ハレルヤ
「ハレルヤ」とは・「ハレルヤ」の意味
「ハレルヤ」とは、ヘブライ語で「神をほめたたえよ」という意味の感嘆句だ。英語のスペルで「 Hallelujah」と表記される。キリスト教の旧約聖書では「詩篇」、新約聖書では「ヨハネの黙示録」に登場する言葉である。もともとはイスラエルの神殿で会衆が聖書の詩篇を一緒に賛美する際に、祭司が会衆に呼び掛ける際に用いられた言葉だ。現在でもキリスト教の宗教行為、讃美歌の歌詞の中で、神様へ感謝を伝える言葉として使われている。同じキリスト教で耳にすることが多い語というと、「アーメン」が挙げられる。「アーメン」は「その通り」「まことに」などの意味で、直接、神を称えるような言葉ではない。一方、「ハレルヤ」の場合、「神をほめたたえよ」というように神を崇め奉る言葉として知られている。「ハレルヤ」は洋楽や邦楽で曲名や歌詞に使われることが多く、キリスト教徒ではなくても耳慣れた言葉だ。「ハレルヤ」が使われている数ある曲の中でも、ドイツの作曲家ヘンデルが作曲した「メサイア」は有名だ。第2部最終曲の「ハレルヤコーラス」は、歌詞の中で「ハレルヤ」と何回も繰り返すことで知られている。「ハレルヤ」は宗教用語ではあるが、音楽などを通じて私たちの生活の中に浸透している言葉だと言える。
「ハレルヤ」の語源・由来
「ハレルヤ」の語源は、ヘブライ語の 「ハレルヤ」である。ヘブライ語の「ハレルヤ」は「ハレル」と「ヤ」の2つに分解でき、「ハレル」は「ほめたたえよ」という意味、「ヤー」は神の名「ヤハウェ」を意味する言葉の短縮形である。よって、もともと「ハレルヤ」は「旧約聖書のヤハウェという神様をほめたたえよ」という意味だった。それが転じて、「神をほめたたえよ」という意味になった。「ハレルヤ」の熟語・言い回し
グローリーハレルヤとは
「グローリーハレルヤ」とは、19世紀のアメリカ南北戦争の時代に誕生したアメリカ愛国歌「リパブリック讃歌」の中に登場する歌詞である。「リパブリック讃歌」の原曲は「ジョン・ブラウンの亡骸」、作詞者は詩人のジュリア・ウォード・ハウという女性である。「グローリーハレルヤ」というポジティブな意味合いの言葉が散りばめられているので、南北戦争で北軍(奴隷解放軍)の行軍曲として用いられた。
「ハレルヤ」の使い方・例文
「ハレルヤ」は、大きな喜びや驚くような出来事、感動するような出来事に遭遇した際に日常的に用いられる。・戦時中で貧しい生活を送っていた日々は終焉を迎え、人々は歓喜のあまり「ハレルヤ」と一斉に叫んで神を賛美した。
・大切な人をなくして、彼は「ハレルヤ」と呟いて祈りを捧げた。
・ハレルヤコーラスは、アメリカではクリスマスイブ、日本では学生たちの合唱コンクールの定番曲として知られている。
・先日、彼は5年近く付き合っていた彼女にプロポーズをしたのだが、成功した瞬間、彼は神に感謝するために思わず「ハレルヤ」と叫んだ。
・世界一の信者数を誇るとされるキリスト教の信徒たちが、集会で神を褒め称えるために「ハレルヤ」と大声で叫んだ。
・車の多重事故が目の前で行ったのだが、事故によって誰の命も奪われなかったことについて神様に感謝の気持ちを伝えるために「ハレルヤ」と呟いた。
・先日、大好きな彼氏と結婚式を挙げたのだが、美しい教会でみんながハレルヤの讃美歌を歌ってお祝いしてくれたことは一生忘れない。
・ヘンデルが作曲した「メサイア」という曲の第二部において「ハレルヤ、ハレルヤ」とみんなでコーラスする所は、メシアが復活する場面を表している。
・キリスト教徒が多い国では、「ハレルヤ」は大きな喜びや感動、感嘆の気持ちを表す言葉として日常会話でよく使用している。
・宝くじで大金が当たって、私は思わず「ハレルヤ」と呟いた。
ハレルヤ
ハレルヤとは、ユダヤ教において「神をほめたたえよ」を意味する賛美の言葉である。旧約聖書の詩篇の文頭や文末、新約聖書のヨハネの黙示録の中で見られる語である。
ハレルヤという語はヘブライ語に由来し、「ほめたたえよ」を意味する動詞の二人称複数命令形「ハレル(ハラルー)」と神の名・ヤハウェを短縮した「ヤー」が1つになったものである。ラテン語、およびラテン語に由来するギリシャ語、イタリア語などにおいてはアルファベットのhを発音しないため、「アレルヤ」と発音される。日本においてもカトリック教会の典礼では「アレルヤ」を使用している。
ハレルヤという語は、主にキリスト教徒が祈りを捧げる際や、喜びや驚きの気持ちを表す際の間投詞として用いられる。
ハレルヤという語は楽曲のタイトルに用いられることも多い。特に、ドイツの作曲家・ヘンデルが作曲したオラトリオ「メサイア」第2部最終曲の「ハレルヤ」が代表的な作品として挙げられる。これは通称「ハレルヤコーラス」と呼ばれ、アメリカではクリスマス・イブによく演奏されている。
ハレルヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 03:46 UTC 版)
ハレルヤ(ヘブライ語: הללויה, הַלְּלוּיָהּ, הַלְּלוּ יָהּ、ギリシア語: Αλληλούια、ラテン語: Alleluia, Alleluja、英語: Hallelujah、ロシア語: Аллилуйя、ドイツ語: Halleluja, Alleluja、フランス語: Alléluia)は、ヘブライ語由来の言葉で、「𐤉𐤄𐤅𐤄(ヤハウェ)をほめたたえよ」の意 (ヘブライ語で旧約聖書「詩篇」をテヒリームと呼び、テヒラーという名詞の複数形。この単語は「讃える、賛美する」を意味する動詞ヒッレールからの派生名詞で、「賛美」を意味する。この動詞の複数命令形ハレルーに神の名ヤハウェを短縮したヤーを付した形がハレルヤ。「ヤ(ヤハウェ)」を「ハレル(ほめたたえよ)」)。ユダヤ教の讃美の言葉に由来し、アーメン、ホサナ(オザンナ、ホザンナ)など共に、キリスト教に残る代表的なヘブライ語の祈りの一つでもある。
- 1 ハレルヤとは
- 2 ハレルヤの概要
ハレルヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 22:27 UTC 版)
世界中のあらゆる人間が渇望する不老不死のドラッグ。正式には不老不死ワクチン「G-37」。特定のレトロウィルスが人間の体内で「ハレルヤ因子」と呼ばれる遺伝子と結合すると、不老不死をもたらすウィルスに変化する。
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ハレルヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 18:47 UTC 版)
この曲は大渡亮が伴都美子に対し、「明るい楽曲が創りたい」と言う思いを伝えた上で制作された楽曲となる。
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