会の結成とは? わかりやすく解説

会の結成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 14:22 UTC 版)

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」の記事における「会の結成」の解説

1993年平成7年8月22日東京都中野区焼肉店証言会が開かれ在日朝鮮・韓国人10名と日本人約5名が集まった日本人参加者小川晴久夫妻高柳俊男、谷川透などであった証言会では、焼肉店女将帰還事業北朝鮮渡った兄が1980年銃殺され朴春仙1991年平壌留学体験をもつ関西大学講師李英和証言した。この会に参加者した人の多くが、北朝鮮山中に「管理所」「教化所」という強制収容所があり、帰国者はじめ多く北朝鮮人民過酷な扱い受けていることを初め知って大きな衝撃受けた参加者のなかからもっと大きな証言集会を持つべきだという声があがり、同年11月7日千代田区神田パンセで約200名が参加する大集会開催つながった。このときの証言者は、朴春仙李英和のほか、帰国した弟が強制収容所殺された金民朝総連新潟県本部帰国者を送り出した張明秀、逃亡図って銃撃死亡した北朝鮮発表した浩平の妹の曺幸、それに、中野焼肉店のアジュモニの証言代読があり、支援者として愛知県立芸術大学萩原重夫が加わって7名となった短期間200人もの人びと集まったのには、李英和大阪府立ち上げたRENKの力が大きかった。 この2つ集会経て1994年正月には帰国問題を担う恒常的な組織作る準備会が開かれ、そこで小川晴久が「北朝鮮帰国者の生命(いのち)と人権を守る会」という組織名提案した小川北朝鮮当局が人の生命いとも簡単に殺すので「生命」の語を入れるべきと主張すると、準備会に出席していた南朝鮮労働党元幹部朴甲東がこれに強い賛意示し、名前が決定した。 「守る会」の結成日出席者は約180人だったが、うち朝鮮総連から組織動員かけられ50人が妨害者として参加しており、開会冒頭から野次罵声浴びせられた。金英達による講演帰国事業とは何か」は当初1時間予定していたが、朝鮮総連妨害者からの野次怒号のため30分で終わらざるを得なかった。朴春仙、曺幸、金民による被害者家族訴えの間も、朝鮮総連から動員され妨害たちから罵詈雑言やまなかった。山田文明会則案の朗読始めると、前方占めていた朝鮮総連若者たち演壇めがけて実力行使の挙に出た。ついに会場側が110番通報するなか、仲間たち守られながら山田会則案を最後まで朗読し賛否会場諮る100名以上から賛同拍手得られたので、その場成立宣言した。 現在、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会(守る会)では「70円で北朝鮮拉致被害者葉書送ろう」という葉書キャンペーン実施している。

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会の結成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 16:39 UTC 版)

救え! 北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」の記事における「会の結成」の解説

1954年昭和29年)、在日朝鮮人3世として大阪府堺市生まれた李英和は、関西大学専任講師だった1991年平成3年)の4月から12月まで、開発経済学者として平壌直轄市朝鮮社会科学院への短期留学経験した。そして、留学によって実際に北朝鮮入国してみると、金日成と金正日対すあまりに度を超えた極端な個人崇拝日常的に盗聴監視禁足行われる徹底した監視社会実態、あるいは庶民生活の経済破綻困窮等を知るに及び、同国に強い失望の念をいだいたという。 帰国後の1992年10月李英和は「民主友愛コメ」と題し食糧難にあえぐ北朝鮮民衆への民間レベルでの食糧援助日本政府への緊急人道援助求めキャンペーン展開するが、北朝鮮朝鮮民主主義人民共和国当局在日本朝鮮人総聯合会朝鮮総連)からの猛反発妨害活動によって結局頓挫したこうした経験により、1993年平成5年6月高英起とともに救え! 北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク」(RENK)を立ち上げた6月3日には、メンバー50余り大阪市内目抜き通りを「強制収容所廃止しすべての政治囚を釈放せよ」「金日成政権人権弾圧をやめろ」「北朝鮮民衆民主主義人権保障せよ」と書いたプラカード横断幕掲げてデモ行進おこなったまた、RENKでは脱北者支援北朝鮮内部資料映像世界へ公開する活動展開した出版物に、安哲兄弟による『秘密カメラ覗いた北朝鮮』(李英和RENK 訳)がある。

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