ラテ欄の歴史とは? わかりやすく解説

ラテ欄の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:19 UTC 版)

番組表」の記事における「ラテ欄の歴史」の解説

ラジオ試験放送間中1925年6月東京毎夕新聞社によってラジオ番組紹介専門新聞日刊ラヂオ新聞』が創刊されたのが、新聞における番組表掲載端緒である。 一般紙における番組表掲載は、同年11月読売新聞別刷りの『よみうりラヂオ版』を設けたのが最初であると見られている。その後都新聞二六新報追随し遅れて1931年東京朝日新聞東京日日新聞時事新報別刷り番組表発行開始した。この当時放送局NHK東京中央放送局)しかなく、番組表一般記事と同じ縦書きレイアウト書かれた。需要奪われた『日刊ラヂオ新聞』は、1933年1934年頃に廃刊したとみられている。 読売別刷りラジオ番組表は、当初番組内容解説流れた楽曲歌詞評論など掲載されたが、戦時色濃くなるに従って内容縮小していき、1941年頃に番組表のみの1ページ刷りとなった新聞本体組み込まれるようになった経緯はっきりしないが、民間放送本格的に開局するころには、横書き時間別のタイムテーブル掲載されるようになったラジオ放送初期の頃民放局についてはは当該地区終日番組表以外に、それ以外の主要地域のラジオ局の夜の番組表載せていた新聞もあった。また、ニュース」の放送時間を、番組表ではなく別枠掲載していた新聞もあった。 テレビ欄新聞にはじめて掲載されたのは1953年2月1日で、これを掲載した読売新聞ではスポーツ欄片隅番組表組み込まれていた。このときはラジオ上でテレビ欄はその下に小さく記載される程度であったテレビ開局当時1950 - 1960年代引き続いてラジオメインフルサイズ)で、テレビ極小サイズ或いはハーフサイズというケース多かったテレビ本格普及し各地続々開局していくと、テレビメインにして、ラジオハーフサイズとする傾向増えるこの頃新聞社資本関連がある放送局番組表には末尾スポンサー書かれたものがあった。 その後番組表時代合わせて必要な情報盛り込んでいく。カラー化した番組少な時代には番組表には「カラー」の表記がされ、逆にほとんどがカラー化されると「モノクロ」の表記がされた。ステレオ放送少数だった時代にはそれを示す記号付与された。 ラテ欄最終ページ掲載したのは、日本共産党機関紙赤旗」(のちの「しんぶん赤旗」)が最初である。 紙面カラー印刷使えるようになってから、新聞社提携している放送局の全番組や、その日注目番組(主に番組表外側広告紹介があり連動している)などの背景に目立つ色(ピンク黄色など)を使用したり、スポーツ・映画洋画邦画色を変えることも)・料理などジャンル別塗り分け試み(特にスポーツ新聞)も出てきた。 1990年代に入ると、衛星放送本格スタートで、多くテレビ面とラジオ面とに分けて掲載するうになる一般に地上波テレビ面〔NHK民放のうち在京キー局衛星放送WOWOWプライム含む〕は最終面、ラジオ面・独立系民放衛星放送WOWOWライブシネマCS一部を含む〕は紙面中間掲載されている。ただし地方紙では地上波NHKのBS最終面、在京キー局系を含む民放BS・CS中間面に掲載するものもある)。なお2011年7月24日デジタル完全移行地上波福島県宮城県岩手県2012年3月31日まで延期)後は、一部地方紙除き在京キー系列民放BS番組表地上波と同じ頁で掲載することが増えている。 録画予約簡単にするための数字であるGコードは、日本では1992年から朝日新聞など一部夕刊掲載された。その後朝刊にも掲載し徐々に普及していった。その後電子番組表普及によりGコード用いた録画予約需要薄れたことから(デジタル放送ではGコード利用できない)、新聞及びテレビ情報誌ラテ欄へのGコード掲載2011年7月23日付を最後に終了した岩手宮城福島3県で購読されているものも含む)。これに伴い一部新聞BSデジタル放送番組欄を中面から最終面に移設している。これに先駆けて日本経済新聞大都市圏一部地域)、日刊スポーツ関東首都圏のみ)では2009年前者1月31日付、後者3月31日付)の早い段階収録終了したほか、同年10月1日付から、西部本部管轄となった産経新聞の「九州・山口特別版」や日刊スポーツサンケイスポーツなど一部を除くスポーツ新聞などではGコードを元から掲載していない新聞多数存在している。

※この「ラテ欄の歴史」の解説は、「番組表」の解説の一部です。
「ラテ欄の歴史」を含む「番組表」の記事については、「番組表」の概要を参照ください。

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