ボランティア・支援
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 21:28 UTC 版)
「2ちゃんねらー」の記事における「ボランティア・支援」の解説
代表とする以下のボランティア・支援の定義は、金銭授受の有無を問わず、個々の善意によって団体行動に発展したものを含める。 パソコンの余力を利用して白血病解析をしようというUDがん研究プロジェクトがあり、2ちゃんねらーによる「Team2ch」は、プロジェクトが解析を開始した2001年以来、2007年4月のプロジェクト終了まで常時世界一の実績を誇った。2007年4月以降多くのユーザーはWorld Community Gridに移籍しており、世界第3位(2015年2月時点)の成績を挙げている。 2002年7月、フジテレビによる日韓ワールドカップ報道を「偏向している」として抗議するため、フジテレビが予定していたクリーンアップ作戦の実施日前に「湘南ゴミ拾いオフ」として横取りした。オフは生放送当日の朝に終了し、海岸沿いの住民には「きれいな海が帰ってきた」とおおむね好評であったが、一部ではボランティアと称することに反感を抱く者もいる。湘南ゴミ拾いはその後も不定期に数回続いた。また、テレビ各局が韓国を中心に偏向した報道を行う事に憤りを感じた2ちゃんねらーが「韓国対ドイツ戦のとき、国立競技場でドイツを応援しよう」オフを決行している。結果約1000人が集まったという。ちなみにこの日明石家さんまもドイツのユニフォームを着てテレビに出演していたことが知られている。 2002年10月、自転車で世界旅行中盗難にあった観光客の新聞報道を見た2ちゃんねらー有志が自転車を捜索・発見した。 2002年10月、北朝鮮拉致から帰国した地村保志がプラモデル好きだということを知った模型板住人が「拉致されていた24年間のプラモの進化を知ってもらおう」という趣旨でカンパを募り、帰国の際に搭乗した全日空ボーイング767-300やカタログなどを住居のある小浜市役所へ送付。後日地村本人から直接発起人へ感謝状が送られた。 2002年から2003年にかけて、アフガニスタンへの学校建築募金が行われた。2004年8月16日に完成したフィールズバハール小学校にはモナーと2ちゃんねるのアドレスが記入された学校名プレートが設置されている。 2003年7月、玄界灘で漁船と貨物船の衝突事故が発生。漁船を所有していた共和水産への自主再建の願いに対し、海産物購入という形での助力が行われた。 2003年夏、折り鶴放火事件により焼かれた広島原爆慰霊碑の折鶴を折って終戦記念日に届けようという「14万羽折鶴プロジェクト」が行われ、最終的に83万羽が集まり、高校の社会科資料集にも掲載され話題を呼んだ。またこの「折鶴オフ」では「しない善よりする偽善」とのフレーズも生まれた。一方で勢い余った2ちゃんねらーの不謹慎な行動(平和公園内で胴上げをしたり、慰霊碑によじ登った)が多くのインターネットユーザーに非難され、当人が謝罪した。 2004年に発生した新潟県中越地震の際に、救援活動として使い捨てカイロを送る。 2005年3月、エントリー直前に大口スポンサーから夜逃げされ、個人スポンサーを募集していたロードレース世界選手権のGP250クラス参戦中の関口太郎選手のスポンサーとして、バイク板他一部板の住民がTeam(・∀・)2ch名義で名乗りを挙げ、累積で300万円以上(2007年6月現在)のスポンサー料を提供。オリジナル応援歌『フルスロットル』は、2006年3月に、史上初の「(2ch上の)CGMによって制作され、一般の音楽流通ルートに乗って販売されたCD」として発売され、著作権料がすべて同選手のスポンサー料に充当された。 2006年11月、銚子電気鉄道の経営危機に際し、社が鉄道外事業として生産する「ぬれ煎餅」の購入を開始、「(゚д゚)ウマー(美味しい)」という評判も手伝い一気に大量購入し過ぎた結果、生産が追いつかなくなり一時期ネット販売中止、数ヶ月の発送待ちという事態にまで発展した。 2010年3月、「韓国ドメインからの2ちゃんねるへのサイバーテロ事件によって2ちゃんねるサーバーのあるアメリカ・Pacific Internet Exchange側の被害が総額2億円にのぼり、アメリカがチリ地震などに送っている支援に支障をきたしかねない」との事で、チリへのクリック募金サイトなどへ募金支援が行われた。
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