theft
「theft」とは、盗むこと・窃盗を働くことを意味する英語表現である。
「theft」の基本的な意味
「theft」は、「盗み」や「窃盗」を意味する英語の名詞である。基本的に不可算名詞であるが、特定の「盗み」や「窃盗」に該当する事例を指し示す場合は可算名詞として扱われる。複数形は「thefts」となる。派生語として、「盗人」や「泥棒」を意味する名詞の「thief」、「窃盗する」や「盗みを働く」などの意味を持つ動詞の「thieve」が存在する。ちなみに、野球の文脈で「theft」が登場した場合、「盗塁」を意味する。ヒットやフォアボール、デッドボール、エラー、ボークなどによることなく塁を進むことを意味する言葉である。日本では「steal」のカタカナ表記である「スチール」と呼ぶこともあるが、英語で名詞として表現する場合は「theft」を使うことが多い。
「theft」の語源
「theft」は、ゲルマン祖語で「泥棒」を意味する「theubaz」に抽象名詞の語尾である「-tho」が付与されたものが語源である。「泥棒を働くこと」という意味が原義であり、ここから英語に変化していく過程で窃盗そのものを意味する「theft」と、窃盗を働く「泥棒」や「盗人」を意味する「thief」、そして「盗みを働くこと」を意味する「thieve」の3つの単語に派生していった。「theft」の発音・読み方
「theft」の発音は、「セェフト」となる。「セェ」にアクセントが置かれる。「セェ」だけ発声し、「フト」は声を出さずに息を吐きながら口を動かす形で発音するとよいだろう。全てを発声してしまった場合はかえってカタカナ英語のようになってしまうため、注意が必要である。また、「セェ」は舌を軽く上の前歯にくっつけて発音すると良いだろう。「theft」の覚え方
「theft」は、同じ語源の「thief」と関連付けて覚えるとよいだろう。「thief」(泥棒)が行うこと、即ち「盗み」であり、それが「theft」であるという関連付けで覚えると、両方の単語をスムーズに覚えることが可能となる。発音記号も「thief」と「theft」の両方で共通しているため、関連付けは容易と言えるだろう。語呂合わせで覚える場合は、「セーフと信じて盗塁を実行する」、もしくは「セーフと思って盗みに手を出す」という内容で覚えるとよいだろう。「セーフと」で発音のカタカナ読み、「盗塁」や「盗み」で意味をそれぞれ表現している。「theft」を含む英熟語・英語表現
Identity theftとは
「Identity theft」とは、「個人情報泥棒」、即ち「なりすまし犯罪」を意味する言葉である。他人の名前や住所、クレジットカード番号等を不正に入手して、他人のクレジットカードを使って買い物をしたり、他人の名前や住所を騙って詐欺行為を働いたりする犯罪を指す。SNSで本人のふりをしてわざと炎上させるなどの愉快犯的な被害のみならず、クレジットカードの不正使用や銀行口座の不正出金などによる金銭的な被害を被る可能性もある。また、他の犯罪を行う際に捜査の手を逃れるために他人の身元を詐称するケースも存在する。この場合、詐称された個人情報の持ち主は冤罪被害に遭う可能性も多いにある。
grand theft auto(ゲーム)とは
「Grand Theft Auto」は、米国のロックスター・ゲームスが制作・販売するクライムアクションゲームのシリーズである。「GTA」や「グラセフ」の愛称で親しまれている。プレイヤーはストリートギャングの一員や犯罪者グループの構成員となって、様々な犯罪に手を染めつつ舞台となる街の裏社会でのし上がっていくことを目指す。クライムアクションゲームの中でもトップクラスの自由度の高さと完成度を誇り、オープンワールドのゲームシステムも早期から取り入れていることから、世界中に愛好家がいるゲームシリーズと言えるだろう。「theft」の使い方・例文
「theft」は、「The man was arrested for theft.」(その男は窃盗で逮捕された)のように、窃盗という行為そのものを表現する際に用いる。この時、「窃盗という罪そのもの」について述べる場合は不可算名詞であるが、「You should report a theft as soon as possible.」(すぐにでも盗難届を出したほうが良いよ)といった形で、具体的な「窃盗被害」や「窃盗行為」について述べる場合は可算名詞となる点に注意したい。セフト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 14:21 UTC 版)
セフト | |
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欧字表記 | Theft |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
生誕 | 1932年 |
死没 | 1950年4月3日 (18歳没・旧19歳) |
父 | テトラテマ |
母 | ヴォレウス |
生国 | ![]() |
生産者 | アーガー・ハーン3世 |
馬主 | アーガー・ハーン3世 |
競走成績 | |
生涯成績 | 16戦7勝 |
獲得賞金 | 1万2988ポンド |
セフト(Theft)とはイギリスの競走馬である。1937年に種牡馬として日本に輸出され、トキノミノルなど多くの活躍馬を輩出した。1947年 - 1951年リーディングサイアー。
経歴
イギリスの大馬産家アーガー・ハーン3世の生産所有馬としてイギリスで走ったが、同じアーガー・ハーン3世所有の同世代に、史上11頭目の三冠馬となる バーラムがいたため、クラシック競走で優勝することはできなかった。2000ギニーステークスではバーラムとセフトで1、2着となっている。ほかエクリプスステークスで2着、ダービーステークスでは4着となっているが、バーラムと比べると短距離傾向が強く、最終的に獲得した重賞はジャージーステークス、グリーナムステークスなど、いずれも距離8ハロン以下の3つの下級重賞のみだった。
競走馬引退後は種牡馬として日本に輸入され、官営の日高種畜場に繋養された。この時期は種牡馬の爛熟期であり、1930年代の日本競馬を支えた小岩井農場のシアンモア、下総御料牧場のトウルヌソル、その後を担ったプリメロやダイオライト、持込馬の月友など、数多くの競争相手がいる渦中であったが、2年目の産駒からハヤタケが京都農林省賞典四歳呼馬(現・菊花賞)を制しクラシック競走を制覇、太平洋戦争中にもミスセフトが中山四歳牝馬特別(現・桜花賞)に優勝した。戦後になるとその種牡馬能力が完全に開花して次々と産駒が勝ち上がり、競馬再開翌年の1947年から1951年まで、前記の種牡馬を相手に5年連続でリーディングサイアーとなった。とくに1949年、1950年はともに2位の2倍以上、当時の史上最多勝となる年間153勝を挙げる圧倒的な強さを見せた。しかしこの1950年にセフトは心臓麻痺のため19歳で死亡している。1953年のダービー馬ボストニアンはセフト最後の代表馬になる。
牡馬クラシックに圧倒的な強さを見せたプリメロ、天皇賞に強かった国産種牡馬の雄クモハタに対し、セフトは牝馬クラシックに強く、女優高峰三枝子所有の二冠牝馬スウヰイスーを筆頭に、桜花賞、優駿牝馬合わせて7勝を挙げている。抜きんでた早熟性と軽快なスピードは、7度のレコード勝ちを記録し、セフトにとって初の東京優駿優勝馬となったトキノミノルに結実したが、同馬は10戦無敗のまま東京優駿の競走後に破傷風で死亡した。最良の産駒と目されたトキノミノルを失ったセフトの後継種牡馬は、天皇賞の優勝馬 シーマーがダイナナホウシユウの父となり気を吐いたが、ほかはトキノミノルと同期のイツセイが皐月賞馬タイセイホープを生んだ程度で、競走馬としてはトキノミノルに次ぐ実績を残したボストニアンなどは大きく期待を裏切った。また活躍馬に牝馬が多かったことなどもあり、その父系はやがて続々と来日した輸入種牡馬に圧されて衰退していった。しかし現在でも母系に入ってその血を現代に繋いでいる。
またアングロアラブの父系としてはタカクラヤマ産駒のミトタカラがアングロアラブ日本リーディングサイアーに7度輝いたスマノダイドウの父となったことで父系を大きく拡大させた[1]。
おもな産駒
- 1939年産
- 1940年産
- ミスセフト(中山四歳牝馬特別 ※桜花賞)
- 1944年産
- 1945年産
- ヤシマヒメ(優駿牝馬)
- 1946年産
- キングナイト(優駿牝馬)
- コマオー(ダイヤモンドステークス)
- 1947年産
- タカクラヤマ(天皇賞・春、朝日チャレンジカップ、鳴尾記念・春)
- ウイザート(阪神3歳ステークス、セントライト記念)
- ハイレコード(菊花賞)
- コマミノル(優駿牝馬)
- トサミツル(桜花賞)
- アヅマホマレ(朝日杯3歳ステークス)
- 1948年産
- 1949年産
- スウヰイスー(桜花賞、優駿牝馬、安田賞2回)
- テツノハナ(阪神3歳ステークス)
- マサムネ(セントライト記念)
- 1950年産
おもなブルードメアサイアー産駒
- ミスリラ(桜花賞)
- ヤシマドオター(桜花賞、天皇賞・秋、中山記念・秋)
- チトセホープ(優駿牝馬、4歳牝馬特別・東)
- 1961年度啓衆賞最良4歳牝馬
- カツラシユウホウ(朝日杯3歳ステークス、阪神大賞典、中京記念、鳴尾記念)
- 1957年度啓衆賞最良3歳牡馬
- コマヒカリ(菊花賞)
- ウネビヒカリ(朝日杯3歳ステークス、オールカマー、毎日王冠、札幌記念)
- 1958年度啓衆賞最良3歳牡馬
- ワカクモ
血統表
セフトの血統(ザテトラーク系(ヘロド系)/Ayrshire4×4=12.50%、Bend Or5×5=6.25%、St.Simon5×5=6.25%・父内) | (血統表の出典) | |||
父
Tetratema 1917 芦毛 |
父の父
The Tetrarch1911 芦毛 |
Roi Herode | Le Samaritain | |
Roxelane | ||||
Vahren | Bona Vista | |||
Castania | ||||
父の母
Scotch Gift1907 鹿毛 |
Symington | Ayrshire | ||
Siphonia | ||||
Maund | Tarporley | |||
Ianthe | ||||
母
Voreuse 1920 鹿毛 |
Volta 1912 鹿毛 |
Valens | Laveno | |
Valenza | ||||
Agnes Velasquez | Velasquez | |||
Agnes Galliard | ||||
母の母
Sun Worship1912 鹿毛 |
Sundridge | Amphion | ||
Sierra | ||||
Doctrine | Ayrshire | |||
Axiom F-No.26 |
父Tetratemaはセフトが敗れた2000ギニー優勝馬。ほかジュライカップなど短距離のレースで活躍した。サラブレッド三大父系のうち、もっとも衰退が進んでいるヘロド系(バイアリーターク系)の流れを汲む。母はイギリスで3勝。その半弟にセントレジャーステークスなどの優勝馬で1937年の英リーディングサイアーSolarioが、半妹Imageryの産駒にアイルランド最初の三冠馬Museum、同二冠馬Phideas兄弟がいる。
おもな近親
- Solario(叔父 - セントレジャーステークス、アスコットゴールドカップなど)
- Musium(従兄 - アイリッシュ2000ギニー、アイリッシュダービー、アイリッシュセントレジャー)
- Phideas(従弟 - アイリッシュ2000ギニー、アイリッシュダービー)
- Castel Fusano(又甥 - リュパン賞、コンデ賞・仏重賞)
脚注
参考文献
- 笠雄二郎『日本サラブレッド配合史-日本百名馬と世界の名血の探究』競馬通信社 2000年 ISBN 4434006282 p.79-p.82
ほか
外部リンク
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