祝儀

デジタル大辞泉

しゅう‐ぎ〔シウ‐〕【祝儀】

読み方：しゅうぎ

１ 祝いの儀式。特に、婚礼。

２ 祝意を表すために贈る金銭や品物。

３ 祝いのあいさつ。祝意を表すための言葉や歌など。「—を述べる」

４ 芸人・芸者・職人やその他サービスをしてくれた人に与える心づけ。はな。チップ。「—をはずむ」

難読語辞典

祝儀

読み方：シュウギ（ｓｈｕｕｇｉ）

祝いの儀式

隠語大辞典

祝儀

読み方：しゅうぎ

1. 東京地方にて、客が芸妓を招いて遊んだ場合に、芸妓の玉代及び箱代の外に支払ふ一定の金額のことをいふ。本来は客の「心づけ」の意味であつたが、今日では、勘定書に入れて公然と請求することになつて居る。「お祝儀」ともいふ。〔花柳語〕
2. 祝儀は「花代」の外に客から出す手当のこと。「チツプ」である。又「紙花」と称して紙に包んで特別に出すことから云はれる場合もある。「お花」ともいふ。
3. 東京地方にて、客が芸妓を招いて遊んだ場合に、芸妓の玉代及び箱代の外に支払ふ一定の金額のことをいふ。本来は客の「心づけ」の意味であつたが、今日では、勘定書に入れて公然と請求することになつて居る。「お祝儀」ともいふ。
4. 芸妓の玉代や箱代の外に支払う一定の金額のこと。本来は客の「心づけ」の意味であつたが今日では勘定の一部になつた。

分類 東京地方、花柳界、花柳語／東京地方

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

ウィキペディア

祝儀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/07/24 21:33 UTC 版)

祝儀（しゅうぎ、御祝儀・ご祝儀）は、時節や時期や機会や出会いなど、人生や日常においての節目に金品を贈る行為。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

祝儀

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 04:14 UTC 版)

名詞

祝儀（しゅうぎ）

1. 祝賀の式典。祝いの儀式。特に、結婚式。
   • あたしいつか、こちらさまの大旦那の還暦のご祝儀がございましたわね。（岡本かの子『河明り』）
2. 祝意を示すために贈る金品。
3. 祝いの挨拶。
   • 改めて御祝儀を申述べます。（泉鏡花『伯爵の釵』）
4. 芸人や仲居など、奉仕や娯楽を提供してくれた人に贈る金品。
   • いいから此処に泊めろ、祝儀は幾らでもやる。（細井和喜蔵『女給』）
   • 給仕の女に三十銭か五十銭も祝儀を遣（や）ると一度の食事に二円五十銭も取られます。（村井弦斎『食道楽』）

発音^(?)

しゅ↘ーぎ

関連語

• 複合語: 祝儀唄/祝儀歌、祝儀提灯、祝儀の石、祝儀花、祝儀袋

（語義1）

• 類義語: 祝典
• 対義語: 不祝儀

（語義2）

• 類義語: 引き出物
• 対義語: 不祝儀

（語義3）

• 類義語: 心付け、チップ、はな

翻訳

（語義1）

• 英語: celebration ^(en)

（語義2）

• 英語: handsel ^(en)

Weblio日本語例文用例辞書

「祝儀」の例文・使い方・用例・文例

• 彼は通りすがりにお祝儀をした。
• 祝儀不祝儀に
• 女中に祝儀をやる
• 祝儀を述べる
• 新年の祝儀を述べる
• 祝儀不祝儀
• 御祝儀の印しです
• 女中（女給）に祝儀をやる
• これは祝儀だよ
• 召使いに祝儀をやらなければならぬ
• 誕生50日目の祝儀
• 祝儀やかけごとなどで,1万円
• 祝儀の時に贈る酒樽
• 柄樽という,祝儀用の酒樽
• 蓬莱飾りという,新年の祝儀用飾り物
• 神仏に供えたり,祝儀に使うために,お金を紙に包んでひねったもの
• 年末や祝儀の際に配る餅
• 半分が黒または紺色,半分が白色の不祝儀用の進物の包み紙にかけわたす水引
• (市場取引で)祝い事を反影して上げる,御祝儀相場という売買価格