コンポスト

デジタル大辞泉

コンポスト【compost】

読み方：こんぽすと

都市ごみを発酵させてつくった堆肥(たいひ)。

ISO用語辞典

コンポスト

生ごみなどの有機性廃棄物からつくる堆肥、または堆肥化手法のこと。装置は 大がかりなコンポスト化プラントから、家庭用の小型生ごみ処 理機まで多種多様である。最近では、西部池袋などのISO14001取得デパートなどで導入がすすんでいる。

環境アセスメント用語集

コンポスト

　堆肥のこと。堆肥は元来農家で動植物原料から作る有機肥料であるが､最近は､廃棄物の資源化と農地の地力回復の観点から都市ごみ､特に生ごみを利用する方式が注目されている。この場合､一般にコンポストという。食品・紙パルプ・石油化学工業の排水処理汚泥､畜産廃棄物などが利用される。利用にあたっては肥料としての有効性と有害物質の含有についての確認が必要である。

スラグ用語集

コンポスト

読み方：こんぽすと
【英】：compost

都市で多量に排出されるごみを比較的短期間に好気性菌で発酵させ衛生処理させたたい肥のことで、し尿、消化汚泥等をいっしょに投入して生産するものも多い。

プラスチック処理用語

コンポスト

有機性物質、腐敗物、ごみ、ふん尿等の主に廃棄物を原料として、好気性微生物の作用によって分解した泥状または腐植土状のものをいい、堆肥ともいう。堆肥化の十分に行われたものを完熟コンポスト、発酵工程を終ったコンポストで中に含まれるきょう雑物を除いていないものを粗製コンポスト、野積法によって作られた堆肥を野積コンポストという。

産廃・リサイクル・環境用語辞典

コンポスト

　家庭から排出される生ごみや下水及び浄化槽汚泥、家畜の糞尿などの有機物を、微生物の働きによって醗酵分解させ、堆肥にしたもの。

リフォーム用語集

コンポスト

家庭から出る生ゴミを各家庭で手軽に堆肥（たいひ）に再生できる容器。地上に設置するタイプと地面に埋め込むタイプがあり、堆肥は菜園や花壇などの土壌改良剤として活用できる。コンポストの購入に補助を出している地方自治体もみられる。

ログハウス用語集

コンポスト〈compost〉

本来、生ゴミは地中に埋めておけば、自然に分解され堆肥となる。それを衛生的かつ効率的に行うための設備機器。容器の中で雨や虫などを避け、生ゴミと土を攪拌し、堆肥をつくる。家庭から出るゴミの大部分を生ゴミが占め、またダイオキシン問題が話題となっている現在、各家庭で小型のものを設置する例が増えている。

造園カタカナ用語辞典

コンポスト

【英】：compost

混合肥料，堆肥の意味を持つ。庭のコーナーなどに置き，食べ物のくずや落ち葉と土を混ぜて，堆肥をつくる場所のことも指す。

園芸用語辞典

コンポスト

堆肥、混合肥料。都市ごみや下水汚泥を発酵腐熟させた肥料。培養土（用土）のことを指すこともある。堆肥をつくるための容器をコンポスターという。

らん用語集

コンポスト

植え込み材料の総称。　Compost
◇洋ランのコンポストに要求される性質
通気性、保水性、排水性、保肥性、腐りにくさ、扱いやすさなど。
◇洋ランのコンポストの役割
①水分を吸収し、根に水分を提供する。
②肥料を吸収し、根に肥料分を提供する。
③根の呼吸（酸素を得て二酸化炭素を排出する）作用を妨げない。
④根を支持し、株を支える。
⑤根の生長を妨げない。
◇洋ランのコンポストの種類

	通気性	保水性	排水性
水苔	○	◎	×
バーク	○	○	△
オスマンダ	○	○	○
火山礫（軽石）	◎	△	◎
ヤシ殻チップ	○	○	○
杉皮（クリプトモス）	○	×	○
ヘゴ	◎	×	◎
コルク	◎	×	◎

　　　◎：たいへん良い、○：良い、△：普通、×：劣る
※小苗の時には水苔で植え、親株になったらバークに替えるという栽培家もいる。

外来語の言い換え提案

コンポスト compost

全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆

凡例

言い換え語

• たい肥
• 生ゴミたい肥化装置

用例

• 単にごみを処理するという考えだけでなく，良質のコンポスト〔たい肥〕を作るという気持ちが大切で，
• 総菜や弁当の売れ残りなどをコンポスト〔生ゴミたい肥化装置〕に投入して

意味説明

たい肥。また，生ごみからたい肥を作り出すための装置。

手引き

• 廃棄物の再生利用を促進し，化学肥料による土地汚染を防ぐ，環境保全の立場で話題になることが多い。
• 漢字を用いて「堆肥〔たいひ〕」と書くこともできるが，「堆」は常用漢字外の難しい字であるので，振り仮名を付けるのが望ましい。
• 生ごみをたい肥にする装置を指す場合は，「生ゴミたい肥化装置」と言い換えることもできる。

ウィキペディア

堆肥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/19 05:28 UTC 版)

堆肥（たいひ）とは、易分解性有機物が微生物によって完全に分解された肥料あるいは土壌改良剤のこと。有機資材（有機肥料）と同義で用いられる場合もあるが、有機資材は易分解性有機物が未分解の有機物残渣も含むのに対し、堆肥は易分解性有機物が完全に分解したものを指す。

Weblio日本語例文用例辞書

「コンポスト」の例文・使い方・用例・文例

• 汚泥コンポストという,汚泥を発酵させて作った堆肥
• 都市ごみコンポストという,一般のごみから作った堆肥