プレイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/07 04:14 UTC 版)
プレイス | |||||||||||||||||||||||||||
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プレイス Pleuronectes platessa
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pleuronectes platessa Linnaeus, 1758 |
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シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
* Platessa latus Cuvier, 1829
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目次 |
分布と生息域
プレイスの生息する地理的な範囲は、バレンツ海から地中海の沿岸や、北東太平洋、グリーンランドにまで及ぶ。非常によく見られる魚で、水深10mから50mのヨーロッパの大陸棚の砂質および泥質の海底に多く、たいていは水深10mから50mに生息する。日中は堆積物に潜り込むようにして、長い間動かずにじっとしている。最大で水深約200mの場所でも見つかることもあるが、特に幼魚は、非常に浅い沿海まで来る。
塩分濃度が低い環境でも生きることができ、汽水域や淡水域で見つかることもある。
特徴
プレイスの体色は濃灰色から濃茶色で、橙色の不規則で目立つ斑点がついている。下側は白い真珠色である。表皮は滑らかで鱗は小さい。周囲と合うように体の色を変えることができるが、橙色の斑点は常に残ったままである[1]。表皮にはとげはない。
体長は最大で約1mになるが、網にかかる成魚はほとんどが50cmから60cmの間である。記録に残る最大の体重は7kgで[2]、寿命は最長で50年生きた記録がある[2]。
成魚の外形は楕円形で、頭はかなり小さく、全長の25%以下である。先端には小さな尖った口があり、上顎骨は右目の下まで達している。両目は体の右側に偏っている。両目の下の骨稜は、この種に特徴的なものである。側線は胸びれのところで緩くカーブしている。背びれは目の位置まで達している。背びれと尻びれは、尾びれから離れている。尻びれには48本から59本の柔らかい鰭条ととげがある。背びれには65本から79本、胸びれには10本から11本、腹びれには6本の柔らかい鰭条がある[3]。
餌
夜間に活動し、多毛類、甲殻類、二枚貝等を食べる。1歳から2歳の幼魚は主にコエビ下目を食べる。
- ^ Picton, B.E. (2007). Encyclopedia of Marine Life of Britain and Ireland .
- ^ a b Muus, B.J., and P. Dahlström (1974). Collins guide to the sea fishes of Britain and North-Western Europe.. Collins, London. pp. 244 p..
- ^ P.J. Hayward, J.S. Ryland (1996). Handbook of the Marine Fauna of North-West Europe. Oxford University Press. pp. 756. ISBN 0198540558.
- ^ Seafish. On Plate. Fish & chips
- ^ Clover, Charles. 2004. The End of the Line: How overfishing is changing the world and what we eat. Ebury Press, London. ISBN 0-09-189780-7
- ^ "European plaice and sole" [1]
- ^ Greenpeace International Seafood Red list
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