デイドラ16王 (Daedric Princes)
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「The Elder Scrolls IV: オブリビオン」の記事における「デイドラ16王 (Daedric Princes)」の解説
デイドラ16王はそれぞれのオブリビオンを支配していてその領域はデイドラによって異なる世界観を持つ。デイドラ王たちは時にデイドラ・ロードとも呼ばれている。 神のような存在であり、必ずしも全員が(人間の価値観から見て)善き存在であるとは断じることはできないが、邪悪な存在であるというわけでもない。 メエルーンズ・デイゴンを除いてはタムリエルへの侵略や大々的な干渉といったことは考えておらず、ごく一部の信者にのみ声を聞かせたり、暇つぶしのような行為を行わせたりしている。 アズラ (Azura) 宵と暁の女神 闇と光の橋渡しをする神秘の領域である薄暮と黎明を司り、「月影」(Queen of Dawn and Dusk)「薔薇の母」(Mother of the Rose)「夜空の女王」(Queen of the Night Sky) とも呼ばれる。 右手に星を、左手に月を持った女性の姿であるといわれている。 ボエシア (Boethiah, Boethia) 虚偽と謀略の神 虚偽と陰謀、秘密裏に行われる殺人、暗殺、反逆、法に依らない権力の転覆等を司る。 強い者を好み、己の力を託せる者を探しているという。 鎧を着込んだ男性の姿をしている。 クラヴィカス・ヴァイル (Clavicus Vile) 契約と対価の神 儀式的な祈祷や契約による力の授与や願いの成就を司る。 角の生えた子供の姿をしている。バルバス (Barbas) という言葉を話す犬のような生き物を連れている。 ハルメアス・モラ (Hermaeus Mora) 過去と未来、あらゆる知識と記憶を司る神 水晶に投影される運命の流れを司る。星と天から過去や未来を読み解き、知識や記憶という財宝をその手に有する。 4つのはさみをもち、蟹のような外見をしている。 余談だがこのデイドラのクエストを受けるには他のデイドラのクエストを全て完了させる必要があるため、事実上最後のデイドラのクエストになる。 ハーシーン (Hircine) 狩猟の神 デイドラの娯楽でもある偉大なるゲーム、狩猟を司り、「狩人」とも「獣人の祖」とも呼ばれる。 外見は槍を持ち角が生えた男性で、狼を連れているといわれている。The Elder Scrolls III: Bloodmoon ではメインクエストの最後のボスとしても登場している。 マラキャス (Malacath) オーガやオークの神 拒絶されしもの、追放されしもの達の後見人でもあり、契約や血の呪いの守護者でもある。 (マラキャスに祝福された武器は人間の為に作られた物で、デイドラがその力を引き出そうとするとオブリビオンの虚空においやられてしまうらしい。マラキャスは仲間のデイドラに対抗しうる武器を生み出したものの、それが彼等の手に落ちる事はどうしても避けたかったため、卑怯者と落伍者との私闘における武器にしようと考えた。こうした事情からマラキャスは、邪悪な仲間のデイドラが武器の力を引き出そうとしても虚空が開いてその者を飲み込み、オブリビオンの彼方へと放逐される様に呪いをかけ、そこから時の乱れのない虚々実々の世界へ追い返そうとした。) メエルーンズ・デイゴン (Mehrunes Dagon) 上記の主要人物を参照 メファーラ (Mephala) 運命の糸を紡ぐ神 領域のはっきりしないデイドラである。「蜘蛛糸を紡ぐもの」「紡ぐもの」「蜘蛛」として知られており、衆生界にちょっかいを出す事を生きがいとしている様な節がある。 4本の腕をもち両性具有である。 メリディア (Meridia) 不死を忌み嫌う女神 領域のはっきりしないデイドラである。生きとし生けるものの活力と関わり合いがある。 モラグ・バル (Molag Bal) 冒涜と不和の神 衆生を支配し、奴隷とするデイドラである。人間の魂を刈り取って懐柔する事を望んでおり、その為に衆生界に不和の種をばら撒いている。 ナミラ (Namira) 暗黒を司る女神 古代の闇を司るデイドラである。「霊魂のデイドラ」と呼ばれ、あらゆる悪霊や邪霊を統べている。蜘蛛、昆虫、蛞蝓などの人間が本能的に嫌悪する薄気味悪い生物と関わり合いがある。 とある本には乞食の姿でタムリエルを旅していたと書かれている。 ノクターナル (Nocturnal) 夜と闇の女神 「夜の女王」としても知られる。司るものから、盗賊ギルドをはじめ、シロディール中の盗賊に信仰されている。 グレイ・フォックスの特徴的な灰色のマスクを作ったと言われている。 両手に鳥を持った女性の姿をしている。 ペライト (Peryite) Oblivionの領域を監督する神 オブリビオンの最下層階級を統べる「親方」とも呼ばれるデイドラである。 竜の姿をしている。 サングイン (Sanguine) 酒と快楽の神 快楽主義的な饗宴や道楽、邪まな欲望への沈溺を司る。 かつてマーティンが修行僧の時、信仰していた神である。 シェオゴラス (Sheogorath) 下記のシヴァリング・アイルズを参照 ヴァーミーナ (Vaermina) 悪夢の女神 夢と悪夢を司るデイドラで、凶兆はその領域より生まれる。 杖を持った老婆の姿をしている。
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