お笑い第五世代とは? わかりやすく解説

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お笑い第五世代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:26 UTC 版)

日本お笑い史」の記事における「お笑い第五世代」の解説

東京吉本渋谷公園通り劇場1998年銀座7丁目劇場1999年大阪でも心斎橋筋2丁目劇場閉館したそんな中2001年ルミネtheよしもと開館し大阪でも心斎橋筋2丁目劇場に続く若手芸人拠点として、baseよしもと開館また、1999年スタートした爆笑オンエアバトル』(NHK)がヒットすると、他局でも若手お笑い芸人発掘しようとする動き起こり2000年代中盤から『エンタの神様』(日本テレビ)『笑いの金メダル』(朝日放送)などのいわゆるネタ見せ番組」が急増した結果子供若者中心に人気となり、お笑いブーム巻き起こったまた、2001年には島田紳助企画立案結成10年以内コンビ参加対象とした新たな漫才コンテストM-1グランプリ』(朝日放送)が立ち上がり、翌2002年からは1人芸を対象にした『R-1ぐらんぷり』→『R-1グランプリ』(関西テレビ→カンテレ・フジテレビ共同)が、2008年からコントコンテストキングオブコント』(TBS)が開催されるなど、年に1度開催されるお笑いコンテスト生中継する番組誕生した。 この時期になると吉本興業太田プロといった老舗のみならず数多く芸能事務所からお笑いタレント登場するようになった。その中にはサンミュージック企画ソニー・ミュージックアーティスツホリプロコム従来お笑いタレントを手がけていなかった事務所多数参入している。 フジテレビでは、「お笑い8周期説」に則り新しい波8』が放送された。その後2001年に、キングコングメインキャスト務めた『はねるのトびら』スタート。「若手芸人」がブーム中心であったが、「若手と言ってもその多く20代後半-30代であるのが特徴的で、(芸歴考えて第四世代にあたる中堅芸人同い年同期あるいは年上先輩であるなどといった不思議な現象起きている。これは、コンビ結成遅かったり、先のボキャブラ世代時代ブレイク逃したり、未だ東京進出果たしていなかった大阪吉本所属芸人多く流入してきたことや、これらの芸人知名度が低いゆえに正規第五世代と同じ扱い受けたことが主な要因である。特に『ボキャブラ天国』に起用されていた芸人いわゆる「キャブラー」)が東京芸人偏重していたため、中川家ケンドーコバヤシたむらけんじ陣内智則などボキャブラ芸人とほぼ同世代関西芸人第五世代ブームによって売れケース目立った2000年代後半からは、先述3番組の他にも『ウンナン極限ネタバトル! ザ・イロモネア 笑わせたら100万円』や『お笑いメリーゴーランド』(ともにTBS)、『爆笑レッドカーペット』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)における「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」など、短尺ネタを1ネタだけ披露させる構成ネタ見せ番組ブームとなる。ネタ時間が短いため多く出演者確保でき、新人芸人出演チャンス増やされた事がこれらの番組大きな特徴である。2007年放送開始された『あらびき団』(TBS)などでも短いネタ見せ中心としており従来番組とは趣を異にしている。 ネタ見せ番組増えたメリットととして、ネタ正当に評価されブレイクできる芸人増えた一方で、単に番組用にネタ時間短く調整した漫才コントだけでなく、もともと短く構成されショートコントや一発芸、キャラネタ、リズムネタなどが数多く生み出されそのようなネタ適応したピン芸人台頭した他、ブリッジ多用した一発屋といわれる芸人急増するきっかけにもなった。ピンネタでブレイクした芸人中にはレイザーラモンHG犬井ヒロシなだぎ武世界のナベアツムーディ勝山天津木村などもともとコンビ組んでいるにもかかわらずピン芸人のような扱い受けた若手中堅芸人も多い。一発屋芸人ブレイクした年のあらゆる番組出演し一世を風靡するものの、年明けには飽きられその後テレビから姿を消す、という新たなパターン生まれたまた、こういった芸人NHK紅白歌合戦ゲスト出演したり、流行語大賞受賞するケースがほとんどである。 大ブーム起こした芸人消費し尽くされてしまうと簡単に忘れられてしまう、という傾向年を経るごとに激しくなっていったこのようなブームそれまでお笑い興味すら示さなかったような人々まで包括したため、その人気の基準一種トレンド的な性格強めるようになり、芸人在り方変容ともされたが、一方でそれは笑いレベル低下と見る向きもあった。 また次長課長井上聡チュートリアル・徳井義実などに代表されるイケメン芸人”が急増したことや、お笑い情報のみを取り扱ったお笑い専門誌次々発行されるなど、芸人アイドル化が一般的となった。 この時代一時的にコント番組復活傾向にあった時期で、特にお笑いブーム真っ只中2005年には『ワンナイR&R』『リチャードホール』『10カラット』『落下女』『ミンナのテレビ』と各局で若手芸人コントコーナーがある番組放送されていた。

※この「お笑い第五世代」の解説は、「日本お笑い史」の解説の一部です。
「お笑い第五世代」を含む「日本お笑い史」の記事については、「日本お笑い史」の概要を参照ください。

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