インド料理の食材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:08 UTC 版)
カレーリーフ (ヒンディー語: कढ़ी पत्ता カリー・パッター) - オオバゲッキツの葉。南インドを中心に、スパイスと一緒に炒めて料理の風味づけに用いる。 ワサビノキ (タミル語: முருங்கை ムルンケイ) - 学名Moringa oleifera。果実を果菜としてサーンバールやラッサムの具とする。 タマリンド (ヒンディー語: इमली イムリー) - 果肉を熱湯に溶かして甘酸っぱいチャトゥニーを作る。サーンバールやラッサムの酸味づけにも用いる。 クラスタマメ - 別名グアー豆。若い莢をサブジなど野菜料理に用いる。 ケツルアズキ(ヒンディー語: उड़द दाल ウラッド)- 皮を取り除いて二つに割ったものを煮てダールにする他、米と共にドーサの生地の主原料でもある。 トウジンビエ(ヒンディー語: बाजरा バージュラー) - 種子を製粉してローティーなどのパンを作る。ハリヤーナー州、グジャラート州、ラージャスターン州、マディヤ・プラデーシュ州でよく食べられている。 ザクロ(ヒンディー語: अनार アナール) - 粒を乾燥させたものをアナール・ダーナー(ヒンディー語: अनार दाना)と呼び、煮込み料理やチャツネ、ガラムマサラに加える。 唐辛子 - 15世紀新世界発見以後欧州にユーラシア大陸に伝わりイギリス東インド会社植民地時代にイギリス経由で伝来した比較的新しい香辛料。それ以前のインド料理には用いられていない。カイエンペッパー - 辛味を加えるための材量として用いられる ブート・ジョロキア - 東インド産の世界一辛いとされていた唐辛子。 ティンブール - サンショウ属でありサンショウ同様辛味と香りを漬けるため見用いられる。ネパール-北インド周辺地域では唐辛子が伝来する前は辛料として主に用いられていた。 ジンジャー/ガランガル - 辛味と香味を加えるために用いる。 ヒハツ - デカン高原地域では唐辛子が伝来する前は辛料として主に用いられていた。 フェヌグリーク(ヒンディー語: मेथी メーティー) - 種子を香辛料、葉を葉菜として利用する。 アダン(ヒンディー語: केवड़ा キューラ)- 花から香料(エッセンス)を作り、菓子の香り付けに用いる。 ベーサン (英: Besan、ヒンディー語: बेसन) - ヒヨコマメを挽いた粉。パコラの衣やデザートなどに用いる。 マサラ(ヒンディー語: मसाला) - 配合香辛料の総称。ショウガ、ニンニクなど香味野菜が加わることもある。 ガラムマサラ(ヒンディー語: गरम मसाला) - シナモン、クローブ、ナツメグを主とし、これにクミン、カルダモン、コショウなどを加えた配合香辛料。主に北インドで用いられる。 チェナー (ヒンディー語: छेना) - 乳蛋白を酸(レモン汁、ライムの汁、乳清など)で凝固させた、発酵させないフレッシュチーズ。主に菓子の材料とされる。 パニール - チェーナーを豆腐状に押し固めたもの。パニールを使った多くの菜食料理がある。 ダヒー (ヒンディー語: दही) - インドで作られるヨーグルトの一種。現地では「カード」(英語: curd)と表現されることが多い。おかずとしてそのまま食べる他、ラーイターやラッスィー、煮込み料理などに用いる。 ギー (ghee, ヒンディー語: घी) - バターを弱火で加熱して糖分をキャラメル化させ、乳脂肪分のみを濾した澄ましバターの一種。水分とタンパク質が取り除かれるため、気温の高い地方でも腐敗しにくく、キャラメル化による独特の香ばしさが好まれる。調理用油として用いる他、パンにつけて食べたり、溶かして飯にかけて食べることも多い。 マライ(Malai) - インドのクロテッドクリーム。煮込み料理やデザートに利用される。 テナガミズテング - 鮮魚は衣揚げなどにし、干物は煮込み料理やピクルスにする。
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