人力ヘリコプター
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1980年にシコルスキー人力ヘリコプター賞が設定された。これに初期に挑み大きな成果を残したのは、米国のカリフォルニア州立ポリテクニック大学のグループと、日本の内藤晃を中心とした日本大学のグループで、主要な記録としては、前者は「ダビンチIII」が1989年に7.1秒間・20cmの浮上に成功、後者は「YURI-I」が1994年に同じく20cm・19.46秒の浮上に成功している。 その後21世紀に入り、2012年にはメリーランド大学のガメラ2(Gamera II)が1分を超える滞空に成功した。そして、2013年6月13日にカナダのトロント大学から生まれたベンチャー企業、エアロヴェロ(AeroVelo)が開発したアトラス(Atlas)が到達高度3.3m、滞空時間64秒の飛行を成功させ、シコルスキー賞は彼らにより獲得された。 なお、鳥人間コンテストにおいて2001年〜2003年の3回ほど「人力ヘリコプター部門」が存在していたことがあったが、同コンテストのレギュレーションでは人力ヘリコプターはほとんど全く現実的でないこともあり、過去に存在した「コミックエントリー」における、パラシュート的な造形物により滞空時間を少々稼ぐもの、という程度の機体(?)にとどまっていたため、記録も初回のものが最も長く、回を重ねるにつれ滞空時間が短くなっている。
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人力ヘリコプター
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丸岡式人力ヘリコプター 1903年に歌人発明家丸岡桂らが製作した人力ヘリコプター。飛行には至らなかったが、存在が確認されている日本最古の重航空機となった。 ダ・ヴィンチIII カリフォルニア・ポリテクニック大学開発の人力ヘリコプター。高度20cm、滞空時間7.1秒を記録。 YURIシリーズ 日本大学が開発した人力ヘリコプター。1994年、YURI-Iが滞空時間19.4秒の世界記録(FAIスポーツ規定の高度に達していないため日本航空協会認定の参考記録)を樹立。記録時の高度は20cm。 ガメラ(Gamera)シリーズ メリーランド大学開発の人力ヘリコプター。滞空時間の世界記録保持機。脚力のみでなく、腕力も利用している。 アトラス(Atlas) カナダのベンチャー企業、エアロヴェロ開発の人力ヘリコプター。2013年に滞空時間60秒以上、獲得高度3m以上の課題を達成し、イゴール・シコルスキー人力ヘリコプター賞を獲得した。
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