世界人類風俗人形とは? わかりやすく解説

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世界人類風俗人形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 22:20 UTC 版)

博多人形」の記事における「世界人類風俗人形」の解説

博多人形は、1890年明治23年)の第3回内国勧業博覧会1900年明治33年)のパリ万国博覧会出品され、その名は国内のみならず海外でもたいへん話題となった。現在、東京大学総合研究博物館には、パリ万博話題集めた博多人形技法用いた「世界人類風俗人形」が収蔵されている。これは、1910年明治43年)から1913年大正2年)にかけて製作されたもので、かつては開発者である井上清助の名を付して井上式地標本」とよばれていた。井上は、東京帝国大学人類学教授坪井正五郎松村瞭などの当時第一級学者監修者仰ぎ服飾歴史民族差異を学ぶ人類学民俗学などの教材として人形開発した同種のものとしては、「日本帝国人種模型」がある。 「世界人類風俗人形」は、きわめて彩色豊かに精緻つくられており、当時売価1体あたり1円50銭ほどであったという。 井上清助には、中ノ子家より中ノ子吉兵衛の孫、中ノ子キク嫁入りしており、この際中ノ子家から多く人形型や技法井上清助に渡った

※この「世界人類風俗人形」の解説は、「博多人形」の解説の一部です。
「世界人類風俗人形」を含む「博多人形」の記事については、「博多人形」の概要を参照ください。

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