代表的な白浪物
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以下表中はいずれも二代目河竹新七(黙阿弥)作の演目。旧暦の年月は漢数字で表した。 本外題・別外題・通称初演作者主役 みやこどり ながれの しらなみ本:『都鳥廓白浪』 しのぶの そうた通:『忍の惣太』 安政元年三月 (1854年4月)江戸 河原崎座 二代目河竹新七 忍の惣太:四代目市川小團次 ねずみこもん はるの しんがた本:『鼠小紋東君新形』 ねずみ こぞう通:『鼠小僧』 安政四年正月 (1857年2月)江戸 市村座 二代目河竹新七 鼠小僧次郎吉:四代目市川小團次 あみもよう とうろの きくきり本:『網模様燈籠菊桐』 こざる しちのすけ通:『小猿七之助』 安政四年七月 (1857年8月)江戸 市村座 二代目河竹新七 小猿七之助:四代目市川小團次 こそで そが あざみの いろぬい本:『小袖曽我薊色縫』 さともよう あざみの いろぬい別:『花街模様薊色縫』 いざよい せいしん通:『十六夜清心』 安政五年二月 (1858年3月)江戸 市村座 二代目河竹新七 鬼薊清吉:四代目市川小團次 さんにん きちさ くるわの はつがい本:『三人吉三廓初買』 さんにん きちさ ともえの しらなみ別:『三人吉三巴白浪』 さんにん きちさ通:『三人吉三』 安政七年正月 (1860年1月)江戸 市村座 二代目河竹新七 和尚吉三:四代目市川小團次 あおとぞうし はなの にしきえ本:『青砥稿花紅彩画』 べんてん むすめ めおの しらなみ別:『弁天娘女男白浪』 しらなみ ごにん おとこ通:『白浪五人男』 文久二年三月 (1862年4月)江戸 市村座 二代目河竹新七 弁天小僧菊之助:十三代目市村羽左衛門(五代目尾上菊五郎) むすめ ごのみ うきなの よこぐし本:『処女翫浮名横櫛』 きられ おとみ通:『切られお富』 元治元年四月 (1864年5月)江戸 守田座 二代目河竹新七 お富:三代目澤村田之助 ふねへ うちこむ はしまの しらなみ本:『船打込橋間白浪』 いかけ まつ通:『鋳掛松』 慶應二年二月 (1866年3月)江戸 守田座 二代目河竹新七 鋳掛屋松五郎:四代目市川小團次 くもの うえの さんえの さくまえ本:『雲上野三衣策前』 くもにまごう うえのの はつはな別:『天衣紛上野初花』 こうちやまと なおざむらい通:『河内山と直侍』 明治7年10月 (1875年10月)東京 河原崎座 二代目河竹新七 河内山宗俊:九代目市川團十郎 しもよの かね じゅうじの つじうら本:『霜夜鐘十字辻筮』 しもよの かね通:『霜夜の鐘』 明治13年6月 (1880年3月)東京 新富座 二代目河竹新七 士族六浦正三郎:中村宗十郎 しまちどり つきの しらなみ本:『島鵆月白浪』 しま ちどり通:『島ちどり』 明治14年11月 (1881年11月)東京 新富座 黙阿弥 望月輝:九代目市川團十郎 しせんりょう こばんの うめのは本:『四千両小判梅葉』 しせんりょう通:『四千両』 明治18年11月 (1885年11月)東京 千歳座 黙阿弥 宮蔵:五代目尾上菊五郎 めくら ながや うめが かがとび本:『盲長屋梅加賀鳶』 かがとび通:『加賀鳶』 明治19年3月 (1886年3月)東京 千歳座 黙阿弥 竹垣道玄:五代目尾上菊五郎
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