三面怪人 ダダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/16 15:08 UTC 版)
「大怪獣バトルウルトラコロシアム」の記事における「三面怪人 ダダ」の解説
バトルナイザーを狙う宇宙人で、「…ダダ」と自分の名前を交えて喋るのが特徴。落ち着きがなく諦めの悪い性格でプレイヤーとは三度も戦う(しかも会うたびテンションが上がる)。「アイ・シャル・リターン・ダダァー!」が口癖。EX怪獣軍団にネオカオスダークネスなど強力な怪獣を何体も使役している。最後はプレイヤーを最強のレイオニクスと認め、自分の最強怪獣であるゴモラを託して倒れた。
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三面怪人 ダダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:42 UTC 版)
「ウルトラマンの登場怪獣」の記事における「三面怪人 ダダ」の解説
第28話「人間標本5・6」に登場。 3種類の顔を持ち、それぞれを使い分けることが可能。物体をすり抜ける移動能力、人間に憑依する、テレポートするなどのさまざまな超能力を持つ。ただし、特殊な重金属で造られた壁は通り抜けられない。常に心臓の鼓動のような不気味な音を発している。 劇中ではダダの1人271号が地球へ侵入し、母星にいる上司からの使命を帯びてダダ時間222以内に適性に合った地球人の人間標本を6体採取するべく暗躍する。奥多摩の山中にある宇宙線研究所を占拠し、全所員のうち4人をミクロ化器で標本化した後、研究所に近い日向峠で路線バスの転落事故を引き起こし、失神した乗客の中から2人を標本化しようとテストを続けていた。研究所の動力室には小型のエレクトロニクス動力源やダダ星との通信装置を運び込んでおり、外部との一切の連絡を遮断したり、母星との交信・物質転送を可能にする環境を作り出している。 宇宙線研究所が271号に占拠されてから1週間後、イデが入院する病院へ助けを求めてきた所員の通報で事態が発覚するが、271号は研究データを取りに訪れた中央宇宙原子力研究所の秋川叶子技官が適性に合っていたことから、彼女を5番目の標本にしようと目論むと、3つの顔(赤目のA、青目のB、黄目のC)でダダが多数存在するかのように見せかけながら、超能力によってムラマツたちを追い詰めていく。しかし、ムラマツからの連絡で事態を知ったハヤタがウルトラマンに変身して宇宙線研究所に向かったため、271号はムラマツたちの追跡を後回しにしてウルトラマンの迎撃に向かうが、まったく歯が立たないうえにスペシウム光線で顔面に酷い火傷を負わされ、一時撤退する。 その後、271号は宇宙線研究所の屋上でムラマツたちにミクロ化器を突きつけて追い詰めるが、足を滑らせて屋上から落下した彼らはウルトラマンに救助される。苦しまぎれにウルトラマンをミクロ化器で人間大まで縮小した271号は、たやすく元の大きさへ戻られたうえ、顔面へのストレートキックでダメージを負う。最後は、透明化して逃亡を図ったところをウルトラ眼光によって暴かれ、再びスペシウム光線を受けて煙を上げながら墜落死した。 前述の通り多種多様な超能力を持っているが、戦闘力はかなり低く、肉弾戦ではウルトラマンはおろか地球人のムラマツにさえ呆気なく退けられている。 劇中では、271号の上司らしき別個体のダダが通信装置のスクリーンを通じて登場する。271号はウルトラマンやムラマツたちの前では「ダ・ダ…」という声しか発しないが、この上司との会話では日本語を用いており、「ダダ時間」なる概念の存在が語られる。主にこの上司は271号への指示や援助を行っており、代替のミクロ化器を転送したりウルトラマンの迎撃命令を出したりするが、部下の扱いはかなり荒く、ウルトラマンに敗れて一時撤退した271号に「だめだ、ウルトラマンは強い」と泣きつかれてもまったく意に介さず、人間標本の採集と転送を急ぐように命じていた。 スーツアクター:鈴木邦夫 声:鈴木泰明 台本の表紙では、準備稿・決定稿ともに「ダダA、B、C登場」となっていたが、本放送当日の新聞ラテ欄には「三面怪人ダダ登場」と記載されている。 デザインは成田亨によるもので、全身の幾何学模様は色彩と平面の幾何学模様の操作で、オプ・アートのように見る角度によって顔が3種類に認識できるという錯視の原理を応用したトロンプ・ルイユのような効果を狙ったコンセプトであったが、造形的に実現が難しいことから3種類の顔が1つの頭に存在するという形状となった。造型では、当初は3つの顔が回転して現れるギミックや観音開き状に顔が隠れるギミックなどが考えられていたが、最終的には3つのうち2つに蓋をするという形になった。共通して黒い髪の毛のような部分を持ち、前面の顔の部分を交換することで表現している。抽象図形のボディラインにプリミティブアートの顔となっている。全身の幾何学模様もオプアートから引用されている。胸にアンコ(詰め物)を入れて量感を出している。体の模様はスプレットサテンで描かれている。 第33話のシナリオではメフィラス星人の部下として登場が予定されていたが、ケムール人(2代目)に変更された。楳図かずおの漫画版『ウルトラマン』や漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では、この名残でバルタン星人、ザラブ星人、ケムール人と共にメフィラス星人の部下として登場する。金城哲夫によるノベライズ『怪獣絵物語ウルトラマン』においても、バルタン星人たちやメフィラス星人と共にウルトラマンの対策会議に参加している姿が、挿絵で確認できる。 『ウルトラファイト』第30話「ダダ消えたり出たり」では、ダダの姿を消す能力は「ダダ忍法」と呼称される。『ウルトラマン』本編と違い、大学の研究所を襲ったことになっている。 着ぐるみは、1973年に二子玉川園で行われた「怪獣供養」にて、モングラーやギラドラスなどと共に焼却処分された。
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