パンセとは? わかりやすく解説

パンセ【(フランス)Pensée】


パンセ

名前 Pinset

パンセ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/14 02:01 UTC 版)

パンセ』(: Pensées)は、晩年のブレーズ・パスカルが自らの書籍の出版に向けて、その準備段階で、思いついた事を書き留めた数多くの断片的な記述を、彼の死後に遺族などが編纂し刊行した遺著である。「パンセ(pensée)」はフランス語動詞 penser(考える)の過去分詞 pensé から生じた名詞で「考えられたこと」、「考え」、「思考」、「思想」の意味である[1][2]


注釈

  1. ^ 島崎藤村の訳では、「人は一つの葦に過ぎない。その性質に於て最も弱い葦だ。しかし彼は考へる葦だ。[6]」となっている。

出典

  1. ^ 大橋尚泰. “フランス語原文でパスカル『パンセ』を読む - 北鎌フランス語講座 - 読解編”. lecture1.kitakama-france.com. 北鎌フランス語講座. 2020年7月1日閲覧。
  2. ^ PENSÉE : Définition de PENSÉE” (フランス語). www.cnrtl.fr. Centre national de ressources textuelles et lexicales. 2020年7月1日閲覧。
  3. ^ 塩川徹也『パスカル『パンセ』を読む』岩波書店
  4. ^ roseau pensant, ブランシュヴィク版断章No.347
  5. ^ ブレーズ・パスカル 著、津田穣 訳『パンセ』 上(未完のキリスト教弁証論)、世界文学社、1948年9月10日、209頁。全国書誌番号:46001922 NDLJP:1039145/110 
  6. ^ 『パスカルの言葉』:旧字旧仮名 - 青空文庫
  7. ^ ブランシュヴィク版 第2章162
  8. ^ ブランシュヴィク版 第4章277
  9. ^ 田辺(1963:183-185)


「パンセ」の続きの解説一覧



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パンセ」の関連用語

パンセのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パンセのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパンセ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS