冬木沢参り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/29 05:21 UTC 版)
福島県会津地方では、毎年、盆前の8月1日から7日までの期間、この八葉寺に死者の供養のため参詣する「冬木沢参り」という習俗が広く見られる。家族が死亡したら、死者の初盆を迎える前に家族や親族が故人の歯、骨、爪、毛髪などを持参し、木製の小型納骨塔婆や納骨器に納め八葉寺に奉納する。 この習俗は、冬木沢参りの習俗として国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されており、奉納された文禄年間からの14,824点の小型納骨塔婆及び納骨器は、八葉寺奉納小型納骨塔婆及び納骨器として国の重要有形民俗文化財に指定されている。また、毎年8月5日に境内の空也堂前で奉納される空也念仏踊は、福島県の重要無形民俗文化財に指定されている。
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