ふじ1号とは? わかりやすく解説

ふじ1号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 06:10 UTC 版)

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ふじ1号
所属 日本アマチュア無線連盟 (JARL)
公式ページ JARL ふじ
国際標識番号 1986-061B
カタログ番号 16909
状態 運用終了
目的 アマチュア無線
打上げ機 H-Iロケット試験機1号機 (H-I 15F)
打上げ日時 1986年8月13日5時45分 (JST)
運用終了日 1989年11月5日
物理的特長
本体寸法 40cm×40cm×47cm
質量 50kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 低軌道
近点高度 (hp) 1479km
遠点高度 (ha) 1497km
軌道傾斜角 (i) 50.02度
軌道周期 (P) 115.71分
テンプレートを表示

ふじ1号Fuji-OSCAR 12、JAS-1/FO-12(Japan Amateur Satellite-one))は、1986年8月13日種子島宇宙センター(TNSC)から打ち上げられた人工衛星で、日本のアマチュア無線組織として初のアマチュア衛星である。打上げの本務衛星は、測地実験衛星(EGS)「あじさい」で、日本における宇宙機の打上げにおいて初のピギーバック打上げであった。なお、他にもう1機の相乗りがあり、磁気軸受フライホイール実験装置 (MABES)「じんだい」が構体ペイロードとして打ち上げられた。

衛星の概要

  • 開発・運用機関:日本アマチュア無線連盟(JARL)
  • 形状:40 x 40 x 47cm の26面体
  • 打ち上げ機関:宇宙開発事業団(NASDA)(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
  • 打ち上げ履歴:1986年8月13日5時45分(JST)に大崎射場から打上げられ,同日6時47分チリで分離確認、同7時5分イギリスのサレー大学でもテレメトリーを受信、同7時38分東京都豊島区のJARL管制局でも受信に成功、JARLでは打上げ成功を記念し「ふじ」と命名。同日夕刻の第8周回目に関東電気通信監理局による検査、及び衛星を介しての実通試験が行われた。(当初は「ふじ」であったが、2号が運用されてから区別するため「1号」となった)
  • 呼び出し符号:アマチュア衛星局8J1JASとして免許付与(1986年8月13日)。アナログ中継器による運用開始。
  • 運用停止:1989年11月5日、電池劣化による。
  • ミッション系諸元:アップリンク回線145MHz帯、ダウンリンク回線435MHz帯(Jモード)。 CWビーコン・SSB周波数435.795MHz、送信電力1W。デジタル系中継器(電子掲示板、電子メール)アップリンク周波数145.85、.87、.89、.91MHz(MFSK)、ダウンリンク周波数435.91MHz(PSK) 。データ通信速度1,200bps。
  • 通信機能:音声および電信信号の中継、デジタルパケット信号の中継。

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