マスコミの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 14:56 UTC 版)
「中華航空140便墜落事故」の記事における「マスコミの対応」の解説
事故直後に名古屋空港で(民放としては)唯一稼動していた、東海テレビの情報カメラ(お天気カメラ)が炎上する機体の姿を中継した。当時、東海テレビが加盟しているフジテレビ系列(FNN)では、プロ野球中継・広島対巨人の試合が放送時間内に終わったため、20時40分頃には事故の一報をフジテレビのスタジオから伝えた。その他、21時以降は報道特別番組を組む放送局もあった。なお在名民放5局のうち、テロップの第一報(ニュース速報)で最も速く伝えたのは プロ野球中日ドラゴンズ戦中継を放送していたテレビ愛知である。 NHK総合テレビでは20:39から1分間ニュースを放送した後に、20:40から『ドラマ新銀河・企業病棟』を放送したが、20:52に打ち切り、報道特別番組に移行した。 TBSでは、航空会社を舞台にしたドラマ『スチュワーデスの恋人』を放送中にニュース速報を送出した。速報の字幕は、ドラマ劇中での旅客機の成田空港への着陸と滑走路への進入、管制塔と交信中のコックピット内部場面にスーパーインポーズされたがドラマはそのまま放映続行された。また、劇中の演出としての操縦パネルの扱い、乗務員の私語雑談、それらに対する機長からの注意への反論等、飛行中のコックピットでの場面について安全への配慮に欠けた描写がみられたとしてTBSに抗議の電話が殺到した。その後報道特番に差し替えられ、『ジャングルTV 〜タモリの法則〜』(毎日放送制作)は休止。『筑紫哲也NEWS23』開始まで特番を続けた後、引き続き同番組でもCMを一切挟まずに詳報を伝えた。 テレビ朝日系では、21時台から報道特番に差し替え、22時からの『ニュースステーション』で詳しく放送、名古屋テレビの山崎昭がニューススタジオで受けるかたちで各地の中継などを入れながら詳報を伝えた。 テレビ東京系では、23時からの『ワールドビジネスサテライト』で、現場からの生中継映像に合わせ、テレビ愛知記者による電話リポートが複数回放送された。 岐阜放送(独立局)では、ラジオでは22時台の生番組にニュース速報を複数回入れ、その中ではアナウンサーの本地洋一が名古屋空港に入り電話で現場リポートを行った。テレビでも24時35分から10分間の特設ニュースを放送。アナウンサーの伊藤伸久が担当し、『ワールドビジネスサテライト』で使用された現場中継画像を用いた放送を行った。 兵庫県のサンテレビ(独立局)では事故発生を確認後も飛行機ならびに空港をテーマにしたホラー映画『墜落大空港』を予定通りに放送した。 ラジオでの報道対応の一例として、朝日放送(ABCラジオ)は阪神対ヤクルトの野球中継を放送していたが事故直後から野球中継中に炎上している様子など事故の様子の一部を伝えていた。試合終了後は『ABCミュージックパラダイス』の内容を変更し、随時事故のニュースを伝えたのをはじめ、翌日の未明から早朝に放送される『もうすぐ夜明けABC』も休止の上、事故のニュースを伝え続けた。 名古屋空港を取材ヘリの基地とし、カメラマンを常駐させていた中日新聞は墜落直後の写真を撮影し、その報道写真は新聞協会賞を受賞した。
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マスコミの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 14:48 UTC 版)
「岩手県沿岸北部地震」の記事における「マスコミの対応」の解説
地震発生を受けNHKではすべての放送波で番組を打ち切りにし(八波全中)、地震関連のニュースを金子哲也アナウンサーが伝えた。しかし発生した時間が深夜という事もあり、NHK以外で「当直制度」を敷いていない放送局では、最初は「地震速報」による字幕情報のみやCSのニュース専門チャンネルなどの情報を流して凌いだ放送局があった。その後、各局では報道特別番組を放送したが、中部日本放送ではこの報道特別番組の編成の影響によりアニメ「イタズラなKiss」が割り込むなどの放送事故が発生した。
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マスコミの対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 15:23 UTC 版)
火災発生時、NHKが午前2時10分から臨時ニュースが報じられると共に、現場からの生中継が始まったが、通常番組に5分程度カットインする状態だった。被害が明るみに出つつあった2時23分から「NHKニュースおはよう日本」開始まで特別報道体制(臨時ニュースによる終夜放送)となり、現地記者とヘリコプター空撮映像を交えながら現場の状況を繰り返し伝え、「NHKニュースおはよう日本」では当火災の内容を中心に放送した。 民放は深夜ということもあり、警察や消防発表を拠り所とした事実経過を簡単に伝えるのみであったが、被害状況の詳細が伝わるにつれ(こちらもNHK同様に、被害の大きさが分かってきた午前3時台以降)、深夜番組を一部休止したりカットインするなどして、各社とも臨時ニュースを伝えた。明けて土曜早朝の時間帯も、通常の生情報番組内で内容を変更して詳報を伝える局や、レギュラー番組を休止して報道特別番組を編成する局など対応は様々であった。 鎮火後のマスコミは、火災原因を放火であるのか事故であるのか不確定な部分を憶測を交えつつこぞって追求していたが、9日後の9月10日になると日本国内初の狂牛病が疑われる牛の確認公表や、翌9月11日夜(JST)にはアメリカ同時多発テロ事件が発生したため、当火災の報道は激減し、「報道特集」などのドキュメンタリー系報道番組で遺族の様子などを幾度か取り上げる程度に縮小した。また、9月11日にWOWOWでは映画「バックドラフト」を放送する予定であったが、この事故の影響を受け「母の眠り」に差し替えられた。 当時アニマックスで放送されていた「ギャラクシーエンジェル」の第21話「デコピザ」は、当初この事故の原因としてガス爆発が疑われていたため放送が中止された。
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