人力プロペラ機ディスタンス部門
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「鳥人間コンテスト選手権大会」の記事における「人力プロペラ機ディスタンス部門」の解説
回数開催日記録優勝備考操縦者所属団体第09回 1985年8月03日) 290.45m 石本豪 豊田飛行愛好会 初の人力プロペラ機による優勝。翌年以降、滑空機部門と人力プロペラ機部門の部門別開催となる端緒となった。1979年にドーバー海峡横断に成功した「ゴッサマー・アルバトロス」に類似した先尾翼構造を採用 第10回 1986年8月02日 00512.20m 田中紀彦 Team Aeroscepsy 人力プロペラ機部門として独立しての第1回。しばらくは滑空機と合わせて飛距離を競う総合優勝という制度も併用されていたが、後に廃止され、各部門は同格の別物として扱われるようになった。 第11回 (1987年8月01日) 00435.56m 上田稔 日本大学理工学部航空研究会 第12回 (1988年7月30日) 記録なし 午後から強風のため中止 第13回 (1989年7月29日) 記録なし 台風に伴う強風のため中止 第14回 (1990年8月04日) 01,810.54m 小林稔 日本大学理工学部航空研究会 第15回 (1991年8月03日) 00500.20m 阪本佳久 日本大学理工学部航空研究会日大バードマンOBチーム 第16回 (1992年8月01日) 02,019.65m 中山浩典 チームエアロセプシー 第17回 (1993年7月31日) 02,180.78m 野呂元紀 日本大学理工学部航空研究会 第18回 (1994年7月30日) 02,371.65m 宮脇康成 日本大学理工学部航空研究会日大バードマンOBチーム 第19回 (1995年7月29日) 08,764.00m 中山浩典 チームエアロセプシー 第20回 (1996年7月27日) 09,761.56m 中尾誠 大阪府立大学 堺・風車の会 第21回 (1997年7月26日) 中止 台風9号直撃のため全面中止 第22回 (1998年8月01日) 23,688.24m 中山浩典 チームエアロセプシー 大会初の琵琶湖横断に成功 第23回 (1999年7月31日) 04,913.46m 大倉彰浩 大阪府立大学 堺・風車の会 第24回 (2000年7月28日) 07,945.85m 嘉藤伸一 大阪府立大学 堺・風車の会 第25回 (2001年7月28日) 03,823.70m 成相健太郎 東京工業大学Meister 第26回 (2002年7月28日) 06,201.74m 梶原聖太 東京工業大学Meister 第27回 (2003年7月27日) 34,654.10m 平綿甲斐 日本大学理工学部航空研究会 琵琶湖大橋まで到達し強制着水。準優勝の田中宗介(東京工業大学Meister)の32,177.99m、3位の中谷好博(東北大学Windnauts)の24,823.01mも共に前回までの大会記録を更新。東北大学は北ルート制覇。 第28回 (2004年8月01日) 00944.11m 渡邊峰生 早稲田大学宇宙航空研究会WASA 18チーム中半数が天候不良でフライトできず、競技不成立。 第29回 (2005年7月17日) 22,813.05m 田中丸真輔 日本大学理工学部航空研究会 初の18km折り返し成功。初めて折り返しラインを越えたのは2年前に続き2回目の準優勝となる田中宗介(COOLTHRUST)。 第30回 (2006年7月22日) 28,628.43m 宮内空野 東北大学Windnauts 宮内は、11年後(2017年)に開かれた第40回大会にもROKKO WORKS(東北大学OBが中心の社会人チーム)のパイロットとして出場すると、第30回大会の自己記録を上回る30,221.54mで準優勝。 第31回 (2007年7月29日) 03,998.51m 山田洋平 東京工業大学Meister チームが2006年7月に世界初の有人乾電池飛行を成功させた電動機「オキシフライヤー」(オキシライド単3乾電池160本搭載)に酷似するが、主翼等が別設計 第32回 (2008年7月27日) 36,000.00m 西脇渉 東北大学Windnauts 18km折り返しルールの下で、初めて往復に成功。 第33回 (2010年7月25日) 18,556.82m 宮本翔 東京工業大学Meister 第34回 (2011年7月31日) 18,687.12m 中村拓磨 東北大学Windnauts 第35回 (2012年7月29日) 14,129.34m 谷口周平 東北大学Windnauts 前年度の機体と複合した復元機を、大会後から仙台市科学館で常設展示中。 第36回 (2013年7月28日) 20,399.24m 斎藤圭汰 東京工業大学Meister 第37回 (2014年7月27日) 01,849.41m 佐々木颯清 東北大学Windnauts 強風と雨による天候不良のため、競技不成立。 第38回 (2015年7月26日) 35,367.02m 松島昴汰 東北大学Windnauts 2位の日本大学理工学部航空研究会も折り返しに成功(記録は22892.36m) 第39回 (2016年7月31日) 21,415.53m 山﨑駿矢 日本大学理工学部航空研究会 第40回 (2017年7月30日) 40,000.00m(1時間38分20秒) 渡邊悠太 BIRDMAN HOUSE伊賀 右旋回を経て往復成功(40km完全制覇)によって大会最長記録を達成。 第41回 (2018年7月28日) 02,347.58m 越野陽也 東北大学Windnauts 台風12号の接近に伴う強風の影響で、フライト中に機体の主翼が突然折れて着水するチームが続出したため、8チームのフライトを残した状況で競技不成立。 第42回 (2019年7月28日) 60,000.00m 渡邊悠太 BIRDMAN HOUSE伊賀 台風6号直撃の影響で、1日目のフライトは中止。渡邊が、競技不成立の前回を挟んでの2連覇および、同じパイロットでは初めて2度目の完全制覇を達成。 第43回 (2021年8月1日) 5221.04m 前川純也 東京都立大学鳥人間部 T-MIT 「常識外れの設計」とされる小型機で大会3連覇と「70km完全制覇」を狙った渡邊は、竹生島付近を旋回するルートの往復によって35kmを飛行していながら、記録上「失格」とみなされた。プラットフォーム付近で方向転換(2度目の旋回)を試みたあげく、危険を回避する目的で着水した場所が着水禁止区域内であったことによる。 タイトル:第10回 - 第29回 「人力プロペラ機部門」
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