だるま市
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だるまを販売する市が、だるま市として毎年各地で開催されている。少林山七草大祭と厄除元三大師大祭に、毘沙門天大祭か白河だるま市を合わせて日本三大だるま市と称される。 少林山七草大祭(高崎だるま市) 高崎市内にある少林山達磨寺で毎年1月6日~7日に開催される。通称「高崎だるま市」。毎年約24万人の人出があった。 2016年に寺と群馬県神農街商協同組合、群馬県達磨製造協同組合との調整がつかず、開催形態に変化が生じ、2017年には従来のものに代わる行事として1月1日〜2日に高崎駅西口駅前通りで「高崎だるま市」が開催された。 厄除元三大師大祭(深大寺だるま市) 東京都調布市の深大寺で毎年3月3日~4日に行われる寺最大の祭であり、東京最大のだるま市の「深大寺のだるま市」として知られており、「三大だるま市」の一つ。 毘沙門天大祭 静岡県富士市の毘沙門天「今井山妙法寺」で旧正月の7日から9日まで開催される。50万の人出がある。 白河だるま市 JR白河駅前の目抜き通りをメイン会場として開催される。毎年2月11日(建国記念の日)開催。15万人の人出がある。 三春だるま市 福島県三春町の大町おまつり道路で1月第三週日曜日に開催。高柴デコ屋敷で製作された三春だるまが中心。頭が平たく最初から目が入っているのが特徴。 川崎大師だるま市 毎年1月3日開催。 五日市だるま市 JR武蔵五日市駅前の檜原街道で開催される。毎年1月10日開催。 青梅だるま市(青梅だるま展) JR青梅駅前の旧青梅街道で開催される。毎年1月12日開催。 拝島大師達磨市 毎年1月2日~3日開催。 喜多院だるま市 川越大師(喜多院)にて毎年1月3日開催。 前橋市だるま市 だるまや縁起物など、600店もの露店が並ぶ「初市まつり」。毎年1月9日開催。 麻生不動(木賊不動尊)だるま市 麻生不動尊にて毎年1月28日に開催される。 鉾持神社十四日市(だるま市) 長野県伊那市高遠町で室町時代に養蚕の豊穣を祈って始まった祈念祭が、明治の中頃からだるまを売るようになり、だるま市と呼ばれるようになる。旧暦正月14日に行われていたが、少なくとも1979年以降は2月11日に開催されている。毎年2月11日開催。 三原神明市(ダルマ市) JR三原駅北側一帯(広島県三原市東町・館町・本町)で、毎年2月第2日曜日を含む3日間開催される。「神明大ダルマ」が飾られ「だるまくじ」もある。神明市は室町時代末期、ダルマ市は江戸時代末期に始まったという。広島県三原市の公式マスコットキャラクターは「やっさだるマン」というやっさ踊りを踊る大だるまで、大森研一監督の映画『やっさだるマン』のタイトルにもなった。 星辻神社だるま祭り 秋田市大町にある星辻神社で例年4月12日、4月13日に開催される。明治の中頃から厄除けの火伏せだるまとして販売が始まった。祭りの日には雨が降り、火難を防ぐという言い伝えがある。
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