お笑い第6.5世代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 15:26 UTC 版)
『エンタの神様』や『爆笑レッドカーペット』、『M-1グランプリ』(第1回 - 第10回)などのネタ見せ番組によるお笑いブームの恩恵を受けた団塊ジュニア世代(1970年代生まれ)の第六世代 とゆとりの第七世代の狭間の(1980年〈昭和55年〉-1986年〈昭和61年〉生まれのプレッシャー世代)を指す言葉として、「お笑い第6.5世代」という言葉も誕生した。 「お笑い第6.5世代」という言葉は『アメトーーク!』(テレビ朝日)の企画「僕らビミョーな6.5世代」(2020年2月27日放送)が発端で、それ以前に太田博久(ジャングルポケット)がプレゼンした企画「たぶんお笑い第6世代」が前身である。昭和生まれ2000年初頭以前デビューの第六世代(南海キャンディーズ、オードリー、千鳥など)の流れを汲みながら、平成生まれ2010年以降デビューの第七世代(霜降り明星、ミキ、ハナコ、EXIT、宮下草薙、四千頭身など)からあぶれているため辛酸を舐めている苦労人が多い。『アメトーーク!』内での山内健司(かまいたち)の「第7世代って言葉を作ったからこんな窮屈なことになっている」の発言通り、この区分は曖昧なもので、同期の芸人でも早咲きの場合は第六世代に分類されるため、「第6.5世代」は置かれている状況を指し示す言葉である。第七世代は少数で括られた若手芸人であるため仲間意識が強く、彼らを若林正恭(オードリー)は「観てきた景色が違う」、6.5と7の狭間にいる屋敷裕政(ニューヨーク)は「俺ら(ニューヨークは)最後のガラケーみたいな」としている。新たなネタ見せ番組『有吉の壁』(日本テレビ、2020年 - )の誕生により、雛壇芸人や第六世代、第七世代からあぶれた第6.5世代の賞レース常連組(チョコプラ、シソンヌ、パンサー、ジャンポケ、さらば、三四郎など)が再浮上、再評価される流れにある。また、第6.5世代から大学お笑い出身者が賞レースやバラエティ番組で頭角を表し始める。
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