その他の強化外装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:26 UTC 版)
「アクセル・ワールド」の記事における「その他の強化外装」の解説
幻想の手綱(ミスティカル・レインズ) エネミーを調教するための手綱型強化外装。原則1対1で戦って勝てる相手だけが対象なので、ほとんどの神獣級を手懐けるのは不可能。 作中には複数登場。サルファ・ポットが所持して《ニーズホッグ》を調教していたものは、ロータスに奪われた。プラチナム・キャバリアーはこれでペガサスを調教している。 ISSキット 《インカーネイト・システム・モード練習(スタディ)キット》の略。ヘルメス・コード縦走レースでのラスト・ジグソーの大々的な心意の使用の後、加速研究会がブレイン・バースト内にばらまいた不正プログラム。 使用技は基本的に威力拡張の《ダーク・ブロウ》と射程拡張の《ダーク・ショット》の2つの虚無(闇)属性攻撃のみ。威力は高いが、両者とも腕を使う技なので両手を破壊されると使用不能となるのが欠点。 外貌は生物的な黒い目玉で、現れる場所は胸や強化外装などアバターによって異なる。着装すれば強力な心意技が使えるようになるが、それはいわゆる「負の心意」であり、負の感情を食い物にして技を発動しているため使用者の精神に非常に負担をかけ、また場合によっては性格さえ豹変させてしまう。《王》クラスの手練れ何人かが、アビリティや必殺技、心意を複合させて作り上げたものだとされ、敵を喰らえば喰らうほど強い力を生み出す。さらに、一定以上負の感情を溜め込むと分裂して《複製体(クローン)》を作り、同じ集団(クラスタ)の複製体を持つバーストリンカーが黒い感情をキットの中に育てると、親や子のキットよりも強い力を発揮するという《親子》及び《軍団》システムを悪用した性質があるので、複製体をばら撒けばばら撒くほどに自分も強くなる。 システムの中枢はメイン・ビジュアライザーにあり、夜毎にISSキット使用者を呼び寄せ、データの収受とキット同士の連結による相互強化を行っている。また無制限中立フィールドのミッドタウン・タワーにオブジェクトとして存在しているが、テイム状態の《大天使メタトロン》が頂上部で見張っているため近づくのは困難。 使用者のキットに対する抵抗の意思と、特定のアビリティや正の心意により除去は可能だが、アバター本体ではなく初期装備の強化外装などに寄生した場合、アバターが抵抗してもキットが身体の自由を奪い、対戦で破壊できても次のダイブで強化外装と一緒に復活してしまうために除去できなくなる。 なお技の発動の際に発生する黒い過剰光や、リンカーの精神に影響を与えるという特徴が《災禍の鎧》に似ていることから、当時鎧の宿主だったシルバー・クロウがこれの出所として疑われた(もっとも鎧の誕生経緯を鑑みれば、これらは寧ろ本質的に相容れない存在であるといえる)。 ホワイト・コスモスの能力によってレッド・ライダーの複製記憶データが寄生させられており、彼のアビリティ《銃器創造》によってISSキットを量産している。 本体はミッドタウン・タワーのポータルを飲み込んでおり、その正体はデュエルアバター。加速世界への出現から内部時間で既に50年経っているはずだが、それほどの期間加速していられる理由は不明。 その目的は膨大な負の心意を集めて第2の災禍の鎧を作り出すことであり、本体がブラック・ロータス達との戦いに敗れたことで、溜め込んでいた負の心意をサーベラスIII(ダスク・テイカー)に転送し、災禍の鎧マークIIを生み出した。キット端末はアビリティの主導権を取り戻したライダーの複製体によりロックをかけられて全てが機能停止し、何らかの理由でポイント枯渇状態にあった本体はロータスにとどめを刺されて全損した。 七道(セブン・ローズ/ Seven Roads) レッド・ライダーが製作した拳銃型の強化外装。七王の和平の証として作られたものであり、攻撃力はない。七王の色と同じ色の弾丸が装填されている。 しかし、ホワイト・コスモスから、「相互不可侵条約を絶対かつ恒久的なものとするための、核ミサイルの如き圧倒的破壊力を持つ《相互確証破壊兵器》だ」と吹き込まれたロータスにより、ライダーの殺害という悲劇が起きることになる。 メタトロン・ウイング(METATRON WINGS) 《大天使メタトロン》の羽を模した白く薄い一対の翼型強化外装。本来であればメタトロンの第一形態を特定条件で撃破したうえで第二形態を打倒することで得られるものだが、自らを支配から解放したシルバー・クロウに対しては例外的に力を貸し与えている。 羽を剣のように操る近接攻撃技《エクテニア》が使用可能になるほか、必殺技ゲージを消費することなく超スピードで飛行することができ、クロウの《飛行》アビリティと心意を併用すれば音速すら突破する。機能を切り替えることで、メタトロン本体と所有者との意思疎通、他の下級エネミーへの限定的な干渉などの機能を持つ端末としても機能する。 また、心意の作用によって即死級レーザー《トリスアギオン》や膨大な体力ゲージなど、メタトロンの持つ能力の一部が付与されるが、エネルギー源である太陽光を吸収する装置にもなる翼がメタトロン自身のものよりも小さいため、トリスアギオン発動中は不足分をメタトロンの体力で補うことになる。そのため長時間の使用は本体の消滅に繋がってしまうというリスクがある。 なおメタトロンとハルユキの間にリンクが形成されているため、発声を必要とせず着装することが可能。 ファイブ・スターズ ゲームオリジナル。「サフラン・ハート」を主体とした伝説の強化外装群。
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