世界人權宣言とは? わかりやすく解説

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せかい‐じんけんせんげん【世界人権宣言】


世界人権宣言(せかいじんけんせんげん)

1948年12月国連総会採択され宣言だ。すべての人の基本的人権自由について、規範示した

特に、基本的人権目標基準として、世界の国々達成できるよう努力することを決めている。ただし、法的拘束力はない。

参考前文抜粋
国際連合諸国民は、国際連合憲章において、基本的人権人間の尊厳及び価値並びに男女同権についての信念再確認し、かつ、一層大きな自由のうちで社会的進歩生活水準の向上とを促進することを決意したので…
加盟国は、国際連合協力して人権及び基本的自由普遍的な尊厳及び遵守促進達成することを誓約したので…

(2000.10.14掲載


世界人権宣言

人権問題国際社会全体関わる問題であり、人権保障世界平和の基礎であるという考え方主流になり、1948年12月10日国連第3回総会パリ)において、「すべての人民すべての国とが達成すべき共通の基準」として採択され宣言
世界人権宣言は、基本的人権尊重原則定めたものであり、それ自体法的拘束力を持つものではありませんが、初め人権保障国際的にうたった画期的なものでした。
世界人権宣言は、前文30条文からなっており、第1条は、「すべての人間は、生まれながらにして自由であり、‥‥いかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言掲げすべての権利と自由とを享有することができる」とし、第3条から第21条までは、市民的政治的基本権について、第22条からは経済的社会的及び文化的権利等についてうたってます。
その後も、国際人権規約始めさまざまな人権関係諸条約採択され人権侵害対す取組が行われてきました日本そのうち9つ条約締結になってます。

世界人権宣言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 22:30 UTC 版)

世界人権宣言(せかいじんけんせんげん、Universal Declaration of Human Rights、略称:UDHR)は、1948年12月10日の第3回国際連合総会で採択された、すべての人民とすべての国が達成すべき基本的人権についての宣言である(国際連合総会決議217(III))[1]。正式名称は、人権に関する世界宣言


  1. ^ 世界人権宣言(せかいじんけんせんげん)の意味”. goo国語辞書. 2019年11月24日閲覧。
  2. ^ https://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken03.html 「第74回人権週間  令和4年12月4日(日)~12月10日(土)」日本国法務省 2022年12月25日閲覧
  3. ^ 「国際関係学 地球社会を理解するために 第2版」p258 滝田賢治・大芝亮・都留康子編 有信堂高文社 2017年4月20日第2版第1刷発行
  4. ^ Morsink 1999, p. 4
  5. ^ http://www.un.int/india/india%20&%20un/humanrights.pdf Archived 2014年1月12日, at the Wayback Machine.
  6. ^ a b c CCNMTL. “default”. Center for New Media Teaching and Learning (CCNMTL). Columbia University. 2013年7月12日閲覧。
  7. ^ UNAC. “Questions and answers about the Universal Declaration of Human Rights”. United Nations Association in Canada (UNAC). p. "Who are the signatories of the Declaration?". 2012年9月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年6月23日閲覧。
  8. ^ Jost Müller-Neuhof (2008年12月10日). “Menschenrechte: Die mächtigste Idee der Welt” (German). Der Tagesspiegel. 2013年7月12日閲覧。
  9. ^ Peter Danchin. “The Universal Declaration of Human Rights: Drafting History - 10. Plenary Session of the Third General Assembly Session”. 2015年2月25日閲覧。
  10. ^ Glendon 2002, pp. 169–70
  11. ^ Yearbook of the United Nations 1948–1949 p 535”. 2013年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月24日閲覧。
  12. ^ Schabas, William (1998). “Canada and the Adoption of Universal Declaration of Human Rights”. McGill Law Journal 43: 403. http://www.lawjournal.mcgill.ca/userfiles/other/5890478-43.Schabas.pdf. 
  13. ^ 「国際関係学 地球社会を理解するために 第2版」p259 滝田賢治・大芝亮・都留康子編 有信堂高文社 2017年4月20日第2版第1刷発行
  14. ^ 「世界地理大百科事典1 国際連合」p211 2000年2月1日初版第1刷 朝倉書店
  1. ^ a b 現在のベラルーシ。当時はソビエト連邦の構成国でありながらウクライナと共に「ソビエト連邦」とは別枠で、「白ロシア・ソビエト社会主義共和国」(白ロシアSSR)として国際連合に加盟していた。
  2. ^ 現在のウクライナ。当時、同国は白ロシア(ベラルーシ)と共にソビエト連邦の構成国でありながら、「ソビエト連邦」とは別枠で国際連合に加盟していた。


「世界人権宣言」の続きの解説一覧

世界人権宣言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 02:29 UTC 版)

社会保障」の記事における「世界人権宣言」の解説

第二次世界大戦後貧困社会不安戦争惨禍生んだことから、世界人権宣言は前文で「恐怖欠乏からの自由」を、その第22条社会保障人権一つとして明記した。 「全て人は、社会一員として、社会保障を受ける権利有し、かつ国家的努力及び国際的協力により、また、各国の組織及び資源に応じて自己の尊厳自己の人格自由な発展に欠くことのできない経済的社会的及び文化的権利実現する権利有する。」 この項目は、1961年採択され欧州社会憲章1966年採択された『経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約』により基本的人権である社会権一つとして法定拘束力与えられた。

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世界人権宣言

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アウストレジェジロ・デ・アタイデ」の記事における「世界人権宣言」の解説

世界人権宣言の起草にあたっては、国連総会国際連合経済社会理事会から送付され宣言草案審議した第三委員会社会人道文化委員会-The Third Committee : Social, Humanitarian, Cultural)に、ブラジル代表として参画1948年9月30日-12月6日)。第一条審議にあたって別個の提案をし、議論深めるのに貢献した第二十六条教育権利について審議でもアタイデは「全ての人が教育を受ける権利疑い余地がない人類遺産分かち合うことは現代文明の基礎構成するものであり、誰人によっても否定されるべきではない。教育なくして個人自分人格深めることもできないそれこそ人生の目的でもあり、社会の最も重要な基礎になるものなのだ」と述べている。 世界人権宣言の起草委員会議長エレノア・ルーズベルト)の副議長務めたフランスルネ・カサンは、ノーベル平和賞の受賞1968年)の折「この賞をブラジル偉大な思想家・アタイデ氏と分かち合いたい」と話した

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世界人権宣言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 03:08 UTC 版)

4つの自由」の記事における「世界人権宣言」の解説

ルーズベルトの「4つの自由」の概念は、その妻のエレノア・ルーズベルト個人的な使命一部となり、彼女が起草参加した世界人権宣言(国連総会決議217A)の背後にあるインスピレーションとなった実際4つの自由概念は、世界人権宣言の前文明示的に組み込まれており、その中には次のように書かれている。「人権無視及び軽侮が、人類良心踏みにじった野蛮行為もたらし言論及び信仰の自由受けられ恐怖及び欠乏ない世界到来が、一般の人々の最高の願望として宣言されたので、」

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