白河だるま
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 14:25 UTC 版)
福島県白河市で生産されているだるま。江戸時代中期、白河藩主松平定信が絵師谷文晁に考案させたのが始まりとされる。地元のだるま製造店では、祖先が谷の図案とお墨付を路金とともに戴き、はるばる京へ「だるま」修業の命を受けて出立した。修業のあかつき眉毛は鶴、髭は亀、耳髭は松と梅、あご髭は竹を表して帰郷したと言い伝えられている。また、文政6年(1823年)の横町絵図に、旧奥州街道沿いの横町で現在もだるま製造業を営む渡邊だるま店の住居、作業所がある位置に「瓦作金七」の名が確認されていることから、この人物が白河だるまと大きく関わっている可能性が高いとされている。 白河だるまはあごひげが長いのが特徴。厄除けと家内安全の利益がある赤だるまと、開運の利益がある白だるまが作られている。年間15万個が生産されている。
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