オゼノキサシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 23:55 UTC 版)
![]() |
|
IUPAC命名法による物質名 | |
---|---|
|
|
臨床データ | |
法的規制 |
|
投与方法 | 外用(経皮) |
薬物動態データ | |
血漿タンパク結合 | 約90% (in vitro) |
代謝 | CYP3A4 |
排泄 | 糞中 |
識別 | |
CAS番号 |
245765-41-7 |
PubChem | CID: 9863827 |
化学的データ | |
化学式 | C21H21N3O3 |
分子量 | 363.40974 |
|
オゼノキサシン(英語: Ozenoxacin, 略称: OZNX, 記号番号: M5121, T-3912)は、主に尋常性痤瘡(にきび)の治療で使用されるニューキノロン(フルオロキノロン)系の抗菌剤であり、細菌性の皮膚感染症にも使用される。日本では、オゼノキサシン2%含有の外用剤であるゼビアックスローションが2015年から、油性クリームが2021年から[1]処方箋医薬品として販売されている[2]。(マルホ製造販売)
適応
適応菌種
オゼノキサシンに感性のブドウ球菌属 (Staphylococcus) 、アクネ菌 (P.acnes)
適応症
- 結節及び嚢腫には、他の適切な治療を行うこと
使用上の注意
- 表在性皮膚感染症の治療
- 1週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。
- ざ瘡の治療
- 4週間で効果が認められない場合は使用を中止すること。
- 炎症性皮疹が消失した場合には継続使用しないこと。
- 耐性菌
- 耐性菌の発現等を防ぐため、疾病の治療上必要な最小限の期間の使用にとどめること。
副作用
薬理学
作用機序
オゼノキサシンは、細菌のDNAジャイレース及びトポイソメラーゼIVに作用してDNAの複製を阻害することにより抗菌作用を示す。
脚注
注釈
出典
- ^ https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00069219
- ^ “医薬品インタビューフォーム(2016年6月改訂 第3版)オゼノキサシン - ゼビアックスローション (pdf)”. www.info.pmda.go.jp. 医薬品医療機器総合機構(PMDA)、マルホ株式会社 (2016年2月). 2016年9月22日閲覧。
参考文献
関連項目
- 尋常性痤瘡(にきび)
- オゼノキサシンのページへのリンク