代表的な登場作品
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チャールズ・ウォードの奇怪な事件[要ページ番号]:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 1927年執筆・初言及された作品。作中時1928年。死者を蘇生させる呪文と、崩壊させて元の塩に戻す呪文に、ヨグ=ソトースの名前が含まれる。ヨグ=ソトースそのものは登場しない[要出典]。 ダニッチの怪][要ページ番号]:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 1929年執筆・作中時1928年。ダニッチのウェイトリー家の双子は、ヨグ=ソトースと人間の混血児。息子ウィルバーは、父神を召喚しようとするが、所持する『ネクロノミコン』は不完全版なので呪文が載っておらず、ミスカトニック大学付属図書館が所蔵する本を盗み出そうとする[要出典]。 銀の鍵の門を越えて[要ページ番号]:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト 1932年執筆・作中時1928-1932年。窮極の門の先にいるのがヨグ=ソトースであり、ウムル・アト=タウィルを門番としている。ウムル・アト=タウィルには化身説もある。鍵であり門であり守護者であるという、超越神にして人格神[要出典]。 暗黒の儀式[要ページ番号] :ラヴクラフト&ダーレス 1945年執筆・作中時1924年。黒魔術師リチャード・ビリントンはヨグ=ソトースや旧支配者を地上に呼び戻そうとする。ヨグ=ソトースの外見についての言及あり。原題『The Lurker at the Thereshold』は、ヨグ=ソトースの異名を指す[要出典]。 丘の夜鷹[要ページ番号] :オーガスト・ダーレス 1948年執筆・作中時1928年。『ダニッチの怪』と関連が深い。ウェイトリー家の親戚が登場し、また夜鷹の象徴に着眼する[要出典]。 ダニッチと並行した侵略プランBとして、ある人物を夢テレパシーで操り、外世界から召喚させようとする。その人物はヨグ=ソトース(達)の都市とみられる光景を夢に見る。[要出典] ネクロノミコン断章[要ページ番号] ネクロノミコンの16世紀ジョン・ディー文書を解読したものという体裁をとり、その性質上『ダニッチの怪』の設定を大量に補うものとなっている[要出典]。 環状列石の並べ方、バルザイの偃月刀の製作法、召喚法などの説明がある。また13の球体をヨグ=ソトースの使い魔とし、名前と個性がつけられている[要出典]。 アリシア・Y[要ページ番号]:後藤寿庵 1994年発表・日本の漫画。『ダニッチの怪』の後日談・1999年編。主人公のアリシア・Y・アーミティッジはヨグ=ソトースの娘。敵役のジョン・ディー博士はヨグ=ソトースの知識と力を狙う[要出典]。 その他 WT作家として、CAスミスが『アゼダラクの聖性』で、REハワードが『アッシュールバニパルの焔』で、ヘンリー・カットナーが『クラーリッツの秘密』で、名前だけ登場させており、異なる作家の世界観同士をゆるやかに繋げていた。その後、クトゥルフ神話が体系化されると、クトゥルフ神話のヨグ=ソトースとして登場するようになる。また特にリン・カーターは、ヨグ=ソトースを直接登場させないままに設定の方を持っている[要出典]。 クトゥルーの眷属(ロバート・シルヴァーバーグ、1959)[要ページ番号]、ハイ・ストリートの教会(ラムジー・キャンベル、1962)[要ページ番号]、ダニッチの破滅(リチャード・A・ルポフ、1997)[要ページ番号]、下から見た顔(ローレンス・J・コーンフォード、2001)[要ページ番号]
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代表的な登場作品
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クトゥルフの呼び声 初登場作品。情報量が多い。 ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが1925年に執筆し1928年に発表した。邦訳は複数あり、東京創元社『ラヴクラフト全集2』、青心社『クトゥルー1』、星海社FICTIONS『新訳クトゥルー神話コレクション1』などに収録。 墳丘の怪 地底世界クン=ヤンでの信仰について言及される。地底人からは「トゥルー」(Tulu)の名で呼ばれ、宇宙の調和の霊として信仰される。 ラヴクラフトが、ゼリア・ビショップのために代作した。執筆は1929年、発表は1940年。邦訳は、青心社『クトゥルー12』、国書刊行会『新編真ク・リトル・リトル神話大系1』などに収録。 ハスターの帰還 ハスターや旧神との対立構図について言及される。ルルイエ異本が初登場。 オーガスト・ダーレスが1939年に発表した。邦訳は、青心社『クトゥルー1』に収録。 永劫の探究 クトゥルフ教団との戦いを描く。オーガスト・ダーレスが1944-1952年にかけて発表した5連作。邦訳は、青心社『クトゥルー2』に収録。 アーカム計画 クトゥルフ復活の陰謀を描く。ロバート・ブロックが1979年に発表した。邦訳は、創元推理文庫『アーカム計画』に収録。 タイタス・クロウ・サーガ 邪神の王。ラムレイの設定では、クトゥルー配下の邪神達はCCD(Cthulhu Cycle Deities、邦訳:クトゥルー眷属邪神群)と呼ばれる。 ブライアン・ラムレイが1975年から1988年にかけて発表した6長編のシリーズ。邦訳は、創元推理文庫からシリーズ全6作が刊行されている。 TRPG『クトゥルフの呼び声』 人間のカルトとして、銀の黄昏教団マスターたちが登場する。 ケイオシアム社が1981年に製作したTRPGで、改版を重ねている。日本語翻訳版はホビージャパンとエンターブレインから刊行されている。
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