パニール
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パニール(panīr - ヒンディー語: पनीर, ウルドゥー語・ダリー語・ペルシア語: پنیر)は、インド亜大陸(バングラデシュ、ブータン、インド、モルディブ、パキスタン、スリランカ)アフガニスタン、イランなどの地域で一般的なチーズである。全脂肪の水牛乳(または牛乳)を高温に熱し酸を加え凝固させ作られる[1]。角切りの木綿豆腐に似ており淡白な味で溶けず、通常そのまま食べず揚げたり煮たりして食す。家庭で簡単に作れる[2]。
- ^ a b c Kumar, Sunil; Rai, D. C.; Niranjan, K.; Bhat, Zuhaib F. (2014-5). “Paneer—An Indian soft cheese variant: a review”. Journal of Food Science and Technology 51 (5): 821–831. doi:10.1007/s13197-011-0567-x. ISSN 0022-1155. PMC 4008736. PMID 24803688 .
- ^ a b c “What Is Paneer And What Does It Taste Like?” (英語). Mashed (2021年3月18日). 2023年7月23日閲覧。
- ^ “The American Heritage Dictionary entry: paneer”. www.ahdictionary.com. 2019年9月30日閲覧。
- ^ “Rastala or the Under-world”. The Indian Historical Quarterly (Ramanand Vidya Bhawan) 2 (1–2): 236. (1985) .
- ^ Davidson, Alan (2006). The Oxford Companion to Food (2 ed.). Oxford: OUP Oxford. ISBN 978-0191018251. "panir and peynir, the Persian and Turkish words for 'cheese' (...)"
- ^ “ダヒとは? | ダヒ ヨーグルト種菌 | レインビオ公式 通信販売” (2016年6月29日). 2023年7月23日閲覧。
- ^ “水牛のパニールを作ろう | ダヒ ヨーグルト種菌 | レインビオ公式 通信販売” (2016年10月22日). 2023年7月23日閲覧。
- ^ ムガル帝国の宮廷料理を起源に持ち、主にレストランや祝い事の席で供されることが多い。
- ^ もともとパンジャーブ地方の郷土料理に端を発するが、主にインド・パキスタン分離独立によるパンジャーブ出身者の移住にともない、インド各地および国外に広まった。ギーやクリームを多用した濃厚な味わいが特徴。前述のムグライ料理と合わせ、北インド料理レストランのメニューの主流を占めている。
- ^ この事を端的に例えて、「ナーノ・パニーロ・サブズィー・ホルダン (نان و پنیر و سبزی خوردن / Nān-o panīr-o Sabzī Khordan) 」という言葉もある。
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