切嗣はずっとその歪みを危惧していた。だが最期の夜、彼が「正義の味方になる」という切嗣の夢を自分が引き受けると言った時に、切嗣は自分とは違うこの誓いの思い出があればきっと大丈夫だ、自分のように道を誤ることは無かろうと安心して逝く。こうして養父の夢は養子に託された。 Blu-ray Disc Box II付属のドラマCDでは出会ってから2年後の様子が描かれている。すでに食卓を取り仕切っており、切嗣や大河の健康を考えて和食メインの献立にしているが、ジャンクフードを好む切嗣には不満を持たれている。身体に埋め込まれた「全て遠き理想郷」は子供には強すぎるらしく、耐性を付ける為(という名目で実際はトラウマを和らげる為)、切嗣が魔術で造った薬を服用している。2年、切嗣に魔術を教えて欲しいと請い続け、ドラマCDの最後で魔術回路を造る訓練に入る。この時、切嗣から、魔術はつまらないからいつでも辞めていいと言われ、また魔術師の覚悟と、自分のためではなく他人のために使え、魔術使いになれ、と説かれている。この時、切嗣が説明に用いた「トレース」の言葉が後に彼の呪文「トレース・オン」に繋がっていく。
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