人車軌道 台湾の人車軌道

人車軌道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 06:04 UTC 版)

台湾の人車軌道

戦前、台湾にあった角板山台車

外地だった台湾にも多く存在していた、道路整備前に田舎や蕃地への交通手段として盛んだった。地元では台車(だいしゃ)または軽便車(けいびんしゃ)と呼ばれた。

台湾では1970年代まで人車鉄道が用いられていた[1]。そのほとんどは自動車にとってかわられたが、烏来人車鉄道のように観光用に復活させた例もある[1]

台湾屈指の観光名所九份は「軽便路」という道路があり、それが軌道廃線後、線路敷の一部から転用した道路である。

参考文献

  • 岡本憲之『全国軽便鉄道 失われたナローゲージ物語300選』 JTB、1999年
  • 伊佐九三四郎『幻の人車鉄道 豆相人車の跡を行く』 河出書房新社、2000年
  • 『かつしかブックレット15 帝釈人車鉄道 -全国人車データマップ-』、葛飾区郷土と天文の博物館、2006年

関連項目


注釈

  1. ^ 一方、日本で最後まで営業していた民営の馬車鉄道は、1949年(昭和24年)廃止の銀鏡軌道であるため、日本において民営の人車軌道は民営の馬車鉄道より長くその命脈を保ったといえる。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 藤崎一輝『仰天列車 鉄道珍車・奇車列伝』秀和システム、2006年、114-116頁
  2. ^ 『仙台市史 通史編6 近代1』77頁
  3. ^ 『かつしかブックレット15 帝釈人車鉄道 -全国人車データマップ-』 1頁
  4. ^ 『かつしかブックレット15 帝釈人車鉄道 -全国人車データマップ-』 65頁・76-77頁
  5. ^ 伊佐九三四郎『幻の人車鉄道 豆相人車の跡を行く』 31-34頁
  6. ^ 白土貞夫「南総鉄道」『鉄道ピクトリアル』No.889


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