DMC信者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 06:24 UTC 版)
「デトロイト・メタル・シティの登場人物」の記事における「DMC信者」の解説
メンバーのあらゆる行動を好意的に解釈(勘違い)してくれる妄信的・狂信的、かつ熱狂的なオーディエンス。フリーター、映画監督から根岸の肉親まで、様々な分野に存在する。ほぼ全員が悪魔的な化粧を施したり、露出度が高い服またはゴスロリ・ボンデージ系ファッションを着ているのが特徴。 DMCのためならば時間、予算、職業などの全てを投げ打ってどこにでも駆け付け、X JAPANファンの「We are X!!」を彷彿とさせる「Go to DMC!!」の掛け声の下、非常に高い団結力でDMCを力の限り応援する。 一方で、DMCを罵倒したり蔑んだりする者には子供であろうと容赦なく制裁を下し、他のアーティストのファンと抗争を起こすなど、社会的に問題になりそうな行動も数多く行っている。 ほとんどが名無しのモブキャラクターだが、クラウザーの奇行を強引に正当化する重要な存在として扱われており、 「クラウザーさんに○○なんて関係ないんだ!」 「出たー、クラウザーさんの○○だ~!」 「キサマSATSUGAIするぞ!」 「それはクラウザーさんに対する冒涜か!」 などの名言(迷言)を次々と生み出している。 DMC伝説の半分以上は彼らが勝手に妄想した末に吹聴し広まったもので、その都度根岸が事態を収拾するためクラウザーとなって活動するも、皮肉にもその意図とは逆に逸話の裏付けを作ってしまい、毎回火に油を注ぐ結果になっている。 ファンの鑑 声 - 前田剛 / 演 - 大倉孝二 普段からクラウザーを真似て額に「殺」の字を入れている、体格のいい長髪の青年。本名は不明。一緒に行動している友人らしきインディアンヘアに鼻チェーンの青年(声 - 矢部雅史 / 演 - 岡田義徳)と共に、根岸からは「いつもライブに来るファンの人」と認識されている。 DMCのコピーバンドをやっている姿や、ヒーローショーのスーツアクターなど多数のアルバイトをしている姿が描かれるなど、登場回数・台詞いずれも多く、事実上DMC信者の中心人物となっている。腕っぷしも相当強く、クラウザーに殴りかかったアサトを一撃で失神KOさせ、元プロボクサーのKIVAクルーを傷一つ負わずに倒し、フットサルの試合でインターハイ出場経験者をあっさり抜き去り「レベルが違う」と言わしめるなど、各所で無駄に優れた能力を発揮する。 長らく「ファンなのにクラウザーに犯られていない」ということにコンプレックスを持っていたが、ゴッドとの最終決戦後のライブでクラウザーの手招きを受けてついにステージに上がり、尻を叩かれるという最高の栄誉を授かったことでコンプレックスを乗り越えた。 サタニック・エンペラーで俊彦と知り合い、クラウザーとゴッドの最終決戦の時点ではいつの間にか親しい関係を築いていた。 彼の他、中華料理店「ラーメン 満」で働く辮髪の男、『キン肉マン』の登場キャラクター(バッファローマン、ブロッケンJr.など)にそっくりな風貌の男たち、帽子を被りクラウザー風のメイクをした小太りの女(演 - 小林きな子)、頭の半分を剃りあげた神奈川県内のSMクラブに勤める女などが準レギュラー的存在として登場する。 深津 良太(ふかつ りょうた) 声 - 浜添伸也 病で床に臥せっているDMC信者の青年。イベントに赴く際は髪型をモヒカン刈りにしている。 クラウザー宛にファンレターを送り、そこに「手術が失敗したら生きていけない」と書かれていたことで、クラウザーがわざわざ果物を持って自宅に来訪。クラウザーはレコーディング中だったことから「もしお前が明日手術を受けると約束するのなら、お前のために1秒間に11回レイプ発言を達成してみせる」と宣言、その後宣言通り見事達成するが、病気は風邪で、受ける手術は包茎手術だった。 クラウザーたん 声 - 伊瀬茉莉也 番外編「デトロイト・モエ・シティ」に登場した幼女。クラウザーと同じメイクを顔に施し、額には「しゃちゅ(殺)」と書かれている。本名は戸澤ルナ(とざわ ルナ)。 ライブ会場のロビーでDMCの『メス豚交響曲』を歌い、白い液体(ミルク)を飲み、父親に襲い掛かった(抱きついた)ことで、多くの信者仲間から「将来有望」と称賛を受けた。 戸澤(とざわ) 「極東プロレス」所属のプロレスラーで、クラウザーたん(ルナ)の父親。一家揃ってのDMC信者で、デスレコーズに直接自分の試合への観戦招待を掛け合っている。 一方、ライブ会場のロビーで根岸に「小さい子にはDMCよりもっと違う曲を聴かせてあげた方がいいのでは」と指摘された際には「SATSUGAIするぞ」と凄んでみせた。 YASU インターネットでDMCのファンサイトを立ち上げている管理人。本名他、正体不明。 サイトでは電子掲示板を開設し、まるでチャットのような賑わいを見せている。「最新情報」「ライブスケジュール」「管理人プロフィール」という定番コンテンツの他に「クラウザーさんの伝説とお言葉」「ジャギ様の放火現場」「カミュさんの惨殺ルーム」というアーカイブ的なコンテンツがある。 仁村(にむら) 帰国子女のDMC信者。本業はプロレスラーで、極東プロレスの若きエース。 積極的に盛り上げるようなリスペクト法(クラウザーを呼び捨て、演奏中に乱入しオリジナルの歌詞を挟むなど)で当初は他の信者の反感を集めていたが、上記の「ファンの鑑」との対決の末迎え入れられる。ちなみに、「ファンの鑑」を作中でファンの鑑と呼んだのは彼。 倉本 一樹(くらもと かずき) 富山県出身のDMC信者。信者仲間の女性・葵(あおい)に告白したいというファンレターを受け取った根岸は、彼の恋を実らせるため、デスレコーズ社長からの鉄拳制裁を喰らいながらも「猫が憑依」「地獄の人文字で富山県章を出す」といった滑ったパフォーマンスを行う。しかし彼も「スランプなのでは」と思い込み、葵に「クラウザーさんの唾を取ることができたら付き合ってほしい。最近のクラウザーさんはスランプ気味だから簡単」という旨のプロポーズをしたため、それを聞いた根岸の怒りを買ってしまう。 最終的にクラウザーの唾を取ろうとして捕まり、資本主義の豚にレイプされる「豚の種付けの刑」を受ける。これを見た葵は幻滅し、彼と別れてしまった。
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