ソフトウェア開発技術者試験 出題範囲

ソフトウェア開発技術者試験

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/21 10:19 UTC 版)

出題範囲

情報技術全般から幅広く出題された。特に重点分野である「コンピュータ科学基礎」については難易度の高い問題も多かった。

ただし、ソフトウェア開発技術者試験では「情報化経営」(現行の応用情報技術者試験のストラテジ系に相当する分野)および「監査」については出題されなかった。

※現行の応用情報技術者試験の出題範囲については、

午前

午後

試験形式

現行の応用情報技術者試験では午前と午後の2部構成となっているが、ソフトウェア開発技術者試験では午前、午後I、午後IIの3科目に分かれていた。また、ソフトウェア開発技術者試験ではすべての問題が必須解答となっていた(現行の応用情報技術者試験では午後試験は必須問題であるセキュリティ以外は選択問題となっている。)。

現行の応用情報技術者試験ではプロジェクトマネジメントシステム監査、ストラテジ(経営戦略)に関する問題も選択可能だが、旧制度ではマネジメントやストラテジに関する範囲は午後試験では出題されなかった(午前試験ではマネジメント分野は出題されていた)。そのため、システム開発者向け試験という性格が現行の応用技術者試験以上に強かった。

出題範囲は前身の第一種情報処理技術者試験の内容に加え、2000年(平成12年)まで実施されたプロダクションエンジニア試験の内容の一部を吸収している。

午前、午後I、午後IIの3科目ともに項目応答理論に基づいて採点され、最低200点-最高800点で評価され、3科目とも600点以上獲得した場合のみ合格となる。

午前

試験時間150分。四肢選択式(マークシート使用)で80問出題され全問解答。出題範囲はコンピュータサイエンスに関する事項が多く、問題のレベルも高かった。また、かつてプロダクションエンジニア試験で出題されていたような開発設計の問題も出題されていた。

600点を基準点とし、基準点以上で午前試験通過となる。基準点に達しなかった場合は不合格で、午後I・午後IIは採点されない。

午後I

試験時間120分。記述式で6問出題、全問解答。「アルゴリズム」「システムアーキテクチャ」「データベースSQLを含む)」「ネットワーク」「情報セキュリティ」「開発技術(情報システムまたは組み込みシステム)」といった範囲から出題され、特に論理的思考力が要求されるアルゴリズムとデータベースの配点が高かった。

600点を基準点とし、基準点以上で午後I試験通過となる。基準点に達しなかった場合は不合格で、午後IIは採点されない。

午後II

試験時間60分。記述式で1問出題、全問解答。例年、かつてプロダクションエンジニア試験で出題されていたような、SQLまたはアルゴリズムに関した複雑な問題が出題されていた。論理的思考力が要求され、本試験で最大の鬼門と言われた。

600点を基準点とし、基準点以上で最終的に合格となる。基準点に達しなかった場合は不合格。

合格者の特典

科目免除又は任用資格など。これには従前の第一種情報処理技術者および後継の応用情報技術者を含む。




  1. ^ 2000年(平成12年)まで実施されていた、高度情報処理技術者試験の区分。アルゴリズムに特化していた。
  2. ^ 例えば、ソフトウェア開発技術者試験では出題されなかった経営戦略システム監査の問題が追加された。
  3. ^ 当時はまだ表計算ソフトの問題が出題されていなかったため、いずれかのプログラミング言語の習得が必須であり、現行の基本情報技術者試験より難易度が高かった。
  4. ^ 第一種情報処理技術者試験の英語名称は、当初“Senior Programmer Examination”であったが、平成7年(1995年)より“Class I Information Technology Engineer Examination”に変更された。
  5. ^ 例えば、警視庁では、警察官採用試験の第1次試験の成績の一部に利用される。資格経歴等の評定(警察官)_採用情報_平成29年度警視庁採用サイト
  6. ^ IPA_独立行政法人_情報処理推進機構:情報処理技術者試験:大学活用(入試優遇)
  7. ^ IPA_独立行政法人_情報処理推進機構:情報処理技術者試験:大学活用(単位認定)
  8. ^ 若狭東高等学校_ジュニアマイスター顕彰制度について
  9. ^ 岡山県立笠岡工業高等学校_ジュニアマイスター顕彰に係わる区分表
  10. ^ 高知工業高等学校HP ジュニアマイスター
  11. ^ 情報処理技術者試験 推移表 (PDF) (IT人材育成センター国家資格・試験部)


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