フルメタル・パニック!
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『フルメタル・パニック!』(Full Metal Panic!)は、賀東招二による日本のライトノベル。また、これを原作とする漫画、アニメ作品。原作のイラストは四季童子。略称は「フルメタ」[4]。富士見ファンタジア文庫 (富士見書房→KADOKAWA) より1998年9月から刊行されている。2024年1月時点でシリーズ累計発行部数は1150万部を突破している[5]。タイトルはスタンリー・キューブリックの映画『フルメタル・ジャケット』をもじったものである[6]。
- 1 フルメタル・パニック!とは
- 2 フルメタル・パニック!の概要
フルメタル・パニック!
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「フルメタル・ジャケット」の記事における「フルメタル・パニック!」の解説
ライトノベル作品『フルメタル・パニック!』は、本タイトルをもじって名付けられた作品であり、随所に本作品のパロディが見られる。特に、小説短編もしくはアニメ『フルメタル・パニック ふもっふ?』における「やりすぎのウォークライ」では、乙女のような心を持っている気の弱い弱小ラグビー部のメンバー達が、『マオ姉さんの海兵隊式ののしり手帳(新兵訓練編)』によりひたすら怒号を浴びせられながら、海兵隊のようなスパルタ式の軍隊訓練により洗脳されていく様が描かれている。最終的にメンバー達は、精神に変調をきたしてボールに話しかけるようになり、優しく温和だった性格も正反対となり、自分たちを馬鹿にしていた強豪校をボロボロに打ち負かすストーリーが描かれている。
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フルメタル・パニック!
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千鳥かなめが相良宗介に対するツッコミによく使用している。また、当作品が参戦するゲーム『スーパーロボット大戦W』では「かなめのハリセン」というスキルパーツが登場する。
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フルメタル・パニック!
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「フルメタル・パニック!」の記事における「フルメタル・パニック!」の解説
『フルメタル・パニック!』のタイトルで、2002年1月から6月までWOWOWにて、原作小説『戦うボーイ・ミーツ・ガール』から『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』までのストーリーが全24話で放送された。 原作では『ウィスパード』を巡る謎やブラックテクノロジーを巡る戦いが本筋となっているが、アニメ版1作目の本作では序盤で触れて以降、ほぼ言及されていない。 またシリーズを通しての敵として描かれるアマルガムに関しても全面的に改変され、登場しないため、原作では組織の意向に沿ってクラマと行動しているガウルンが単独犯として描かれている。その結果、『疾る ワン・ナイト・スタンド』を映像化した第8〜12話では原作とは違い、真相が明らかにされず終わっている。 一方で、アニメオリジナルのお色気シーンや一部短編のストーリーが挿入されており、SF作品、軍事作品としての色合いが強い原作の雰囲気とは大きく異なり、学園物としての色合いが強くなっており、原作との雰囲気や方向性の面でも大きく異なっている。 その他大きな変更点としては第14話から第17話まで描かれたアニメオリジナルエピソード内、第15話から第17話まで展開された『故郷に吹く風』ではアニメオリジナルキャラクターとしてザイードが登場し、宗介に戦闘技術を教えた設定となっている(原作ではカリーニンが全て教えた事になっており、終盤の親子という関係に大きく関わっている)。 上記の結果、原作からかけ離れた作品になったため、後述のディレクターズカット三部作のブックレット等で、原作者である賀東招二からは「もう少しやりようがあったのではないか」等コメントを残している。 原作小説で舞台として登場した北朝鮮が「ハンカ自治州」、アフガニスタンが「ヘルマジスタン」と、それぞれ架空の地名に変更されている。また、作中の時代設定も原作の1998年ではなく、当初の放映予定であった2001年に変更されている。 映像セルソフトは放送当時にDVDが、Blu-ray BOXが2008年6月に発売された。
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